ちょっと遅すぎた沢始め、アサマタ谷遡行。

渓谷の名称
アサマタ谷
山域(ピーク)
台高
渓谷の概要
弥次平峰の西面尾根に挟まれた狭い流域の水を集めて流れるアサマタ谷、古い記録で酷評された為かちゃんとした遡行記録が殆どない。しかし中々どうして、中流から上流域にかけての大滝は一見の価値があるだろう。日帰りのお手軽遡行でなら捨てたもんでは無い。
コースタイム
【アサマタ谷出合い】 09:20
【25M直瀑】 10:30
【30M斜瀑】 12:00
【P1054m】 13:45
【アサマタ谷出合い】 16:30
ポイント
【★★☆☆☆(沢1級+)】 渓相としては平流の中に時おり大滝が登場する感じ、どの滝も容易に巻けるのでそれほど心配は無いだろう。
下 山
【★★★☆☆(テクニカル)】 下山はP1054mから西に伸びる尾根を伝ってCo960m付近から北向きの枝尾根に入る。地形図から読み取れない小さい起伏や壁が多く正確な位置確認が要求される。遡行のお気楽さと比較してテクニカルな下山が印象的だった。
装 備
一般遡行装備必携、ロープ無しでも行けるが直登可能な滝も幾つかあるので登る場合はロープ必携。
お勧め度
★★★☆☆
参加人数
8人
所要時間
約7時間
天候
曇り
遡行日時
2014/08/31
地形図
大和柏木
写真室
無し
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:普通 《ヒル情報》:生息 《温泉》:なし 《その他》:北股川林道は不動谷の出合い付近までは舗装路だがそこから先はダートになる。


【めっちゃ遅い沢始め】 

前夜に三之公川で開催された渓游会の新人歓迎宴会に顔を出していたので翌日そのまま帰るのも勿体ないと思いキンゴさんチームのアサマタ谷遡行に混ぜてもらった。なんとこれが今年の沢始め、と言うかもうシーズンも後半戦だ。

朝6時、二日酔いと戦いながらヨロヨロと準備して8時出発、北股川林道を進んで出合い付近の数箇所に分かれて駐車、路面状況が心配やったけどアサマタ谷付近までは普通車でも何とか入れる。



林道の適当なところに駐車

【アサマタ谷出合い(9:20)⇒25M直瀑(10:30)】 

遡行開始は9時20分、林道からグズグズ気味の斜面を降りて本流を渡ればすぐに出合い到着。



足慣らししながら進みましょう

あまり変化のないゴーロをちょいと進めば15M直瀑が出現、これが滝屋さんが言うところの『アサマタ谷滝』ってやつらしい、ここは左岸から巻くけど簡単。



これがアサマタ滝谷ってやつらしい、左岸を容易巻き

ここから割りと長いゴーロが続いて二俣とかも幾つかあったけどあまり記憶に無い、まあたぶん問題ないでしょう(笑)。

そんなこんなしてると樋状になった15M滝、シャワーで頑張れば登れない事もなさそうだが人数も多いし左岸から巻き、けっこう急斜面だけどルート的には判りやすい。



樋状15M滝、これも左岸巻き

【25M直瀑(10:30)⇒30M斜瀑(12:00)】 

25M直瀑付近は壁がぐるっと張り巡らされていてなかなか壮観な景色、直登はまあ無理っしょ。
一見難渋しそうやけど左岸から巻ける。ただし滝上に飯場跡があって巻きルートに割れた瓶が散乱してるから注意が必要だ。



25M直瀑はなかなか壮観、左岸から巻ける

谷はこの上で伏流となってしまう、古い記録だと「ここで遡行の妙味は尽きた」みたいな感じになってるけど詰めまではまだだいぶあるし先を目指す。

再び流れが戻って暗い感じの10M滝が現れた。ルートは色々ありそうだが折角だしロープを出して右岸のバンドに這い上がる。
ヌルヌルでちょっと嫌らしいけど弱点&最短ラインならこれが一番スマートだろう。



唯一ロープを出した10M滝、右岸から攻略する

続く5M滝は快適に登って更に高度を上げれば前方に何やら大滝な気配、30M級の斜瀑である。
皆から「おおーっ」と歓声が上がる。
まだこんな大滝が出てくるとはなかなかどうして、アサマタも捨てたもんじゃないやん。



30M斜瀑、左岸から巻くがこの谷では一番の大巻きになった

【30M斜瀑(12:00)⇒P1054m(13:45)⇒アサマタ谷出合い(16:30)】 

突破は左岸から、結構登ってから小さい尾根を越えて急降下、このまま小尾根を登って稜線に出ても良いらしいけど昼食まだやったんで水のある谷をもう少し進む事になった。



岩屋を持った4M滝の手前で遡行打ち切り

水の切れる直前で昼食、水も枯れたしもう終わりやな・・・そろそろ打ち止めって相談してるとまた水が出てきた。
奥に巨大な岩屋を持つ4M滝が見える。
とは言ったものの既に打ち止めモードやったんでそのまま左岸斜面を登る事に。
これがかなりの急登でおまけに壁まで出てきた(^^;。
それでも何とかごまかしながら少し上流側にトラバースして稜線に辿り着く、Co1070m付近だった。



小さい起伏が多く下山の位置把握がなかなか難物やった

あとはこの尾根を下るだけ、お気楽やなって思ってたら大きな間違いやった。
地形図のP998m付近から等高線では読み取れない小さい起伏や壁が随所にあって位置把握が難しいのだ。
それでも何とかCo960m付近の枝尾根を見つけて下りだす。
しかし植林斜面に吸い寄せられて谷へと向ってしまい壁と滝に阻まれる。
仕方なく150mほどの登り返し・・・、あーしんど・・・。
登り返してからは心を入れ替えて小まめに位置確認、最終的にはピッタリ出合いに降り立った。
まあ終わり良ければ全て良しやね!。

【久々の沢、皆様に感謝】 

今までに一番遅い沢始め、歩けるかどうか心配やったけど下山はともかく沢中は普通に行けた気がする。
お仲間に混ぜてくださったキンゴさんチームに感謝いたします。

余談やけど帰宅すると足の裏、サンダルと土踏まずの隙間にヒルが吸い付いてた。
沢靴脱いだ時には居ない事確認してたのにどこで付いたんやろ・・・
その後裸足サンダルでウロウロしてたからその時付いたんやな、不覚・・・。
あと翌日の筋肉痛が半端なかった。



遡行図




*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。

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