今年も鈴鹿詣で、流れ谷遡行。

渓谷の名称
流れ谷
山域(ピーク)
鈴鹿(松尾尾根の頭)
渓谷の概要
鈴鹿中部の釈迦ヶ岳から派生する松尾尾根、そのピークである『松尾尾根の頭』付近から源流に持つ『流れ谷(流谷)』、名前の由来は過去に多くの土砂を流した経緯からと言う。その名の通り、谷の構成は滝とゴーロとガレが主体で廊下や釜の発達は見られない、おそらく殆どが埋まってしまっているのだろう。遡行対象としてはやや味気無いが明るさと手軽さは良い。
コースタイム
【流れ谷出合い】 09:50(左岸の林道を行く)
【Co530M付近二俣】 10:50(ここからCo780M付近までが核心部)
【Co780M付近二俣】 12:15(斜面の崩れが目立つ)
【松尾尾根の頭】 13:10(最後はガレの急斜面)
【流れ谷出合い】 15:00(下山は楽チン!)
ポイント
【★★☆☆☆(沢1級+)】 殆どの滝が直登可能だが前半の8M滝と10M滝は少し手強い(どとらも簡単に巻ける)、遡行的なポイントはこの二箇所だが源流部のガレが酷くその処理が核心と言えるだろう。見所は登り詰めた松尾尾根からの展望。
下 山
【★☆☆☆☆(登山道あり)】 良く踏まれた松尾尾根を下る、ややザレた部分もあるがそれほど急斜面も無くラクチンな下山、時間が許せば釈迦が岳まで足を伸ばすのも良いだろう。
装 備
一般遡行装備必携、今回ロープを使用しなかったが全ての滝を直登するなら持参した方が無難。
お勧め度
★★☆☆☆
参加人数
2人
所要時間
約5時間
天候
晴れのち雷雨
遡行日時
2007/05/03
地形図
御在所山
写真室
無し
遡行図
その他情報
《フリクション情報》:良好 《ヒル情報》:見なかった 《温泉》:希望荘(500円) 《その他》:今回蛭は見なかったが多い山域と聞くので条件によっては注意したい。


【今年も鈴鹿詣で】 足慣らしはやっぱり鈴鹿でなくっちゃ!、という事で今年も鈴鹿詣でにやってきた。場所は色々悩んだが今回はGW観光ツアーも兼ねているので翌日の行程を考慮して三重県側、朝明の『流れ谷』をチョイスした。

早朝に集合して名神より鈴鹿を目指す。既に渋滞が始まっていて車の流れが悪い、朝明に着いたのは10時前になってしまった。『流れ谷』の少し下流、水無谷バス停付近に駐車スペースがあるのだが既に満杯、暫くうろうろしたが結局『流れ谷』出合い付近の路肩に駐車するしかなさそうなのだが、しかし付近の路肩は駐車禁止の立て札が乱立して少々心配なところ。

【流れ谷出合い(9:50)⇒Co530M付近二俣(10:50)】 流れ谷遡行は出合い左岸に付けられた舗装路から始まる。民家の間をすり抜け鹿避けネットを潜ればすぐに地道に変り堰堤を4基見送ったところで谷に降りた。

平凡な流れを進むと前方に小滝の連瀑と8M斜瀑、フリクションを効かせて快適に登る。黄色っぽい花崗岩と白い飛沫、いかにも鈴鹿と言った渓相だ。


まずは左岸林道を行く いかにも鈴鹿と言った渓相

少し凡流があって次は傾斜のある8M滝を迎える。直登も可能な感じで相棒から「登れ指令」が出るも軟弱で左手から巻く(^^;。また凡流が続くが新緑と清流に心和ませて退屈はしない。やがて地形図の530m地点、右岸から滝となった支谷を見ると両岸がやや立って廊下状、核心部の予感だ。


フリクションを効かせて登る 8M滝は軟弱に左手巻き〜(^^;

【Co530M付近二俣(10:50)⇒Co780M付近二俣(12:15)】 廊下の中、小滝に続いて雑然とした5M滝を越えると10Mが登場、やや斜瀑気味だが中々美しい滝だ。ここも「登れ指令」を発令されたが軟弱に左手から巻く(^^;。言い訳になるが実は今日から新アイテム『サワーサンダル』を試してしる。こいつはタビとフェルトが分離しててナイロンテープで草鞋のように固定する仕組み。古くなればフェルトの部分だけを交換出来るのでコストパフォーマンスに優れるという訳だ。しかしテープ固定がまだ信用出来ず細かいスタンスや微妙な傾斜のフリクションが怖い、「慣れるまでもう少し時間を下さい」と懇願して相棒に許しを得た。

話を戻して遡行再開、10M滝の上はまだ廊下状が続いてCS4M、CS5M、CS4Mの連瀑が登場、CS5M滝だけはシャワーを浴びてのバランスクライミングになるが他は適当に越えれる。地形図から見るとこの辺りが一応の核心部だろう。


10M滝も左手から容易に巻ける CS5M滝はシャワーを浴びて直登

予想通り滝上は穏やかになってのんびり進む、地形図600m付近で二俣、右手はガレ谷なので左手の谷を進む、傾斜が増してガラガラのゴーロを登るがこの辺りから斜面の崩壊が目立ち真新しい落石跡が随所に見える。水害か?もしくは先の地震で影響があったのかもしれない。とにかく長居するのは危険な気配で足を速めて通過するに越したことはないところ。


斜面の崩壊酷く長居は無用!? 急傾斜のゴーロは辛い(^^;

【Co780M付近二俣(12:15)⇒松尾尾根の頭(13:10)】 やがて地形図の780m付近で最後の二俣となる。右俣に3M滝が懸かり菱形の岩が鎮座しているので目印になるだろう。右俣を進んで源流かと思いや堰堤状の4M滝が登場、ここで遂に「絶対登れ指令」が発令された。サワーサンダルも慣れてきた頃だしもう軟弱言っても聞いてくれそうも無い、仕方なく右手から登るが全身シャワー、「凄く冷たいんですけど〜」と下を見るが「アカン行け!」との視線、ずぶ濡れになって何とか突破したが暫く震えが止まらなかった。


地形図780m、最後の二俣 堰堤状4M滝でシャワー(^^;

4M滝を過ぎると水も枯れてガレガレの急傾斜に変る。このガレがキツイのなんのって岩は不安定だし陽射しも強い、河童な私に水の無い急登は地獄である。それでも時折吹き抜ける5月の風が後押しをして何とか松尾尾根へと登り着いた。

【松尾尾根の頭(13:10)⇒流れ谷出合い(15:00)】 松尾尾根のビューポイントで遅い昼食をとって下山開始、尾根上の踏み跡を下る。花崗岩地帯独特のザレた砂状道だがそれほど急斜面も無く快適に出合いへと導いてくれた。さっきまで快晴だった空にいつしか黒雲と雷鳴、「今日は日本全国傘の出番無し」と言ってた「片○君」の天気予報はどこへやら、車着と同時に降り出してギリギリセーフだった。


最後はガレ場の急登 下山と同時に雷雨となった

【さあ次はどこ行きましょうか!】 『流れ谷』は滝とガレの繰り返しで廊下や釜の発達は殆ど見られない、水流が岩を浸食する前に斜面が崩れて埋まってしまうのだろう。鈴鹿らしい明るい渓相と手軽な内容は良かったが敢えて遡行する程のものでも無いと思う。また源流部は凄いガレなのでルート取りにも若干注意が必要だろう。

最後は湯ノ山温泉の『希望荘』で汗を流して帰阪・・・じゃなくGW観光ツアーへと旅立った。さあ明日も遊ぶぞ〜。p(^_^)q



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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