流星群再び、東俣谷遡行。

渓谷の名称
東俣谷
山域(ピーク)
台高
渓谷の概要
台高北部、迷岳から桃ノ木平へ続く稜線辺りから南へと急落する東俣谷(大熊谷第二支流とも呼ばれる)、地形図にも描かれる2本の大滝を始め数多の滝を有しており出合いから遡行終了点(林道)までまったく緩みが無い、あまり遡行記録を見ない谷だが台高の名渓として賞賛したい。技術的にもそれ程難しくないので手軽さと充実感で一押しの谷である。
コースタイム
【東俣谷出合い】 08:00
【二俣】 10:15
【奥の二俣】 11:40
【林道合流点】 12:30
【大熊谷出合い】 15:00
ポイント
【★★☆☆☆(沢2級)】 ポイントは二本の大滝をどう巻くか、不動滝は左岸から巻いて壁に詰まったところで折り返せばドンピシャ落ち口、夢幻滝は右岸ルンゼを登るが傾斜の強いワンポイントがある。連続する大滝は圧巻で見所満載だ。
下 山
【★★☆☆☆(林道だが長い)】 とにかく長い林道歩き、途中P890mからCo620m付近まで尾根をショートカット、鹿除けネットに沿って下って行く。
装 備
一般遡行装備必携、ロープは無くても可能だが地形が厳しいので念のためにも持参したい。
お勧め度
★★★★★
参加人数
2人
所要時間
約7時間
天候
晴れ
遡行日時
2016/07/18
地形図
七日市
主な地質
DATEなし
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:普通 《ヒル情報》:生息 《温泉》:大宇陀温泉あきのの湯(850円) 《その他》:大熊谷界隈は蛭が多い、この谷も巻くと必ず一匹は付いてくる感じだった。


【リクエストで再び】 

先週、まんま氏の言葉「素晴らしすぎました」。
そのメールを見てジオン君がどうしても東俣谷に行きたいと言い出した。
私は二回目だが確かに良い谷だった記憶がある。
ならリクエストにお答えして行きましょか!。

犁谷公園で目覚めると快晴の空、
今日は暑くなりそうだ。
大熊谷の出合いに移動して駐車する。

【大熊谷出合い(7:45)⇒東俣谷出合い(8:00)】 

大熊谷林道を15分で東俣谷の出合い、
適当に河原に降りて入谷。



快晴の空、今日は暑くなりそうだ

最初は暗くて陰気な雰囲気だけど暫く進むと2段15M滝、
こいつは快適にシャワークライミングで突破。



シャワーで快適登攀、水の冷たさが心地よい

すぐに3段30M滝が登場、
ここは前回Nちゃんが直登を試みて敗退した滝だ。
頑張っても時間食うだけだし今回は明瞭な踏み跡を巡ってあっさりと右岸巻き(^^;。



3段30Mは明瞭な踏み跡であっさり右岸巻き

【不動滝(8:45)】 

幾つかの斜瀑を超えると突然明るく開けた空間が、
そしてその奥に昇竜のような大滝、
何回見ても絶景空間やわ。
初見のジオン君は口を開けて呆然としてる。



不動滝、天に登る龍が如く白い身体を輝かせる

しばし見とれて巻きは左岸から、
傾斜の緩いルンゼ状をどんどん登って壁に詰まったところで折り返し、
踏み跡を巡ればドンピシャの落ち口だった。

この巻きルートは滝見道も兼ねているようで岩場には銅線?みたいなワイヤーが張ってある。

【夢幻滝(9:30)】 

不動滝から次の大滝(夢幻滝)まではすぐ、
夢幻滝は流星群のような白い尾が印象的で美しさは最上クラスではないだろうか。
まったくこの谷の滝群は素晴らしいの一言やわ。



夢幻滝、流星のように余韻を残して流れ落ちる。

巻きは右岸のルンゼから、
中間部でちょっと傾斜の強い箇所がある。

前回は強力面子で何も考えず登ったけど下を見るとジオン君が固まってた。
自慢のオールレンジサイコミューアームも届かないらしい(^^;。

仕方なく上から有線で誘導した。
ジオン君の能力はまだ未知数やししゃあないね。

上を見ればハングした物凄い壁、
高さ100mくらいあるんちゃうやろか?。
幸い右手が開いていてここもドンピシャ落ち口やった。

まだまだ変化が続いて凄い廊下の中に15M滝、
一見やばそうやけど左岸側が階段状で優美な15M滝が落ちる。
ここはその滝際を登って超えた。



険悪そうな廊下に15M滝、ここは左岸側の滝際を登る

滝上の左岸は台地のある炭焼き跡、
ちょうど二俣の地点やね。

【二俣(10:15)】 

左俣に入るとすぐに30M滝が見えた。
巻きは右岸の踏み跡を巡る。
落ち口には飯場跡、レンガ造りで昔は立派な施設だったに違いない。



二俣からすぐの30M滝、右岸から容易に巻く

下流部は大滝祭りだったけどここからは廊下の谷っぽくなる。
まあ悲壮感ある雰囲気じゃないので楽しく遊べる場所やけどね。



廊下の3Mを超えて12M滝は右岸を小さく巻き登る(シャワーも可能やと思う)

3Mを超えて12M滝は右岸を小さく巻き登る。



廊下の奥に7M滝、前回は左手を進んだ気がするけど・・・

谷はS字にうねって奥に7M滝、
前回は左手のスラブっぽいとこを登って滑った記憶があったけど今回はシャワーで突破!、
季節にもよるけどこっちの方が断然楽やと思う。



シャワーで登る方が断然楽やった。まあ季節や水量次第やけど・・・

お次は堰堤状の8M滝、
左右どっちも巻けそうやけど前は左岸を巻いた気がするので今回は右岸巻き。
たぶんこっちの方が簡単。



堰堤状8M滝は右岸巻き、簡単。

続く連瀑を快適に超えると奥の二俣に到着。
林道に近い右俣へと進む。

【奥の二俣(11:40)】 



最後の連瀑帯は快適!

ちょっとした小滝を超えるとガレが目立ってくる。
水も切れそうなのでまったりとお昼の休憩タイム。
最後は草斜面を喘いで暑い林道へと飛び出した。



草斜面を喘いで林道へ、暑い・・・

【林道(12:30)】 

さてここからの林道歩きがある意味核心か?、
とにかく長いったらありゃしない。

途中、P890m付近からCo620m付近まで尾根をショートカット、
P890m付近は伐採されてて歩き辛いけど尾根に入ると踏み跡あり、
鹿除けネットに沿ってどんどん下って行く。
Co620m付近までくると左手に林道っぽい斜面が見えるので適当に降り立った。



鹿除けネットに沿って下って行く

でもまだこの先は長い、
どっか良いショートカットを探したいけど、
この辺りは岩壁地形が多くて変な尾根を降りるのはリスクが高い。
なので時間はかかっても林道下山が無難なんよね・・・。

みっちり2時間半歩いて15時に大熊谷出合いへと戻り着いた。

【やっぱお勧めの谷やね】 

二回目の訪問やったけどやっぱ東俣谷はお勧め度最上位やわ。
大滝に廊下に連瀑、全く遊びがない。
それほどの内容でありながら遡行自体はそれほど困難もなく渓谷美を満期できるしね。

自然ってほんま素晴らしい。
帰りのラジオから関西は今日梅雨明けやって、納得の青空。



遡行図




*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。

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