夏の平日は泳ぎに限る、白倉又下部廊下遡行

渓谷の名称
白倉又谷
山域(ピーク)
台高
渓谷の概要
西大台の経ヶ峰から北走する白倉又谷、通常は馬ノ倉谷2股より上部が良く遡行されているが下部にも深い廊下を伴っていて一見の価値がある、滑り易い岩質で気を使うがアプローチ、下山、共に容易で日帰りでの廊下突破練習にうってつけではないだろうか?
コースタイム
【筏場】 08:40(白倉又谷左岸沿いの林道を終点まで進む)
【林道終点】 09:10(斜瀑から遡行スタート)
【美瀑15M滝下】 09:50(最初の廊下を釜を泳いで悪い草付きを登る)
【2段15M滝下】 10:15(ここから右岸を巻いたが大変なアルバイト(^^;)
【涌き滝】 12:05(付近は石灰岩で造形が美しい)
【30M滝下】 13:10(2股から本流である右俣へ!30M滝は大迫力!!)
【林道終点】 14:00(整備された登山道であっと言う間)
【林道下の渓谷】 15:00(林道下にも素晴らしい渓谷美が広がる)
【筏場】 15:30(適当な所から再び林道に上がって下山)
ポイント
【★★★(沢3級)】 巻きのルート読みが全て、美瀑15Mの右岸巻きは正解、2段15M滝は中段まで右岸を登り更に壁に打たれたハーケンに吸い寄せられて右岸壁を巻き登ってしまったがかなり大巻きとなって幾つかの滝を間近で見る事が出来なかった(^^; 下山道から見た感じでは左岸の方が傾斜が緩くそちらを選択するのが賢明なようだ
下 山
【★(登山道あり)】 涌き滝対岸辺りから良く踏まれた登山道を快適に下山
装 備
一般遡行装備必携、ロープ必携、出来ればハーケン等も持参したい
お勧め度
★★★
参加人数
2人
所要時間
約7時間
天候
晴れ
遡行日時
2006/07/14
地形図
大台ヶ原
写真室
作成中
遡行図
その他情報
フリクション情報:悪い ヒル情報:見なかった 入之波温泉五色湯:700円


【平日沢で白倉又谷へ】 上手い具合に仕事を休めたのでこの日が休みと言っていたなっちゃんを誘っての平日沢、行先は台高、本沢川白倉又谷の下部廊下である、この界隈は昨年黒倉又谷を遡行して以来だがツルツルの斜瀑に手を焼いた記憶がよみがえる、はてさて今回はいかに!?

早朝集合してなつ号は南下、「今日はお気楽沢だから焼き物します〜」とスーパーでお買い物、駐車ポイントの筏場には8時半頃の着となった

【筏場(8:40)⇒林道終点(9:10)】 筏場からすぐの右岸から入る谷が白倉又谷で暫くは林道を進む、30分ほど歩いて終点の架線場に着くが暑くて早く沢に浸かりたい、4M斜瀑から遡行を開始、水が心地良い〜(^_^)


ゲートを越えて白倉又谷沿いを進む 架線場横に掛かる4M斜瀑

【林道終点(9:10)⇒美瀑15M滝下(9:50)】 案の定滑り易い岩質にビビリながら巨岩の谷を縫うように進んで橋の残骸を越えると廊下に入る、岩の張り出した2M斜瀑を越えると深く抉れた大釜、左手から4M斜瀑を懸けて渦巻いている、ここはロープを着けて釜を滝身右手まで泳ぎ切る、泳ぎの苦手ななっちゃんを引っ張ると「楽ですね〜」と余裕の笑顔?、そこから泥付きルンゼお斜上するのだが最後の一歩が嫌らしく躊躇しているとなっちゃんが「私行ってみます〜」と登って行った、うーん上手い(^^;


4M斜瀑は釜を泳ぎ渡る ロープを付けたなっちゃんは泳ぎも平気!

4M滝上からうねうねうねる岩床と釜に目を奪われながら進むと谷は右に折れて6M斜瀑とその奥に美しい15Mの直瀑を懸ける、形もさる事ながら釜も大きく飛沫を撒き散らし実に美しい滝である

【美瀑15M滝下(9:50)⇒2段15M滝下(10:15)】 この15M美瀑の直登は無理そうで右岸から巻きにかかるが容易な巻きで上に入る小さい枝谷を越えて谷に戻った、そこから暫くは穏やかな渓相だが前方左手から岩の張り出しを見ると右手の枝谷から25Mの段瀑が出合い本谷は左に折れて2段15M滝を懸ける


斜瀑の奥に15Mの美瀑を懸ける 滝上から暫くは穏やかな渓相

【2段15M滝下(10:15)⇒涌き滝(12:05)】 2段15M滝はその岩の張り出しを登って上段の下に出るものだが最後が嫌らしい、ガイド本によると上段は左岸に転じて巻くとあるが右岸の壁にはハーケンが打たれており吸い寄せられるように取り付いてしまった(^^; しかしこの巻きがなかなか曲者で谷に戻れず結局上部の植林帯まで登ってしまい谷床に戻れたのは廊下の終わった10M滝落ち口で幾つかの滝を間近で見る事が出来なかった(T_T)


2段15M滝は左手の張り出しを登る ようやく谷に戻れた(^^;

巻きの疲れを沢水で癒して遡行再開、すぐに大岩の下に2M滝を懸ける、ここは大岩を潜って滝を登るがずぶ濡れは必至(^^;、この辺りから浸食された石灰岩の側壁が面白い造形を見せる、続いて釜の美しい2M斜瀑を過ぎると左手から勢いよく流れが入ってよく見ると涌き滝だ、少し上には飯場後もあり飲み水に利用されていたのだろう


大岩下の2M滝に挑戦 簡単だがずぶ濡れ必至(^^;


釜の美しい2M斜瀑 左手から涌き滝が入る

【涌き滝(12:05)⇒30M滝下(13:10)】 涌き滝から5M斜瀑を越えると2股まではすぐ、直進する谷は馬ノ倉谷で本谷は右に折れて15M滝となって落ちる、ちょうどお昼時だったので少し戻った河原で昼食タイム、「最近食が細くなって・・・」と嘆くなっちゃんがベーコンと椎茸を焼いてくれたm(__)m


優美な5M斜瀑を越えると 2股となって本谷は15M滝を懸ける

2股に着いたしお腹も膨れたしそろそろ帰るかどうしようか・・・と相談したが15M滝の落ち口くらいは見ようともう少し進む事に、15M滝少し下流のルンゼから踏み後を巡って簡単に越えるとそこにはワイドに広がった岩壁と圧倒的迫力の30M滝がバーンと登場!!、先の2股で帰っていれば危うくこれ見ないとこやった(^^;、ここでも暫し観賞タイム、なっちゃんは30M滝の落ち口も見たいと言うがそろそろ切り上げ時?と言う事で下山モード


大迫力の30M滝!! 明瞭道であっと言う間に下山

【30M滝下(13:10)⇒林道終点(14:00)】 下山は先の踏み後から涌き滝のある場所まで谷を戻りその対岸からよく踏まれた登山道を伝う、小尾根を越えて白倉又谷の左岸沿いを下るが植林帯で意外と傾斜が緩い、巻きで見れなかった滝群が垣間見れるので左岸巻きの方が正解楽だったのかもしれない、最後は一気の下りあっと言う間に林道終点に到着

【林道終点(14:00)⇒林道下の渓谷(15:00)⇒筏場(15:30)】 後は林道をてくてく降りるだけだがだんだんと暑くなってきた(^^; 下を見ると涼しそうな斜瀑が見える、「もうちょい沢に浸かる?」「そうですね〜」と言う事で適当な斜面を下って林道下の渓谷に、これが意外と拾い物で美しい釜とナメの競演、泳ぎの練習も出来て大満足の遡行となった


林道下の6M斜瀑 これが拾い物で美しい滝と釜の競演

【今回も良い沢旅でした】 最後は入之波温泉五色湯で汗を流すが入湯料金が700円に上がっている(>_<) ロッカーに100円必要なので実質800円とこれは高い、サービス的に向上してる様子も無いので今後の利用は微妙である(^^;

後はスイスイ帰って明るい内の帰阪、白倉又谷下部廊下は短いけど台高の渓谷美を手軽に堪能出来るよい谷でした、この下部廊下だけを楽しむ予定なら筏場からすぐに入渓するのも悪くないかも(^_^) 本日も楽しい1日をありがとうございました。m(__)m



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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