隠れた名渓!!美渓の沢から鎌ヶ岳へ見所満載の松山谷遡行

渓谷の名称
松山谷
山域(ピーク)
鈴鹿(鎌ヶ岳)
渓谷の概要
西鎌尾根中間部を源頭に持つ松山谷は短く水量も少ない谷だが花崗岩の白い谷床が随所に見られ美しい渓相を作り出している 技術的にもさしたる困難は無く鎌ヶ岳登山とセットにすれば充実の1日になるであろう
コースタイム
【稲ヶ谷駐車場】 09:15(車道を少し戻る)
【松山谷出合い】 09:40(2箇所の堰堤は右岸巻き)
【10M滝下】 10:15(出合いから10M滝までの間美しい)
【西鎌尾根1000Mピーク】 11:40(途中1箇所ザレ場あり)
【鎌ヶ岳】 12:20(西鎌尾根の急登りが終わると山頂)
【岳峠】 13:00(鞍部からニゴリ谷目がけて降下)
【稲ヶ谷駐車場】 15:05(快適なゴーロ沢下り)
ポイント
【★★(沢1級+)】 ポイントは入り口の3段25Mと10M滝の処理だが前者は快適に直登、10M滝も直登だが高度があるのでやや注意が必要だ 見所は美しい花崗岩の岩床と鎌ヶ岳の雄姿でアルペン気分を存分に堪能出来る
下 山
【★★★(谷下降)】 下山はニゴリ谷を下降する、最初やや不明瞭な箇所もあるが下るに従って踏み跡が出てくる、登山靴で下山できなくも無いが流れを渡る箇所もあるので沢靴の方が歩きやすい
装 備
フェルト靴等の一般遡行装備必携、ロープはあれば安心する程度
水濡れ度
踝程度
フリクション度
良好
参加者
POちゃん / あき / 亀
所要時間
約6時間
天候
晴れ
遡行日時
2005/04/23
地形図
御在所山・伊船
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
名神高速(京都南⇒栗東):1000円 かもしか温泉:500円


【今週もやっぱり鈴鹿(^^;】 4月に入って清々しい陽気が続くと俄然外に飛び出したくなる 沢慣らし第3弾と言う事で今週も鈴鹿にやってきた(^^; チョイスしたのは西鎌尾根中間部に源を持つ松山谷、事前の情報では小さいがまとまった美しい谷だそうである・・・

今回の遡行に同行してくれるのは毎度のあきと沢は昨年の立間戸谷以来となるPOちゃん、早朝待ち合わせて鈴鹿を目指す 名神栗東ICから1号線を走り鈴鹿のスカイラインへと向うが先週の元越谷と同じルートだ 先週は桜が満開であったが今週はもう葉桜で季節は着実に進んでいることを実感する

【稲ヶ谷駐車場(9:15)⇒松山谷出合い(9:40)】 雨乞岳への登山道がある稲ヶ谷の駐車スペースに車を止めてスタート、スカイラインを50M程戻って(滋賀県側へ)ガードレールの切れ目(ニゴリ谷から鎌ヶ岳への標識あり)から谷に降りた 降りた場所は稲ヶ谷と松尾川の分岐で右の松尾川に入るとすぐに堰堤があり右岸を巻く、すぐに右からニゴリ谷が入るので右に進むとまた堰堤でこれも右岸を巻く しばらくゴーロを進むがエメラルドの水流が美しい やがて左からちょちょろ水の谷が合わさるがこれが松山谷でよく見ると立ち木に「松ヶ谷⇒」と掘り込まれている


スカイラインを少し戻る 2度の堰堤は右岸巻き

【松山谷出合い(9:40)⇒10M滝下(10:15)】 松山谷に入ると最初ゴーロだがすぐに右岸が立ち始める 谷は左に折れていきなり3段25Mのお出ましだ 両岸高く巻くよりも直登したほうが楽そうだ 下段は傾斜も緩く快適、中段も簡単だがシャワーとなる、丸い釜をみて3段目の登りはトユ状でやや滑りやすいがここも快適に登れる あきもPOちゃんも順調に越えてきた


3段25Mがバーンと登場 中段をシャワーで登るあき

花崗岩の美しい岩床が続き釜を持った3M滝を2つ越えるとナメが連続するようになる 登り的に問題となる箇所は無く実に楽しい場所だ


3段25M上段を登るPOちゃん どの滝も快適に突破出来る

5M斜瀑を登り続いて10M斜瀑をじゃぶじゃぶ登っていく この谷はよく歩かれているのか谷沿いに赤テープと踏み後が続いている 植林が谷近くまで降りてきている場所では鹿避けネットも巻かれいるのだがこの付近の河原で使われなくなった鉄製のネットが丸められて放置されていた それをみたあきは「この網?って魚でも捕るんですか??」と・・・こんな太い網じゃ鯨くらいしか捕れまへんって(^^; 鈴鹿で鯨の生息は殆ど聞いたこと無いのでこれはたぶん鹿避けネットじゃないかな?と説明する やがて前方にこの谷の核心部である10M滝が見えてくる


美しい斜瀑と小釜が続く 10M滝はこの谷の核心部

【10M滝下(10:15)⇒西鎌尾根1000Mピーク(11:40)】 10M滝は中間部の傾斜が強くやや細かそうだが直登可能と判断、ランニングを取る箇所は無さそうなのだが荷物が軽くなるので取りあえずロープを引いて登り始めるとしっかりしたホールドがありそれほど苦労する事も無かった 後続には念のため確保で登ってもらう 2人とも余裕で「楽しい〜」と言いながらで登ってきた 続く斜瀑を越えると河原状となりそこで小休止とする


10M滝は念のためロープ確保 久々でも余裕のPOちゃん

幾つかの枝谷を分けるとガレた伏流の谷となり歩き難い 谷中砕いたような花崗岩で埋め尽くされているのだが安定しておらず大きな岩でも平気で動く(^^; 傾斜が強くなって右岸から6M滝を入れると大きなガレがあって谷が行き止ったような場所に出る(よく見るとガレの左岸にお湿り程度の5M滝を懸けてる) ガレの手前に赤ペンキで印のある岩があり判断を迷わせたが少し戻って先ほどの6M滝を懸ける谷へと入った これが当りで溝状の谷を詰め登ると藪も無く最後は暖斜面を登って西鎌尾根の鞍部に飛び出した


ガレた伏流の谷となり歩き難い 最後は藪も無く西鎌尾根へ

【西鎌尾根1000Mピーク(11:40)⇒鎌ヶ岳(12:20)】 西鎌尾根には明瞭な踏み後がありそれを伝う、途中鎌ヶ岳の眺望が得られるがまだまだ先は長そうだ(^^; 1000Mピークを越えると痩せたザレ場がありロープを渡してある ここを慎重に越えると最後の急登だ 迫力ある鎌直下の大ガレを見ながら息を切らせて登りきるとそこは鎌ヶ岳の山頂であった 山頂を大勢の人で賑わいこの山の人気をあらためて実感する 絶景の展望を見ながらここで昼食を取った


ザレ場を慎重に越える 鎌ヶ岳のピークに飛び出した

【鎌ヶ岳(12:20)⇒岳峠(13:00)⇒稲ヶ谷駐車場(15:05)】 山頂での眺望と昼食を楽しみ名残惜しみながら下山開始 まずは岳峠まで下り長石谷道を左に分け50M程進むと「ニゴリ谷道」との小さな看板が目に止まる ここから右の谷に向って笹藪に突入するとすぐに砂礫の踏み後が現れ赤テープも見受けられる 明るい谷筋をどんどん下るとやがて水も流れだし折角だからとばかりに水流沿いを下る ニゴリ谷は滝らしい滝は無く終始ゴーロで快適に元来た松山谷出合いまで導いてくれた 後は行きと同じで稲ヶ谷駐車場へ


ニゴリ谷をどんどん下る 水流沿いに下るのも楽しい

【今日も大満足の鈴鹿沢でしたv】 当初あまり耳慣れない松山谷のチョイスに不安もあったが行ってみるとこれが結構穴場的な美渓で鎌ヶ岳のピークも踏めるとあってかなり満足度の高い沢旅となった やはり鈴鹿は楽しい沢フィールドが一杯である 次はどこに行こうか今からワクワクする(^_^)

最後は先週に引き続きかもしか温泉で汗を流して帰阪の徒についた。 今回も私の沢旅道楽に付き合ってくれたお二方に感謝m(__)m



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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