相当遅い足慣らし、八王子谷右俣遡行。

渓谷の名称
八王子谷右俣
山域(ピーク)
湖北(三重嶽)
渓谷の概要
湖北の三重嶽から武奈ヶ岳周辺の水を集める八王子谷、この界隈では比較的広い流域面積を持っている。下流部は小粒ながら廊下があり中流部は小滝の連瀑が楽しませてくれる。大きな滝はないが両岸は雪国特融の泥壁で巻き難く直登勝負だとやや渋い場面もある。しかしながら手頃な内容と植生の良さで日帰り沢としては十分満足できるだろう。
コースタイム
【ワサ谷橋】 8:00
【八王子谷出合い】 8:20
【Co382m二俣】 9:30
【Co480m二俣】 10:25
【三俣】 12:00
【P855m】 13:50
【ワサ谷橋】 16:25
ポイント
【★★☆☆☆(沢2級)】 前半は廊下、右俣に入ってからは小滝の競演が楽しめる。滝の落差はないがバランスの必要な滝が幾つかある。両岸は草付きで巻き難い部分も多く見た目以上に楽しめる谷だ。
下 山
【★★☆☆☆(登山道あり)】 登り着いたP855m付近から高島トレイルを経由してワサ谷登山道で下山、高島トレイルは近年人気があり道標も踏み跡もしっかりしていて迷う心配はない、ただP812mへの登り返しには閉口するが・・・。
装 備
一般遡行装備必携、滝を登るならロープもあった方が良い。
お勧め度
★★★☆☆
参加人数
2人
所要時間
約8時間半
天候
晴れ
遡行日時
2016/07/10
地形図
熊川
主な地質
DATEなし
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:普通 《ヒル情報》:見なかった 《温泉》:朽木温泉てんくう(600円) 《その他》:2016年7月現在、林道角川線は通行止めで石田川ダムから歩くことになる。


【相当遅い沢慣らし】 

7月も半ば、今年はずいぶん遅い沢慣らしになってしまった。
冬場も殆ど動いてなかったし全然歩けないんやろなぁ・・・

行先は湖北の間谷、
この界隈は春に山菜目当ての偵察で来たのだが、
標高の割に植生が豊かで好感を持った。
という訳でこの山域を選んだのである。

前夜、ジオン君をピックして石田川ダムへ、
なんと春は通行可能だった林道が通行止め。
ダムから間谷まで歩くと1時間以上はかかる。
往復だと2時間以上プラスってことだ。

さすがにそれは辛いってことで一本手前の八王子谷に変更した。

【ワサ谷橋(8:00)⇒八王子谷出合い(8:20)⇒Co382m二俣(9:25)】 

朝、森林組合の軽トラが林道から出て来たのでダメもとで聞いてみる。
するとワサ谷までは行けるとの事でこれ幸いと車でアプローチ。
8時20分、八王子谷に入渓。

堰堤2基を右岸から越えて行くが水量が多い、
紀伊半島は豪雨だったし湖北もかなり降ったに違いない。



水量がかなり多い

最初の廊下、3M滝はいきなりの泳ぎで突破、
あとは小滝ばかりだし全てシャワーで直登だ。



3M滝でいきなりの泳ぎ

次の廊下は抜けの4M滝が微妙で左岸巻き、
それ以外は快適に遊べる。



次の廊下も楽しく遊べる

廊下が終わるとCo382mの二俣、
左(八王子谷)、右(一ノ谷)と名前を変えるが右俣に入る。

【Co382m二俣(9:25)⇒Co480m奥ノ二俣(10:25)】 

一ノ谷に入ると1Mくらいの小滝が続くが突破は容易、
もしかしてこんな感じのままで終わる?(^^;。
右岸に大岩と台地を見ればCo480mの奥ノ二俣、
本流だと思われる左俣に入る。



明るい感じの2段6M滝

【Co480m奥ノ二俣(10:25)⇒三俣(12:00)】 

相変わらずの小滝巡りだがCo550m辺りから傾斜が強くなる。
両岸草付きの中に4M滝が二本、
一見容易そうだが中間のトラバースが厄介でロープを出した。



4M滝が二本、下から見ると容易そうだが・・・



中間のトラバースが微妙でロープを出した

5M、イナズマ状の3段8Mを快適に超えると前方に8M滝、
両岸にルンゼが入っていてちょうど3俣になっている。
この滝、落差はないんだけど横に長い壁を持っていてちょっと難儀しそう。



イナズマ状の滝は快適シャワーで登る

【三俣(12:00)⇒P855m(13:50)⇒ワサ谷橋(16:25)】 

まずは左岸のルンゼから突破を狙うもズルズルであと一歩が出ない、
仕方なく右岸に転じて立ち木頼りで巻き上がる。
ここも泥付きが微妙でロープを出した。
続く4M滝もやり過ごして懸垂で谷に戻る。



三俣の8M滝は右岸から巻くがズルズルで微妙

これで核心は抜けたか?、少し空が近くなってきた。
それにしても久々の歩きでバテ気味、どうも足取りが重い。
溝状になった谷を進んでCo800m付近で右岸の斜面に取りつくが、
草原状で草の茂る斜面は滑ってしんどいったらありゃしない、
そうとう頑張ってP855m付近に登り着いた。



草原状の斜面を詰めるとP855m付近に出る



途中の池にはモリアオガエルの卵が!

あとは完全登山道なので安心感満載なんだけど、
P812mへの登り返しは尋常じゃない苦しさ、
夏場に縦走するとこんなにもしんどって再認識やわ。

ワサ谷道に入ると下り一辺倒なので暑さはマシになるけど、
今度は膝が痛くなってきた。

あかんもうこれが限界やわ・・・、
って泣きそうになった頃ワサ谷橋にたどり着いた。

【体力が・・・】 

それにしても最後はバテバテになった。
半年くらい全然歩いてなかったから仕方ないとこやけど、
世間はすっかり沢シーズンになってるし早く体力を戻さんとあきませんわ(^^;。

2016年の沢シーズンがようやく始まりました。
今年もご安全に。



遡行図




*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。

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