ベストコンディションのツメカリ谷遡行

渓谷の名称
ツメカリ谷
山域(ピーク)
鈴鹿
渓谷の概要
釈迦ヶ岳南西面の水を集めて流れるツメカリ谷は神崎川右岸に入る支流では赤坂谷に次いで大きい谷である、源流部の地形が複雑なため以前はメジャーな谷では無かったが最近は人気も高く盛夏ともなれば多くの遡行者を迎えているようだ、下流部ではゴルジュ、中流部では美しい滝が連続して飽きる事なく楽しませてくれる出色の谷であろう
コースタイム
【取水堰堤】 08:05(堰堤の梯子を降りて入渓)
【ツメカリ谷出合い】 09:15(廊下の中に小滝連なるが快適)
【簾状滝】 09:50(簾状滝は左右どちらも登れる)
【地形図770M付近二俣】 11:20(ここから左岸の尾根を越える)
【本流出合い】 12:35(白滝谷道を出合いまで下る)
【ツメカリ谷出合い】 14:05(昼食の後、ゴーロの河原を下る)
【取水堰堤】 15:10(最後は泳ぎまくりで大満足)
ポイント
【★★(沢2級)】 特に問題となる箇所は無いがツメカリ谷前半の廊下出口に懸かる5M滝は左手を登る、神崎川本流も難しい箇所は無いが水量いかんによっては難易度が若干違ってくるだろう、見所は鈴鹿特有のエメラルドグリーンに煌めく水流
下 山
【★★★(要読図力)】 下山と言うよりツメカリ谷源流部から白滝谷への尾根越しがキーポイントとなろう、今回は地形図770M付近(目印?ケルン有り)から地形図859M東側コルを目指して左岸の枝谷を詰めたがこれが大正解!、登った尾根から目前の草付き斜面を下れば藪も無く白滝谷へ下りついた、後は白滝谷道を下って本流出合いからは取水堰堤へと泳ぎ下る
装 備
一般遡行装備必携、ロープはあれば安心出来るという程度、ただし神崎川が増水の場合は徒渉にロープが必要となる
お勧め度
★★★★★
参加人数
3人
所要時間
約7時間
天候
快晴
遡行日時
2006/09/03
地形図
御在所山
写真室
無し
遡行図
その他情報
フリクション情報:良好 ヒル情報:見なかった? 十二坊温泉ゆらら:600円


【腕リハで三年ぶりにツメカリ谷へ】 本当は厳しい目の沢に行くはずであったが8月中旬のグランドフォールで左腕を負傷、延期となってしまった(T_T)、同行予定者にも迷惑をかけたし早期にリベンジをしたい、その為にはボチボチでも沢の感触を取り戻していかねばなるまい、と言う訳で女性陣2人にお付き合いを頂きあまり登攀の無い泳ぎ系沢でリハビリ遡行をする事になった

場所は毎年恒例の神崎詣で!、ツメカリ谷から白滝谷への周遊コースは3年程前に歩いているがその時のイメージが良かったので再訪となった。

早朝出発して紅葉尾から取水堰堤上の駐車スペースに着いたのが7時半、空は快晴だったが先客車は1台しか止まってなくてもう神崎川シーズンも終わったのかな?と一瞬思う(実際は相変わらずの大盛況だった(^^;)

【取水堰堤(8:05)⇒ツメカリ谷出合い(9:15)】 サクサクと準備を整えて出発は8時、毎度の取水堰堤から河原に降りて遡行開始、明るいゴーロを進んで最初の4Mは左岸のテラスを歩く、前方に屏風のような白岩を見ると名物S字廊下の登場、何度見ても絶美の光景である、今日は水量も少ないので左岸からの泳ぎも楽々(^_^)v


明るい河原に降りて遡行開始 名物S字廊下は何度見ても美しい

去年命名?したシャコ貝岩の淵を越えて両岸狭まった場所で先行グループに追いつく、この淵は10Mほど泳ぐのだが何とも言えない美しい水、底まで透き通っていて深いのか浅いのかも判らない程、快適に泳ぎ、続いて瀑流の2M滝をシャワーで越える、更に深淵を泳げば右岸から流れが入ってツメカリ谷出合である


美しい淵を泳げば気分も上々(^_^)v 瀑流にも負けず果敢にチャレンジ!

【ツメカリ谷出合い(9:15)⇒簾状滝(9:50)】 ツメカリ谷は最初平凡だがすぐに両岸立ちだして廊下の中を小滝が連続、どの滝も大きな釜を従えているし簡単に登れるから楽しくてしょうがないo(^_^)o、前回来た時に丸太渡りをした2M滝の流木は無くなっていて大釜を泳ぎ越える、やがて谷は袋小路となって5M滝、丸い釜の中央に陽が射し込みなんとも幻想的な場所だ、ここは流芯の左手が容易に登れる


流木は無くなっていて泳ぎ越える 廊下の抜け口に懸かる5M滝

5M滝を越えると谷は大きく開けて開放感一杯\(^O^)/、4M滝を過ぎると大釜を従えた簾状6M滝、青空をバックにツメカリ谷を代表する美瀑だろう、ここは両岸共に登れるので女性陣同時に泳いで左右から取り付いた、私は「こっちの方が難しい」と言われる右手を登ったが意外に簡単?、左手を心配しての登りだったが左は使わなかった(^^;


簾状6M滝は左右から取り付ける 青空をバックに快適遡行が続く

【簾状滝(9:50)⇒地形図770M付近(11:20)】 青空をバックに快適遡行を続けるが左岸の崩壊壁が痛々しい、大きめなゴーロの向こうで二俣となって本谷である左俣には雑然としない4M滝が懸かる、美しい岩床を進んで多段10M滝、更に進んで階段状10M滝を迎えるがこの辺りも非常に美しい渓相、まるでミニ赤木沢のようだ。


ミニ赤木沢のような階段状10M滝 裏見の滝の裏を抜ける(^_-)

朴ノ木谷との二俣を右手に取ればすぐに5M滝、この滝は「裏見の滝」と呼ばれその名の通り流芯の裏側を抜ける、日本庭園のような美しい流れを過ぎれば木々が被さるようになって暗い雰囲気、標高的にも700Mを超えて来たのでそろそろ尾根越しのポイントを考えなければならない、今回は以前入った枝谷(地形図790M付近)よりも1つ手前の枝谷を詰めて地形図859Mの東側コルを狙っている、地形を読みながら慎重に進むとケルンが積んであって右手から小さい流れ、目印か?、標高は770Mを指しているので頃合なのは確か、まあどこで入っても大差ないので今回はこの枝谷を詰める事にした。


地形図770M付近、ケルンが積んである 尾根から草付きの斜面を下る

【地形図770M付近(11:20)⇒本流出合い(12:35)】 枝谷に入って細流を進むが藪も無く快適だ、最後は斜面が立つが適当に小尾根を登ればすぐに踏み後の通る稜線、前方は開けて穏やか草付き斜面だ、ここはその草付きを下って容易に白滝谷へ出合う(大正解v)、そこからは登山道をずんずん歩いて神崎川本流へと戻って来た

本流出合いは遡行者が溢れて大賑わい、私達もその中に混じってじっくり1時間の昼食タイム、今日は豪華?に野菜炒め!、お茄子が美味しかった〜(o^v^o)


ゆっくり昼食タイム、お茄子に舌鼓 快晴の神崎川を下って行く

【本流出合い(12:35)⇒ツメカリ谷出合い(14:05)⇒取水堰堤(15:10)】 お腹も一杯になって後は本流を泳ぎ下るのみ(^_^)v、とにかく淵や深い部分を見つけては無駄に泳ぐ(^^;、ツメカリ谷の出合いで手を振る人をよく見ればこ○ちゃんでびっくり(@_@)、今日は家族で水遊びだそうである

ツメカリ谷出合いからは今朝遡ってきた部分だが帰りはヘツリも登りもお構い無し、だって飛び込めばいいんだもん(^_-)、と言う訳で泳ぎまくって取水堰堤まで辿り着く、毎度の事だが遊び過ぎたので最後の階段はヘロヘロであった(^^;


とりあえず飛び込んで泳ぐ S字廊下も帰りはジャブジャブ

【腕はさておき鈴鹿一押しの周遊コース!】 リハビリ遡行を終えて腕の感触は正直50%くらいの出来だったが簡単な登攀ならこなせる事が判ったし、ルート取りも思案していた尾根越しが上手く決まったので満足満足、更に天気最高、渓相最高、メンバーも最高、今年最上位に楽しい沢旅であった(^_^)v

最後は栗東まで戻り十二坊温泉で汗を流して帰阪となった。 最高の1日を一緒に遊んでくれたお二人に感謝。m(__)m



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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