2008年は最高の沢始め、栂谷遡行。

渓谷の名称
栂谷
山域(ピーク)
南紀(烏帽子山)
渓谷の概要
名爆『那智の滝』と同じ山域であり『新日本百名山』にも選出された『烏帽子山』、その北東斜面を流れる『栂谷』は大きな滝こそ無いものの出合いから連続するナメ群の美しさは絶品である。『ヤケベ岩』の見所もあって楽しい遡行を約束してくれるに違いない。
コースタイム
【栂ノ平橋】 07:50(橋の袂から入渓)
【ヤケベ岩】 09:05(南紀を代表する絶景)
【Co590m二俣】 11:15(ここから右岸支流を詰める)
【烏帽子山】 12:35(烏帽子岩は360度の大展望)
【俵石】 14:00(登山道は明瞭で迷う心配無し)
【栂ノ平橋】 14:35(舗装路になれば栂ノ平橋はすぐそこ)
ポイント
【★★☆☆☆(沢1級+)】 技術的に問題となる箇所は無いがナメ上部でのスリップには注意したい。ヤケベの絶景から南紀特有のナメ群を心行くまで楽しんで下さい。
下 山
【★☆☆☆☆(登山道あり)】 下山は烏帽子山から俵石を経て高田へと続く山道を伝う。幾つかの分岐があるも道標の完備された一般登山道なので迷う心配は無いだろう。
装 備
一般遡行装備必携、ロープは持参したが使用しなかった。
お勧め度
★★★★☆
参加人数
3人
所要時間
約6時間半
天候
快晴
遡行日時
2008/03/15
地形図
新宮
写真室
無し
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:普通 《ヒル情報》:見なかった 《温泉》:雲取温泉(400円) 《その他》:高田周辺は滝の宝庫、『桑ノ木滝』や『鼻白ノ滝』は絶品なので時間が許すなら見物するのも一考だろう。


【沢始めは栂谷から】 今年の冬は寒かった。遡行の事を考えるだけで凍えそうな程に、しかし3月に入ると急に暖かくなって春本番!?、三寒四温も無く一気に春全開で日本の四季に一抹の不安を覚えるものの暖かいのは嬉しい事、そうなるとやっぱり沢が頭をよぎる。そして待ちに待った2008年沢始めである。

チョイスしたのは南紀の栂谷、自身は2回目となるが前回は12月の雨中遡行で足早に歩いた記憶しか無く再訪と相成った。面子はNちゃんに最近CRUXで良くお話をするKさんの3人、さあ今年も楽しみまっせ〜!!。

前夜集合して南紀を目指す。山間部ではまだ雨が残ってるけどきっと明日は晴れるはず!。入渓点の栂ノ平橋には1時半頃着いて2時半就寝、夜は寒いか?と冬用シュラフを持ってきたが暑いぞ(^^;。6時半起床して空を見上げると大きく広がる青空、こりゃ期待してもよさそうだ。更に早朝でも全然寒くないv。服装をどうするか悩んだが夏場と同じスタイル、Kさんに至っては半パン水抜けスタイルだ。まさか泳ぐつもりか?。朝食と準備を済ませて8時前の入渓となった。

【栂ノ平橋(7:50)⇒ヤケベ岩(9:05)】 橋の右岸袂からすぐに入渓、水量は激流とまでは行かないけどこの時期にしたらかなり多い方だと思う。植林のゴーロを少し進めば突然2段になった斜瀑が現われる。『栂ノ平滝』南紀独特の一枚岩を滑るように流れる美しい滝だ。ここは微妙な傾斜だが右手を伝えば容易に抜けれるだろう。


さあ今年も沢の始まりです 南紀独特の美しさ、『栂ノ平滝』

連続して沸き返る4M斜瀑は左手を伝い、幅広4M滝は右手をシャワーで突破。


沸き返る4M斜瀑はフリクションを効かせて 幅広4M滝は右手を登る

程なく右岸に巨岩があって下を激流が噛んでいる。普段なら潜っていけそうだが激流に突っ込む勇気も無くあっさり左手を巻いた。この辺りゴーロと岩間滝が多く案外疲れるところ。シャワーが嫌で岩間の滝群を右手から巻けば朽ちたコーラの看板?、なんでこんな所にあるんやろ??(^^;。暫しの平流があってまたナメ床が続くようになると大釜に滑り込む8M斜瀑、グリーンの釜に圧倒的な水流が美しい景観を見せている。


なんでこんな場所にコーラの看板? 迫力の水流に美しい釜

ナメ、釜、ナメ、そんな感じで飽きる事なく進んでふっと上を見上げれば前方に聳える大岩壁、そう栂谷の見所『ヤケベ岩』だ。幅300m、高さ100mの垂壁は快晴の青空に届くかの様にそそり立ち、その基部には10M斜瀑が白布を垂らす南紀でも屈指の絶景と言える場所だろう。ここで休憩を兼ねた撮影タイムとしゃれ込んだ。

【ヤケベ岩(9:05)⇒Co590m二俣(11:15)】 休憩も済んで先へと進む。10M斜瀑は右手から樹林帯に逃げれば容易、滝上は素晴らしいナメ床で自然の造形美を遺憾なく発揮しているが今日の水量ではスリップは許されず慎重に踏み出して行く。


絶景のヤケベ岩と10M斜瀑 素晴らしいナメ床はスリップ注意

ナメの終りに谷を塞ぐ大岩があって右から越えると平凡な流れに変る。ちょくちょくナメも出てくるが植林斜面の中、ゴーロにインゼルにとこなして行く。やや傾斜が増して岩間滝、左手から30Mナメ滝を見れば前方に岩の重なる10M滝、これが『ガンガラ滝』だろう。ここは右手の岩を縫うように登れるし更に右手を巻く事も可能だと思う。


沢屋を有頂天にさせる絶品のナメ床 大釜に注ぐ6M斜瀑は左手を抜ける

程なく大釜に注ぐ6M斜瀑があって、ここからまたナメ床の渓相に変る。逆三角形の大釜を従えた6M斜瀑は左手を越えて連続するナメ床を快適に歩く、この辺りもホント美しい場所だ。前方の右岸支流には見上げるばかりのスラブ滝、『黒滝』だ。黒滝はガイド等によると20Mくらいの落差とあるが実際は50Mを越える長瀑、今日の水量だと迫力満点だ。本谷は90度右折して8M滝を懸ける。前回来た時は烏帽子山に直接登るべく直進するルンゼに入ったがボロボロの枯棚と山頂直下の岩壁に苦戦した思い出がある。今回はもう少し、Co590m二俣まで詰めてから支流に入る算段だ。


まるで舗装路のようなナメ床 谷は8M斜瀑で90度右折する

眼前の8M滝は左手から登り滝上で右手に徒渉するが水勢が強い、スリップすれば滝下直行なので油断は禁物だろう。この上も美しいナメ床帯、今までのナメよりも傾斜があるのでNちゃんとKさんはチャンスとばかりにウォータースライダーを満喫、ってオイオイまだ3月でっせ〜(^^;、しかし全然寒さは感じないとの事、うーん流石は南紀と言うべきか二方が変態と言うべきか・・・。

このナメが終わるとすっかり平凡になって左岸から斜瀑の支流、もう少し進めばガレた二俣となってここが地形図Co590m二俣と推測、左手の流れに入った。


ウォータースライダー絶好ポイント 二俣から支流に入ってすぐのナメ

【Co590m二俣(11:15)⇒烏帽子山(12:35)】 支流に入ると水量が目に見えて減りもはや源流モード、枝谷が幾つか出てくるが谷床の低い方をチョイスして鞍部を目指す。この辺りはチラホラと赤テープがあり一般登山者も歩いているようだ。ゆっくりと着実に歩を進めれば烏帽子山から西に派生する小ピークの鞍部に登り着いた。

尾根上には立派な登山道があって道標も完備されている。下山道と書かれた分岐は『那智ノ滝』方面に下る道だ。鞍部から東進して急登すればエボシ岩が迫力で迫る。ちょっと寄り道してエボシ岩で撮影タイム、今日はピーカンだし太平洋まで見渡せる!最高〜(^^)!!。そしてもうちょい登ればCo909m、烏帽子山の山頂だ。山名板には『新百名山』との記載、やった〜!百名山ゲットだぜ〜v。


ピーカン絶景のエボシ岩 烏帽子山は新百名山!!

【烏帽子山(12:35)⇒俵石(14:00)⇒栂ノ平橋(14:35)】 山頂でお昼を食べて後は下山を残すのみ、道標に従い俵石から高田へと続く山道を下る。踏み後は明瞭だし随所に道標もあって迷う心配は無い。俵石の集落跡はうっそうと茂る杉林の中、手動式の洗濯機等が無造作に捨て置かれたりしていて古の繁栄を思うと共に何か物悲しさを漂わせている。やがて山道が舗装の林道へと変れば駐車地『栂ノ平橋』までは一足投。

【最高の沢始めでした】 2008年3月15日(土)、まだ沢シーズンには少し早いか?と不安もあったけど蓋を開ければ絶好の天気とポカポカ陽気、水温も高くて最高の沢始めとなりました。渓相も綺麗だし簡単足慣らしには最適な谷と言えそうです。お付き合い頂いたお二方にも感謝、もうすっかり沢シーズン突入やしまたよろしくお願いしますね〜。m(__)m

最後は白濁の『雲取温泉』で汗と労を流して帰阪となりました。沢始め完了!!。



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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