鳥渡谷、昔の人は凄かった。

渓谷の名称
鳥渡谷
山域(ピーク)
台高
渓谷の概要
白鬚岳西面の水を集める鳥渡谷は中奥川筋最大の支流であり古くから人との関りが深い場所でもある。それ故に両岸は植林主体で人臭さい面もあるが三本の大滝が遡行する者を楽しませてくれる。通常は下流から中流域がよく歩かれているが時間が許すなら白鬚岳まで詰めてみるのも面白い。
コースタイム
【取水設備】 8:30
【オイ滝】 9:00
【ツボノ滝】 10:20
【取水設備】 11:00
【大鯛滝】 11:35
【取水設備】 12:50
ポイント
【★★☆☆☆(沢1級+)】 特に困難な場所はないと思うが最初のオイ滝は左岸巻き、ツボノ滝は右岸を巻く、大鯛滝の素掘りトンネル付近は崩れている箇所もあって落ちたらただでは済まないから慎重に。
下 山
【★☆☆☆☆(木馬道)】 今は廃道となっている木馬道を伝う、やや不明瞭なところもあるが沢の下山としては高速道路クラスの快適さ。
装 備
一般遡行装備必携、ロープも持参したが使用しなかった。
お勧め度
★★☆☆☆
参加人数
2人
所要時間
約4時間半
天候
晴れ
遡行日時
2017/07/02
地形図
大和柏木
水量
平流
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:滑りやすい 《ヒル情報》:見なかった 《温泉》:かもきみ温泉(600円) 《その他》:


【マイナー沢を求めて】 

ちょっとお疲れ気味の週末、
まだ行ってなくてお気楽にって事でチョイスしたのが中奥川の鳥渡谷。

最初は中奥川本流から入渓する予定だったけど下を覗いて唖然、
多数の〇師が蠢いていてそのまま突っ込んだら何かと面倒そう。

と言う訳で作戦変更、
車で取水設備まで登ってそこから林道を歩いて出合いへと下ります。

【取水設備(8:30)】 



取水設備に駐車して林道を歩いて下る作戦に

屈折点から小尾根を拾って谷床へ、
降り立ったのは出合い5M滝の上だった。



小尾根を拾って谷床へ

【オイ滝(9:00)】 

少し行くといきなり15M滝の登場、
オイ滝やね。



オイ滝15Mは水量多くて結構迫力あり

水量豊富で釜も大きくてなかなか良い滝です。
左岸から巻いて続く堰堤も一緒に巻くけどどっちかと言うと堰堤巻きの一歩が微妙。

苔むしたゴーロから小滝を越えて行く、
艶やかで気持ち良い空間を進むがゴミやらワイヤーやら人工物が目に付いてちょっと残念です。

【ツボノ滝(10:20)】 

やがて左岸に壁が見えてツボノ滝15Mで行き止まる。
ここは右岸から巻き登るけど取り付きがやや滑りやすい。



ツボノ滝15M、左岸の壁が顕著で右岸から巻く

幾つか岩間滝に出会うけどどれも問題なし。



岩間滝群を快適に越えて行く

すると突然の堰堤群、
完全に水路で全くのお手上げ状態です。
ここはあっさり左岸の林道へ逃避行。



突然の堰堤群にお手上げ状態

【取水施設(11:00)】 

取水設備まで戻って今度は上流へ、
10M滝には立派な階段があって有難く利用させてもらいましょ。



取水設備からすぐの10M滝には立派な階段

谷の傾斜が増してよい感じになってきた。
階段状の滝が幾つか続いてシャワーが楽しいところですね。



滝が続いてシャワーで越えて行く

【大鯛滝(11:35)】 

やがて前方に巨大な岩壁が、
そしてその基部に大滝が鎮座してました。

2段35Mの大鯛滝です。
岩壁に囲まれた堂々たる風格はこの谷の盟主と呼ぶに相応しい。



前方に岩壁と大滝が見えて大鯛滝に到着

この滝の見所はもちろん滝と大岩壁のコントラスト・・・、
なんやけれども実はその岩壁の中を昔の木馬道が通っていて素掘りで抜いてるんです。
そのトンネルを確認して潜ってみるのも今回目的の一つなんですよね。

左岸のブッシュ帯を慎重に登って無事木馬道に合流、
目の前にぽっかりと開いた穴、
横は数十メートルの絶壁。

よくもまあこんなところにトンネル掘りましたねぇ、
人里離れた山奥で道具や機材も満足じゃなかったでしょうし、
昔の人の活力はほんま半端ないですわ。



これが噂の素掘りトンネル

トンネルを抜けたところがザレザレで結構怖い、
鉄杭や踏板が散乱してて昔はそうとう気合の入った道やったんやろね。

滝上は一転した穏やかな渓相、
もうちょい進んでも良かったんやけど何だかじじむさい感じであっさり遡行終了。



滝上であっさり遡行を打ち切った。

で、行きにあるものは帰りにもある。
またもトンネルにビビリながら帰路につきました。



はい、行きにあるものは帰りにもありますね。

下山はそのまま木馬道を伝います。
やや崩れている部分もあるけど基本は水平道なので同じコンタで探せば見つかります。

【取水設備(12:50)】 

最後は階段から林道へと降りて高速下山となりました。

【木馬道の立派さに感動】 

大鯛滝に刳り貫かれた素掘りのトンネル、
これはほんまに凄かった。

あの壁のあの部分にトンネルを掘ろうなんて発想が凄い、
昔の人のバイタリティには頭が下がる思いです。

今日はええもん見せてもらいました。
お疲れ様でした。

余談やけど帰りの林道で行きしには無かった大岩が落ちてて唖然、
なんとか動かせたけどこれもうちょい大きかったらヤバかった。

更に中奥林道に出る手前で行きしには無かった大木が道を塞いでて唖然、
なんとか動かせたけどこれもうちょい太かったらヤバかった。

今日はついているのかいないのか?・・・。



遡行図




*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。

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