岳でガクガク震えた滝谷遡行。

渓谷の名称
滝谷
山域(ピーク)
鈴鹿
渓谷の概要
鈴鹿の中部、御池川と茶屋川に挟まれた山域の『山の神峠』から南に流れる滝谷、その名は出合いすぐにある滝から来ているのだと推測できる。あまり遡行の話題に上る谷ではないが中流域にもちょっとした連瀑を持っており二次林の美しさもあって気持ち良く遡っていける。またこの付近は地質が複雑で変化する岩質に目を向けるのも面白い。
コースタイム
【駐車地】 9:45
【二俣(Co550m)】 11:05
【山の神峠】 12:40
【駐車地】 15:00
ポイント
【★★☆☆☆(沢1級+)】 とにもかくにも出合いすぐの8M滝が全て、右岸を巻き気味に登るが岩が脆くて注意が必要、左岸に巡視道が来ているので安全を期するなら廊下の入口から巡視道を伝う事になる。また直登も可能と聞く。上部の廊下には連瀑帯があるが全て直登可能。
下 山
【★★☆☆☆(登山道あるが・・・)】 下山は山の神峠から稜線を岳(ダケ)方面に向かい鞍部から黄和田へと下る。黄和田への道は不明瞭でガレに覆われた岩谷川を下降する羽目になってしまったが谷中は5Mくらいの滝が一つあるだけで下降には問題ない。
装 備
一般遡行装備必携、出合いすぐの8M滝を登るならロープが必要。靴はラバーソールを着用したがフリクションは中の下くらい、渓中上部の流紋岩帯はやはり滑りやすいと感じた。
お勧め度
★★☆☆☆
参加人数
2人
所要時間
約5時間
天候
晴れのち時雨
遡行日時
2016/11/03
地形図
竜ヶ岳・御在所山
主な地質
複雑に変化する
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:普通 《ヒル情報》:見なかったが・・・ 《温泉》:十二坊温泉(600円) 《その他》:今回は11月と言う事もあって蛭は見なかったが夏期は要対策。


【マイナー谷第二弾】 

もう9時だと言うのに国道の温度表示は7度になっている。
寒い、もう沢の季節は終わったのか?。

【駐車地(9:45)】 

今日はマイナー沢第二弾で茶屋川の滝谷にやってきた。
出合いは山が立っていてなかなか良い雰囲気やね。



駐車地から見えるの切れ込みが滝谷です

『京の水』を少し超えたところのガードレール切れ目から降りて行く、
しかし茶屋川沿いは崖になっているので少し東側から回り込んだ。

出合いからいきなりの廊下、
大岩の隙間から滝が見えている。

近寄ってみると結構悪相な感じです。
直登出来るみたいだけど今日の気温でシャワーは却下、
右岸を巻き気味の登る。

ところが岩がボロボロでワンポインドだが結構怖い、
登ってみると「あれ?」左岸に巡視道と鉄橋が見えてるやん。
どうやら廊下の入口から来てるみたいなので自信ない人はそっちの方が賢明か?。



右岸から巻き気味に登るが岩がボロボロで結構悪い

やがて石垣の水路が見えて来た。
導水橋の下を潜れば谷は開けて穏やかな感じとなる。



導水橋の下を潜り抜ける

ゴーロの中に時折小滝が出てくるだけだが二次林の林が何とも美しいですね。



流れは平凡だが鈴鹿らしい二次林の林に癒される

あっ、ブナシメジ発見!。
栽培ものは群生してるけど天然ものの株立ちは比較的珍しい。



栽培物と違って株になるのは珍しいブナシメジ

やがて5M滝が登場、
巻くも登るもお好み次第。

えっ私?、
シャワーは嫌なんで右岸巻き(^^;。



5M滝はシャワーなら直登可能

やがて廊下の気配、
谷は右折して2段10M滝が登場。

ここもお好み次第だけど釜が深いので流芯直登は結構濡れますよ。
でも左岸の張り出しからなら大丈夫!。



廊下の中に2段10M滝、濡れる覚悟なら直登可能

【Co550m二俣(11:05)】 

上は二俣で小さい釜に左右から滝となって落ちていた。
ここはなかなか良い雰囲気です。
右の本谷を進んで6M滝と7M滝を快適に直登する。



この辺りは良い雰囲気で楽しいところ

ちょっと間を置いて細い渕の奥に4M滝、
渕をへつって直登、楽しいですね。

これで核心は抜けたみたいですっかり穏やか、
下部は黒い岩が多かったけどこの辺りから白くのっぺりした流紋岩が目立ってくる。
そう、ラバーソールと相性の悪いアイツです(^^;。

でもこの岩質の変化も遡行していて面白いところ、
滝だけじゃなく植生や地質の変化に目を向けるのも楽しいんですよね。

最後は湿地状の源流から山の神峠に着いた。



細い渕の奥に4M滝、これを越えると源流の趣

【山の神峠(12:40)】 

峠に出ると北風が凄い、
鉄塔に当たってグオーングオーンとうなり声のような音を立てている。
空は鉛色、時折頬を叩く雨に霙が混ざっている。
あかん、なんちゅう寒さや(^^;。

景色のよいところで休憩するつもりやったけどこれは無理、
じっとしてるとガクガクと震えてしまう。

速攻下山や。



山の神峠の鉄塔、寒い・・・

下山は登山道を岳(ダケ)方面に進んで鞍部から黄和田に降りる算段、
ちょっと遠回りやけど黄和田城跡が見てみたかったのよね。

予定通り鞍部から黄和田方面に下るけど道が不明瞭になった。
沢屋のいけない性分でだんだん探すの面倒になってつい谷へ下ってしまう。

まあいっか・・・、
谷はガレたゴーロで歩き難いけどよく見ると石灰やん。
地質の変化を楽しみながらどんどん下って行くと巨大な堰堤が見えた。



道を外してしまいガレたゴーロをどんどん下って行く

あらら、堰堤はちょっと想定外、
両岸立ってたら面倒そうやな・・・。
ちょっと心配したけど右岸に道があり一安心。

黄和田城は戦国大名京極氏の築城で古くは交通の要所であったとの事、
今はひっそりとしているけど整然と幾重にも積まれた石垣が当時の繁栄を物語っています。

【駐車地(15:00)】 

後は黄和田、杠葉尾と集落を抜けて駐車地に戻り着いた。
かなり寒かったけど今日も良き一日に感謝。



遡行図




*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。

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