結構遊べますよ、小谷川遡行。

渓谷の名称
小谷川
山域(ピーク)
大峰
渓谷の概要
大峰の中部、白川又川の北隣に位置する小谷川は流域も短く林道も敷設されていて一見すると遡行の対象になるとは思えない。しかしいざ入渓してみると発達した廊下の中に美しい滝と釜が連続していて楽しい遡行フィールドを提供してくれた。下山は林道が使える上に入渓までのアプローチも楽で日帰りで美味しいところが一杯詰まった秀渓ではないだろうか。
コースタイム
【林道車止め】 9:20
【第一廊下6M滝上】 10:35
【第二廊下20M斜瀑下】 11:20
【堰堤上】 13:00/14:30 ※沢講習と昼食で1時間半ほど休憩
【林道車止め】 15:45
ポイント
【★★★☆☆(沢2級)】 殆どの滝がカット&トライで技量に併せての登攀が可能だ。ただし直登する場合はやや手強い部分もありそれなりの装備を持参した方が安心だろう。
下 山
【★☆☆☆☆(林道)】 下山は林道伝いで楽々。
装 備
一般遡行装備必携、ロープも必携、滝を直登するなら登攀具もあった方が安心できる。
お勧め度
★★★★☆
参加人数
4人
所要時間
約6時間
天候
晴れのち曇り
遡行日時
2015/08/12
地形図
弥山・釈迦ヶ岳
主な地質
等量砂岩泥岩互層
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:良好 《ヒル情報》:見なかった 《温泉》:上北山温泉が近い(600円) 《その他》:特になし


【色々あって小谷川へ】 

色々あって久々に元?クラチームと小谷川へ、
聞けば最近釣りに目覚めたらしく沢力も磨きたいとの事。

8時過ぎに道の駅『上北山』で合流して小谷川林道の車止めまで10分ほど、
この超お手軽アプローチがイイネ!。



林道車止めよりスタート

【林道車止め(9:20)】 

林道を少し歩いて橋の左岸から入渓、
最初はゴーロやけど石灰混じりで白い岩が多くてなかなかの渓谷美。



なかなかの美渓やね



シャワーを交えて快適に遊べます

いくつかの小滝を快適に越えると前方には8M滝、
その上には2段40Mが見えるけどこれは支流で本谷は右折して6M滝を落とす。



8M滝を直登すれば本谷は右折して6M滝へと続く

8M滝はシャワーを浴びて流水直登、
ホールド豊富で簡単だけどメガネが濡れて視界が悪い(^^;、
初心者もいるし今思えばロープ出せば良かったな・・・。



6M滝は念のためロープを引いて左岸を巻き登る

続く6Mは反省して最初からロープを引いて左岸を巻き登る。
ロープシステムが判らないと言うのでFIXやプルージックの説明をするのに時間を食った。
俺、リードやし先に上がっちゃうけど下は大丈夫やろか?(^^;。

【第一廊下6M滝上(10:35)】 

更にCS6M滝の左岸を絡んで大岩の上に登ると右岸が大きく抉れた6M滝、
その上に10M斜瀑、CS5Mと続く三連滝だ。
この辺りの景色は磨かれた岩肌と深い釜が連なってなかなかの桃源郷、
こんなお手軽アプローチでこんな絶景が見れるとは予想外の驚きやね。



6M滝から続く三連滝は纏めて直登

ここはロープを出して三つ纏めて直登する。
最初の6Mはカムを決めて続く10M斜瀑は中央のクラック沿いにロープを伸ばす。



ロープを出して中央の凹角から突破

ラストのCS5M滝は右手から岩間の上に出て後続確保、
まあ元々私より登れるボルダラー達やしシステムはさっき練習したんでだいぶスムーズになって来た。

更に続く8M滝は釜を泳いで右岸のガラガラした岩場を登る。
ここは階段状でなかなか楽しいところだった。



釜を泳いでガラガラ岩を楽しく登る

これで一旦落ち着くけどまたすぐに壁が見えて来た。
特に左岸の壁が凄くて高さ50m以上ありそう。
下には20Mの斜瀑があってここから第二廊下に入る感じやね。

【第二廊下20M斜瀑下(11:20)】 

その斜瀑は傾斜が緩いのでフリクションを効かせて行きましょう。



フリクションを効かせて行きましょ!

続く大釜の8M滝も左手から釜をへつって直登する。
ここはヌメヌメで滑り易いかも!?。



大釜の8M滝を左手から登る

上で左岸から8M滝が流入する。
割と見栄えがするので一見するとこっちが本筋と間違えそうだ。
でも本谷は左折して美しい釜を持った5M滝、
ここは快適に直登やね。



この辺りの渓相は美しい

これで第二廊下は終了。
一旦平流になるけど渕とナメ滝を皮切りにまた変化の兆し。

するとちょっと手強そうな7M滝が出てきた。
どうしよか・・・、突っ込めば何とかはなりそうやけど・・・、
でも今日は練習遡行やし巻きも体験しないとね(^_-)、
てな事であっさり左岸を巻く事にした。
いやー、実は結構冷えてて泳ぐのが億劫やったんですけどね(^^;。



7M滝は泳ぐのを嫌って左岸を巻いた

谷に戻る時は懸垂下降のお勉強、
K氏は初体験だと言ってる。

そりゃ知りませんでした。大丈夫かな?(^^;。
一応基本動作を教えていきなりの実践下降、
まあ傾斜の緩い斜面やから失敗しても何とかなりそうやしね。

そこから先も釜と滝が続くけど全て直登で大丈夫。
無粋な堰堤を左岸から巻くと何だか荒れた感じのする河原になった。



無粋な堰堤を越えたら荒れた感じの河原になる

【堰堤(13:00/14:30)】 

堰堤上は三又で右岸から25M滝が入り本来なら美しい場所かもしれないが、
その奥で林道から落としたと思われる砕石が谷を埋めつくしている。

この感じだともう遡行って雰囲気じゃないな・・・、
なら時間も早いしここでシステム講習も兼ねた大休憩と行きましょ。

そんなこんなで1時間半ほど遊んで下山開始、
左股のコクワ谷に入りガレガレの斜面を登って林道へと飛び出した。

後は林道を歩くだけなんやけど地形図で見るよりも長く感じる。
九十九折れを適当にショートカットしながら15時45分に車止めに戻り着いた。

【短いけど楽しい谷】 

最初どうなるかちょっと不安やったけど無事に下山完了。
終わってみれば楽しい遡行でしたね。

谷は短いけど楽しい場所がぎゅっと詰まってて手軽に遊べるしね。
なかなかの秀渓なんじゃないでしょうか(^_^)v。



遡行図




*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。

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