今回は直登!水を大いに楽しんだ明王谷から奥ノ深谷遡行

渓谷の名称
明王谷・奥ノ深谷
山域(ピーク)
比良
渓谷の概要
安曇川へと注ぐ明王谷の本谷と目される奥ノ深谷は別名「十九ノ滝」と呼ばれ短い間にいくつもの連爆を懸ける その一つ一つは独立していて気品があり日本百名谷にも選出されている 真夏ともなれば多くの遡行者で賑わう沢のメッカである
コースタイム
【坊村駐車場】 08:10(駐車場横からするに入渓する)
【三ノ滝下】 09:00(三ノ滝は少し戻って右岸巻き)
【4段40M滝下】 10:45(ここからが核心部で滝連続)
【2段4M滝下】 12:40(泳ぎを交えて楽しく遡行出来る)
【登山道交差点】 13:40(下山は牛コバへの登山道を歩く)
【坊村駐車場】 15:45(最後は暑くて長い林道歩き(^^;)
ポイント
【★★(沢2級)】 巻き道や踏み後がしっかりしているのでパーティの力量に合わせて登攀するも巻くもお好み次第、ただ8M美瀑の右岸巻きはやや危険な箇所もあるので慎重に! この素晴らしい渓谷美を安全に楽しく遡行して頂きたい
下 山
【★(登山道あり)】 下山は大橋分岐から牛コバへの登山道を下る、この道は明瞭で分岐も無く迷う心配は無い 牛コバからは林道を1時間程で駐車地点へと戻ってこれる
装 備
一般遡行装備必携、滝の直登を考えるならロープも必携、残置ハーケン類が多数残っているので利用出来る
水濡れ度
泳ぎあり
フリクション度
良好
参加者
POちゃん / MAP / あき / 亀
所要時間
約8時間
天候
曇りのち晴れ
遡行日時
2005/07/23
地形図
比良山
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
途中トンネル:150円 てんくう温泉:600円 細川地区の「へん朽」で買う鯖寿司1600円は美味


【MAP来阪】 POちゃんの相方であるMAPが来阪するので23日はどこか沢に行きたいな〜との事、ならば綺麗で楽しい場所がいいネ!ってな事で比良山系の奥ノ深谷をチョイス、MAPは昨年の神崎川以来2度目の沢だがPOちゃんと共に地元四国では名の知れた山屋さんだけに歩きに関しては全く不安は無い、今回はこの2人にあきと私を加えた4人での沢旅となった

早朝毎度の場所に集合して坊村を目指す、先週梅雨明けして快晴を期待したがなにやらどんよりとした空模様・・・ まあ気温は高そうだし問題無いやろ!?と車を飛ばす、坊村から牛コバへの林道を少し入った駐車場に着いたのは7時45分頃、例年ならキャンパーのテントや多数の車が止まっている場所なのだが今日は2台が駐車するのみ、「まだ時間が早いのかな?」と思いつつ準備を整えた

【坊村駐車場(8:10)⇒三ノ滝下(9:00)】 駐車場横からすぐ入渓する、水量も豊富で緑に包まれた渓谷が美しい、特に悪場も無くのんびり進むと堰堤があり左岸を巻く、この巻きはトラロープが張ってあるが崩れている箇所もあり年々悪くなっているようだ


駐車場からすぐに入渓 堰堤は左岸巻きだが・・・

堰堤から河原状を進むとやがて両岸が立って大釜を持つ5M滝、これが二ノ滝で水量も多く落差の割りに見栄えのする滝だ、ここは水際から左岸をへつり越えるしか手は無いのだが師に出会う、色々言われたがどうする事も出来ない場所なのでお願いして進ませてもらう(^^; それにしても真夏の明王谷界隈で満足行く釣果が期待出来るのだろうか?おそらく師はこの後何度も同じ事を言わなければならないような気が・・・

二ノ滝上の深淵は泳げば楽だし泳ぎたかったのだが前途した事情に配慮して右岸を巻く、廊下状の巨岩横をすり抜けると谷は左に折れて三ノ滝が豪快に落ちる、釜の大きさや迫力といい裏比良を代表する大滝だろう、直登も可能だそうだが時間を食うので少し戻って右岸の級斜面を高巻いた


二ノ滝は左岸をへつり気味に登る 三ノ滝が豪快に落ちる

【三ノ滝下(9:00)⇒4段40M滝下(10:45)】 三ノ滝上から口ノ深谷出合いまでは平凡な流れとなる、本来は通しで遡行する予定であったが時間が押し気味だったので一旦左岸沿いの林道まで上がりエスケープ、奥ノ深谷と白滝谷の分岐辺りで再び谷へと下りた 奥ノ深谷へ入ると美しい小滝と釜が続き6M滝は右岸を巻く、続いて2段8M滝は直登不可で右のガリーを登るがここは簡単だ、その上で谷は右に折れて4段40M滝を迎える ここからが十九ノ滝と呼ばれる奥ノ深谷の核心部である


2段8M滝は右のガリーを登る ワイドで豪快な4段40M滝

【4段40M滝下(10:45)⇒2段4M滝下(12:40)】 4段40M滝を見上げると先行パーティが直登にトライしている最中である、みんなに「俺たちも登る?」と聞くが「特に拘りは無いです」と言うので1段目、2段目と滝身右側の岩の張り出しを登って行く、3段目は右側のフェースを登るがやや傾斜が強い、3段目と4段目の間には深い釜があって一瞬だが泳ぎを強いられる(4段40M滝を巻く場合は2段目上から左岸を巻く)、4段目を簡単に超えると狭い廊下状となって美しい10M滝が落ちる、いつもは左岸を巻いていたが今日は直登モード!ロープを出して登攀開始、中間部の残置ハーケンが良く効いていて安心だがやや滑りやすい、MAPとPOちゃんはFIX&シャント、あきは末端確保で登ってもらう


4段目は一瞬の泳ぎを強いられる 10M滝の登攀に挑戦

続く7M滝を左側から越えると4M斜瀑と3M滝が深い釜に落ちる この2つの滝が見せる光景は奥ノ深谷でも最も美しい場所では無かろうか!? 両滝とも泳ぎからの直登で突破してみんなすっかり突撃モードだ(^^; 細い溝状滝を越えると前方には丹精な8M滝、これは直登厳しく右岸を巻くが高度感があり初心者がいる場合はやや注意が必要だ


4M斜瀑付近は最も美しい場所だ 丹精な8M滝は右岸を高巻く

まだまだ滝が続いて谷は右に折れて斜瀑を連続させるが簡単に越せる、やがて深釜を持つ8M斜瀑が通せんぼ、ここは釜を泳いで滝身の右側を登るが上部の乗り越しがやや細かくシュリンゲ等でサポートしたい


連続する斜瀑を快適に登る 深釜の8M斜瀑は乗り越しが細かい

【2段4M滝下(12:40)⇒登山道交差点(13:40)】 続いては廊下の中に懸かる2段4M滝だ、通常は左側をトラバース気味に登るかさらに左上の斜面を巻くのだがみんなの顔を見回すと「行とっかな!」みたいな雰囲気でここも泳ぎ進むが流れをモロに受けて全力遊泳(^^; 続いて泳ぎ上手のあきとPOちゃんもやってきた、泳ぎが苦手と言うMAPは一旦流れに負けそうになりながらも岩にしがみつきなんとか突破、連続する釜を全員ノリノリで我先にと泳ぎまくる


ノリノリで我先にと釜を泳ぐ ステミングだってへっちゃらよ!

ナメと釜の競演があって岩溝を急流が噛む場所も華麗なステミングを駆使してガンガン進む、それにしてもみんな登りが上手い! 知る人ぞ知る有名山屋コンビのPOちゃんとMAPは妥当としても1年前の沢デビュー戦を知る私としてはあきの成長ぶりには目を見張る思いがあり目頭が熱くなる(ちょっと言いすぎf^^;) 最後に7M滝を右側から超えると谷は広がりを見せ穏やかになると登山道との合流点はすぐそこだ、時間は1時半を過ぎて遅い昼食となったが焼きそばを作りビールで乾杯★(^_^) 温かい食事が冷えた身体を暖めて奥ノ深谷遡行はここで終了となった


みんなで仲良く泳ぎ納め 最後は焼きそばとビールで乾杯★

【登山道交差点(13:40)⇒坊村駐車場(15:45)】 ゆっくり昼食を済ませ下山開始、良く整備された登山道をずんずん下ると30分程で牛コバへの林道に出る、そこからは淡々と林道歩きをして15時45分、無事駐車地点に戻り着いた

【またご一緒しましょう】 1年ぶり、沢2回目のMAPに感想を聞いたところ前回(神崎川から谷尻谷)の方が疲労感が強かったそうだが釜や滝の連続する景色は美しく楽しい1日を過ごす事が出来たそうである 機会があればまたご一緒して頂きたい(^_^)

最後はてんくう温泉で汗を流し名物の鯖寿司を買って帰阪の徒についた。 今日も楽しい沢旅をありがとう みなさんお疲れ様でしたm(__)m



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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