鈴鹿のカクレ谷、2015年の沢始めってまだ1月やん(^^;

渓谷の名称
カクレ谷
山域(ピーク)
鈴鹿(長坂の頭)
渓谷の概要
鈴鹿南部、長坂の頭(P610m)付近から流れるカクレ谷は地形図で見る限り全く特徴の無い小谷だが中々どうして随所にナメや滝があって想像以上に楽しませてくれた。また下山にも鬼ヶ牙等の見所があって飽きさせない。
コースタイム
【石水橋】 10:40
【核心8M滝】 11:35
【長坂の頭】 13:40
【石水橋】 15:20
ポイント
【★★★☆☆(沢1級+)】 核心部の8M滝をどう処理するかがポイント、滝にはハンガーボルトが2本打ってありそれを起点にアブミを交えた人工登攀で越えた。もちろん巻く事も可能だろうが短い谷だけに出来るだけ直登で行くのが面白いだろう。
下 山
【★☆☆☆☆(登山道あり)】 下山は長坂の頭(P610m)から鬼ヶ牙(P488m)を経て石水橋へと下る。明瞭な登山道が通じているが花崗岩のザレ場もあるのでフェルトソールでの下山はスリップに注意!。
装 備
一般遡行装備必携、核心8M滝を登るならロープも必携
お勧め度
★★★☆☆
参加人数
2人
所要時間
約5時間
天候
晴れ
遡行日時
2015/01/25
地形図
伊船
主な地質
花崗岩
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:良好 《ヒル情報》:見なかった 《温泉》:さつき温泉(500円) 《その他》:特になし


【最速!?、1月の沢始め】 

「月に一回くらいは沢に行きたいな計画」の要綱に添って1月も遡行する事になった。

とは言っても寒さにビビッて決行を決断したのは前日になってから。
1月に遡行するんは初めてやけど大丈夫やろか?。
寒くないやろか?。
雪とか積もってないやろか?。
雪崩れの心配はないやろか?。
噴火は?、津波は?、火砕流は?、土石流は大丈夫か?。
変な人達と遭遇して拘束とかされないやろか?。
ネガティブな妄想ばかり膨らんでいく・・・。

行き先は鈴鹿南部の『カクレ谷』。
チョイスの理由はズバリ水がなさそうだから(^^;。
「そこまでして冬に沢行きたい?」と言われたら返答に困るけど、
まあ名前だけでも『谷』と付く場所に行きたかったて事で。

そんな訳で7時半に大阪駅を出発。
石水橋付近の登山口には10半前に着いた。

【石水橋(10:40)⇒核心8M滝(11:35)】 

本当は石水橋からすぐ入渓するつもりやったけど結構水量が多い・・・。
こりゃ濡れないと進めません。
それはあっさり却下して林道を行く。



けっこう水量多いんですけど・・・

堰堤の上で谷は左折、その付近で左岸から入る谷がカクレ谷だ。
入り口はちょっとゴルってて藪っぽいので右岸の踏み跡から入渓。
情報では殆ど水無いって話やねんけどまあまあ水ありますやん・・・。
濡れるのは嫌やけど全く枯れ枯れなんも味気ないからまあ許容範囲としよう。

しばらく平凡だが右岸にボロボロの壁を見る辺りから変化して8M滝が登場。
ここは中央の張り出しに立ち木があって容易に越えられる。



最初の8M滝、中央の立ち木を頼りに登る

続いては8M斜瀑、凸状を登るがちょっと滑りやすい気がする。
なもんでラビオ君のサポートが必要?と思って振り返ったら普通に登って来た。
うんうん、早くも修行の成果が出て来ているようやね!。



続く8M斜瀑、凸部を登って行ける

ちょっとしたナメがあって4M滝の左手を登ると斜瀑が連続、
登りは簡単なんやけど滑っているし傾斜もあるのでスリップには注意が必要だろう。



4M滝を越えると滝とナメが連続

谷は左折してすぐに右折、廊下状の奥に袋小路の8M滝が見える。
なるほど、これが核心と言われる8M滝やね。

【核心8M滝(11:35)⇒長坂の頭(13:40)】 

さてどうしたもんか・・・。
巻くなら少し戻ってって感じやけど短い谷やし時間の許す限り積極的に行きたい。
見回すと流れの右手、のっぺりした壁にハンガーボルトが2本打ってある。
それにしてもこんな場所にハンガーまで打って直登とは、
その人はよっぽど思い入れがあったに違いない。



この谷の核心部、8M滝



ハンガーボルトが2本、アブミをセットして登る

まああるものはありがたくって事でハンガーにスリングアブミをセット、
人工を交えて突破した。
そこから先にも5M、1M、5M滝と続くがそれなりに絡んで行く。

先の5M滝で少し飛沫を浴びたがめっちゃ水が冷たい。
なんやこの冷たさは・・・って思ってたら雪が出てきた。
興奮して雪にダイブするラビオ君。(すぐに寒い寒いと後悔してたけど)
私は見るだけにしといて良かった。



岩の裂け目みたいな滝を越える

右岸からシャワーを落とす裂け目みたいな5M滝の隙間を登れば上は二俣になる。
どっちも似た感じだが左俣の方が水量多いのでそっちへ進もう。
やがて水も切れ雪混じりの斜面を詰めれば『長坂の頭』から少し南に振った尾根上に飛び出した。



雪混じりの斜面を詰めれば長坂の頭はすぐ

【長坂の頭(13:40)⇒石水橋(15:20)】 

下山は長坂の頭から東に延びる尾根を伝う。
尾根には明瞭な登山道も通じているが花崗岩のザレ斜面は沢靴の苦手なケース。
スリップに注意しながら慎重に下る。



鬼ヶ牙名物の人面岩

途中にある『鬼ヶ牙』の人面岩?鬼って言うよりしかめっ面のおじいさんみたい。
あとは急傾斜もなく淡々と下って車の前にドンピシャ下山となった。

【予想よりも楽しい谷やった】 

行く前はほとんど期待してなかったけど予想以上に楽しい谷だった。
心配していた寒さも陽がさして風が無いなら大丈夫な感じ、
何よりこの界隈の谷はメロンソーダな水色がイイネ。

ラビオ君の成長も少し実感できたし今年はこんな感じでやっていきましょかね。
最後は久々の『さつき温泉』で温まって帰阪となりました。



遡行図




*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。

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