沢初めは悶絶?八池谷遡行

渓谷の名称
八池谷
山域(ピーク)
比良
渓谷の概要
比良を代表する谷の一つである八池谷は下部に深いゴルジュと滝を連ね息つく暇もないくらいに変化する、全て突破しようとするとかなり時間を食うが巻いてしまうと魅力が半減してしまうところ、上部は穏やかな流れが多くバームクーヘン模様の岩があちこちにあり面白い
コースタイム
【ガリバー旅行村】 09:00(魚止滝の手前から入渓)
【大摺鉢】 10:30(唐戸の廊下は突破!大摺鉢はギャラリー多し(^^;)
【七遍返しの滝】 11:05(快適遡行続く)
【広谷分岐】 13:15(まぼろしの滝から続く連瀑帯も面白い)
【ガリバー旅行村】 14:30(良く踏まれた登山道を快適に下山)
ポイント
【★★(沢2級+)】 唐戸の廊下(空戸の滝)をどう突破するかによってこの谷の印象は変わると思う。 唐戸の廊下は8M斜、6M、4M斜、2段7M、6M滝の連瀑帯で最初の8Mは簡単、6M、4M斜は滝の左側、2段7Mは右側、最後の6Mは右岸のスラブ壁を登るが滑り易い部分もあるので慎重に行動して頂きたい。
下 山
【★(登山道あり)】 広谷分岐⇒大摺鉢⇒ガリバー旅行村へと続く登山道が良く整備されていて歩き易い
装 備
フェルト靴等の一般遡行装備必携、唐戸の廊下に入るならロープも必携 後続の確保点には岩の出っ張りにスリングを巻くと楽なので長スリングも欲しいところ
お勧め度
★★★★
参加人数
4人
所要時間
約5時間
天候
曇り
遡行日時
2006/06/11
地形図
北小松・比良山
写真室
作成中
遡行図
その他情報
フリクション情報:良好 ヒル情報:見なかった ガリバー旅行村駐車場:400円 比良とぴあ(温泉):600円 湖西道路は無料になり交通量が増え案の定渋滞した(T_T)


【沢慣らしで八池谷】 今日はCRUX仲間の沢初めに同行して比良の八池谷にやってきた。私自身は4回目の谷だがここは何度訪れても綺麗だしメンバーが違えばルート取りも違ってくるので新たな発見もあり飽きさせる事は無い、これも沢の魅力である。

早朝大阪を出発してガリバー旅行村には8時半過ぎの到着となった。空は曇天で気温も低くメンバー皆モチが低下中のようだ(^^; それでも何とか準備を整えて9時出発となる

【ガリバー旅行村(9:00)⇒大摺鉢(10:30)】 最初は整備された遊歩道から、山道となって暫く登ったところに「魚止滝」の案内板がありそこから谷へと降りる、ここ数日雨は降っておらず水量は少ないか?と踏んでいたが意外に多くびっくりする(平流よりやや多いくらいだろう) 遡行開始して暫くはゴーロ、右から魚止滝6Mが入る、実は私自身この滝は時間や水量の関係があって直登した事が無い、今回はと密かに目論んでいたのだがみんな「嫌だ」と言うので今回も右手を巻く(^^;


今日は曇天、モチ下降中(^^; 障子滝手前の2M滝を登る

また暫くゴーロの後、前方には迫力の障子滝が見える、左手に黄色のステップが打ち込んである無残な滝だがここはステップに頼らず登るのが谷屋の意地か?(^^; その上の滝を左手から巻くとS字に屈折した凄い廊下へと入って行く、ここからが「唐戸の廊下(空戸の滝)」と呼ばれるこの谷一番のお楽しみ所

細い淵を越えて右から入る末広がり8M滝を簡単に越えると深釜の6M滝が立ちはだかる、ここは左手から登るがバランスの要るところ、初心者が居る場合は迷わず確保を行ないたい、続く4M斜瀑も左手を抜けるが簡単、2段6M滝で右手に転じて登り切ると登山道からも見える「空戸の滝」2段6Mが深く大きな釜に落ちていて美しい場所、ここは助役さんが左手の岩場をトップで登り切る、これで廊下は終了、滝上は広場となっていて観光客で賑わう場所、助役さん曰く「ちょっと恥ずかしくてかなり嬉しい」(^^;


廊下真っ只中の2段6Mを登る 左手の岩場を登り切ると廊下は終わり

【大摺鉢(10:30)⇒七遍返しの滝(11:05)】 右手から滝となって流入するワサビ谷を見るとすぐに大摺鉢、隷書体で「八淵」と彫られているそうな大岩の横で暫し休憩していると後続の沢パーティがやってきた、やはりここは人気沢スポットのようだ。

暫くのゴーロを経ると深く大きな淵の奥に「屏風滝15M」が懸かる、私と助役さんは右岸のバンドをヘつって接近してみるが女性陣はとっとと巻き上がる(^^;、右岸の登山道を伝うとすぐに「貴船の滝30M」、水量も多く何度見ても圧巻だ、クサリ場を降りて左岸に転じて梯子で巻き登ると滝上はすっかり穏やかな渓相だ


いつ見ても圧巻、「貴船の滝」 クサリ場を降りて左岸に転じる

美しい景色を堪能しながらのんびり進むとうっすら青空も見えていい感じ(^_^)v メンバーのモチもややモチ直してる模様!、大岩の挟まるCS10M滝を右岸から巻けば上で登山道が木橋となって交差、その下を潜れば「七遍返しの滝」、ここは右手のスラブを登るがやや滑りやすい(登山道でも巻ける)


CS10M滝は左手から巻く 登れる滝が一杯あって楽しい

【七遍返しの滝(11:05)⇒広谷分岐(13:05)】 七遍返しの滝を過ぎるとまた穏やかになるが花崗岩の渓相はどこまでも美しく時折出てくる淵や斜瀑に見惚れながらの遡行には飽きることが無い、この辺りでの出来事だが小滝と大釜にツルツルの流木が渡って下さいとばかりに掛かっている、私と助役さんで馬乗りになって渡って行くがこれがまたツルツルで手をかける場所も無い(^^;そのうちバランスを崩して落ちそうになるし助役さんは大事な部分を痛打して木上で悶絶する始末、右手を巻いた女性陣には大笑いされるし恥ずかしい写真を取られるし・・・(*^_^*)(写真はお見せできません) 今回この谷の核心部は間違いなくココであった、流木渡りをする場合男性は特に注意しなければならない事を実感する一幕であった(^^;


快適遡行が続く 美しい花崗岩の斜瀑

やがて前方に丹精なまぼろしの滝を見てその右手を登るが背の低い人は腰辺りまで浸かる場所がある、そこからまた穏やかになるが下流部の喧騒さはなくなりひっそりと落ち着いた良い雰囲気、苔と新緑が綺麗でこの景色が見れるのも沢の魅力の1つではないだろうか!?


苔蒸す静かな渓を行く この景色に出会うのも沢の魅力だ

穏やかだった谷も縞模様の岩が増えてくるとまたうるさくなってきて岩間に幾つもの小滝を懸けるようになる、傾斜も一気に上がっ縞模様の大きな1枚岩に懸かる5M滝は独特の景観だ、ここは右手をへつり越えたが他の方々は左手の巻き道を行く、その上の5M滝も1枚岩で狭い溝状の谷に左から支流が入って面白い地形、ここを越えると小川状となって広谷分岐に辿り着いた


最後まで飽きることなく楽しめる 広谷分岐付近は台地が広がる

【広谷分岐(13:05)⇒ガリバー旅行村(14:30)】 広谷分岐で談笑しながらお昼を食べて下山開始、大摺鉢へと続く登山道はよく整備されていて歩き易く迷い所も無い、サクサク進んであっという間に下山完了、ガリバー旅行村に着く頃にはすっかり天気もよくなって暑い、朝昼逆やったら良かったのに〜(^^;

【八池谷は関西の代表する秀渓です】 神崎詣でや前鬼詣でと並んで私の恒例行事となりつつある八池詣で、ハイカーはハイカーなりに、遡行者は遡行者なりに楽しめると言う点では関西を代表する素晴らしい渓谷だと思う まだ登攀余地のある滝もあるし今後も詣でる事になりそうだ(^_^)

最後は比良とぴあで汗を流して帰阪となった。 一緒に楽しく遊んでくれた皆さんに感謝。m(__)m



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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