芦生最難?いえ災難でした中ノツボ谷(byPOちゃん)

渓谷の名称
中ノツボ谷
山域(ピーク)
芦生
渓谷の概要
芦生屈指の悪渓と言われる中ノツボ谷はその名に違わず中流部に連瀑で構成された廊下帯を持つ、短い区間だが癒しと滝登りを同時に楽しめるだろう
コースタイム
【須後】 07:50(出合いまでは長い林道歩き)
【中ノツボ谷出合い】 09:00(小川状から始まる)
【2条20M滝下】 10:50(右から巻くがルート取りがポイント)
【2股】 12:00(連瀑帯が終わると平流になる)
【地形図735M付近】 12:55(芦生の醍醐味尾根歩き)
【内杉谷出合い】 14:10(快適な尾根を下る)
【須後】 14:40(最後も長い林道歩き)
ポイント
【★★(沢2級)】 ポイントとなる最初の10M滝の巻きは落ち口へのトラバースが悪くシュリンゲで補助したい この谷は全般に右岸壁が発達している事が多く左岸の方が巻きやすいだろう 見所としては芦生には珍しく両岸の壁が発達しているので深山幽谷気分が味わえる
下 山
【★★★★(要読図力)】 林道を下るなら時間は掛かるが迷う心配は無し、しかし東南に延びる尾根を地形図を便りに下る方が面白いしより充実した沢旅になると思う
装 備
一般遡行装備必携、ロープは持参したが使用しなかった(シュリンゲで充分)
水濡れ度
膝くらい
フリクション度
悪い
参加者
PO / あき / 亀
所要時間
約7時間
天候
晴れ
遡行日時
2005/05/28
地形図
中・久坂
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
名神高速(茨木⇒京都南):900円 美山文化村河鹿荘(お風呂):500円


【半年ぶりの芦生へ】 梅雨の季節も近くなり天気予報が気になる時期となった 「新緑を満喫に芦生の谷へ」と本来は先週に遡行する予定だった中ノツボ谷だが天候不良で今日(28日)となった 沢には絶好の5月だがGW以来3週間ぶりの沢旅、しかも芦生では悪い(楽しい?)部類の谷だとの事で期待が膨らむ

今回はやや行程が長く下山に使う尾根が読み難いことから早朝集合して芦生を目指す 須後の駐車場には7時半頃到着したが既にかなりの車が止まっているし天敵さんも何組かいるようだ(^^; 谷中で遭遇しない事を祈りつつ準備を整える

【須後(7:50)⇒中ノツボ谷出合い(9:00)】 出発は7時50分、須後から北に延びる枢倉谷沿いの林道に入る 30分程で内杉谷川との分岐、左に進路を取る そこから更に30分程で林道終点、本来は横山峠越えの山道に入るつもりであったが喋りに夢中で見過ごしたf^^; 谷中をジャブジャブ歩いて気が付けばそこは中ノツボ谷出合いであった(^^;


アプローチは長い林道歩き 新緑が眩しい中ノツボ出合い

【中ノツボ谷出合い(9:00)⇒2条20M滝下(10:50)】 中ノツボ出合い付近はトチの巨木が点在する美しい風景で新緑が目に眩しい、暫しこの景色を浸って遡行を開始する 穏やかな流れを10分も進むと1M滝と丸い釜、谷は左に折れて10M滝を迎えるが整った美しい滝だ。 突破は左岸の岩壁を木の根を掴んで登るがホールドはしっかりしている ただ落ち口へのトラバースで岩の張り出しを越えねばならず滑り易い岩質とあって若干緊張を伴う場所だ、距離にして2M程だがシュリンゲを連結して補助とした


突然10M滝が現れる 落ち口へのトラバースが悪い

滝上は釜を持った5M滝があり瀑身左に古びたロープが下がっているがそれを掴むには泳ぎは必至(^^; ここは右岸の草付きを巻き越えた 谷は開けて平凡となりのんびりモードで進んで行くと前方右岸の斜面に顕著な岩壁が見える その下に谷は深く刻みこまれ深山幽谷の赴きだ 先の岩壁の下辺りで谷は狭まりワイド15M滝の登場だ ぐるっと取り囲んだような黒い岩肌を段々になって落ちる様は壮観である この滝はホールドも多く好きな所を登っていけるが暑い時期なら全身シャワーで突っ込むのが面白いだろう! あきとPOちゃんは頭からシャワーで突っ込んだが楽しそうな笑顔が印象的だった(^_^)


緑をシャワーを浴びて進む(^_^) 水のシャワーを浴びて進む(^_^)

このワイド15M滝を皮切りに中ノツボを特徴付ける釜を持った滝が連続する廊下帯とへと入って行く 続く4M、3M、4Mと楽しく直登して5M滝を越えるとまたも15M滝、この滝も黒い岩肌を滑るように落ちる美しい滝だ だがここで記念撮影をしようとしてアクシデント発生、滝下に近づこうとしたPOちゃんがツルッと滑り岩角で指を負傷してしまった(>_<) 傷は3箇所で中指の傷は深く以後の積極的な登攀は出来なくなってしまう・・・ POちゃん曰く「中ノツボは芦生最難と聞いたけど災難やわ」(^^;


直登出来る滝も多く楽しい 15M滝でアクシデント発生

応急手当を済まして遡行再開、15M滝の直登は無理そうで左岸のルンゼ状に進路を求める、この谷は右岸側に壁の発達してる滝が多く左岸が攻略ポイントとなる、ザレた斜面を滝と同じくらいの高さまで登り左の岩場に取り付く 木の根を頼りに巻き上がりトラバース気味に谷へ戻ると落ち口のすぐ上だった 楽しい部分はまだまだ続き3M滝を直登すると前方に一際大きい2条20Mが見えてくる この滝は芦生でも屈指の美しさと言われる滝で大きな側壁を従えて実に見事である


スケールの大きい2条20M滝 芦生でも屈指の美しさと言う

【2条20M滝下(10:50)⇒2股(12:00)】 2条20M滝も左岸巻きとなるがここは問題無く越える、谷はV字状に立って深い釜を持つ3M滝で行き止まるが両岸とも垂直に近くヘツリは厳しそうだ・・・ だがヘツリたい虫がムズムズと涌いて来て私とあきは左岸をヘツル事に、負傷のPOちゃんは指を濡らしたくないとの事で左岸を巻く事になった まあ落ちてもドボンだけなので気軽にヘツリを開始!滑り易い足場をじわりじわりと進んで行く、中間部を越えて後少しってところで足が滑る(^^;手だけで耐える事も出来たが諦めてそのままドボン(^^ゞ 結局泳いでの突破となった(*^_^*) 続いてあきの番!じわじわ進んでなんと私が落ちた場所も越えてしまった・・・ しかし「おー凄いな〜」と思った瞬間に滑ってドボン(^^; 師匠を差し置いて1人突破なら釜に落とそうかと思ってたが2人ドボンという事で握手するf^^;


3M滝は左岸をへつるが・・・ 結局2人とも泳ぐ羽目に(^^;

暫く進むとPOちゃんが待ちくたびれたように座っている、巻きルートの様子を聞くと「左岸を適当に登ってどこで降りようかと考えてると古い残置を見つけてそこをズリズリ下った」との事、ここで小休止を取る

一旦休憩すると先ほどの泳ぎで濡れた身体が冷えてきてブルブル震えながら進む、2条10M滝をシャワーで越えて(2人は右側の階段状を登る)ぬめった10M斜瀑を越えると壁が切れて突然の平流になった


2条10M滝も楽しくシャワー 最後の斜瀑は滑る部分もある

【2股(12:00)⇒地形図735M付近(12:55)】 平流になるとすぐに右から枝谷を入れる、本谷は左だが最短距離で尾根に登る計画だったので右の藪っぽい谷に入るとすぐに水も切れ芦生独特の穏やかな斜面となって谷は終わる 暫く斜面を登ると尾根に乗った

地形図によるとこの尾根には山道が通じているのだが伐採の枝に埋まり踏み後は定かでない 一旦西に進むとすぐに林道が出てきた、このまま林道を下っても内杉谷川の出合いに出るのだが時間も掛かるし面白く無いので東から東南に延びる尾根を歩いて内杉谷川の出合いに下る事にした 地形図で位置を確認しながら東へと進み標高940M付近のここぞと思われる場所で南に振って一気に斜面を下りると(最初は急な斜面だがすぐに明瞭な尾根となる)すぐに木に赤○印のある地形図735M地点だ


谷は形状を無くして終わる 気持ちの良い尾根を下る

【地形図735M付近(12:55)⇒須後(14:40)】 ここから南東に延びる尾根をどんどん下る、幾つかの起伏を越えながら徐々に標高を落としてゆき640M付近から再び南進して急斜面を降りると内杉谷川出合いの50M程西側に飛び出した(最後に尾根を外したがまあ上出来の部類だろう) 後は林道を談笑しながら歩いて駐車場に戻り着いた

【今回からNEW!】 実は今まで愛用していたデジカメ(オリンパスC−1)の液晶部分が壊れたので急遽新しいデジカメ(オリンパスU−MINIの防水ケース付き)を購入した 今回からの新しい相棒での撮影であったがやはりオリンパスの色表現は私の好みに合うようで(特に緑の表現が素晴らしい)今後も長く活躍してくれる事を期待したい

最後は美山自然文化村で汗を流して帰路についた。 今回も一緒に遊んでくれた2人に感謝m(__)m



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



- Copyright (c) 2000-2005 SawaNavi All rights reserved -
Produce by KAME