題して「鯉(濃い?)の滝登り」芦屋川遡行

渓谷の名称
芦屋川
山域(ピーク)
六甲
渓谷の概要
六甲山から大阪湾へと流れる芦屋川、谷沿いにドライブウェイが通じ頭上には橋が掛かる、更に堰堤で分断された「都会の川」なのだが実はその核心部に迫力の大滝を秘める 水質の悪さに目をつむれば短時間で遊べる渓ではないだろうか
コースタイム
【芦屋ゲート】 14:00(料金所横の有料駐車場からスタート)
【入渓点(集材所付近)】 14:25(入渓点まで車道を下るが交通量多い)
【芦屋大滝下】 15:05(大滝は荒涼として迫力ある)
【芦屋大滝上】 15:45(滝上からは穏やか)
【芦屋ゲート】 16:40(適当な所から車道に上がり駐車場へ)
ポイント
【★★★(沢3級)】 ポイントは芦屋大滝の突破だが左岸CS下の側壁を2ピッチで潜り登る ハンガープロテクションなのでフリールートのように安心してトライ出来る、見所も大滝登攀だが対岸が車道なのでドライバーにはクライマーが見所?(^^;
下 山
【★(車道を伝う)】 下山と言うか遡行終了地点が駐車場、アプローチは終始車道だが交通量が多くスピードを出している車も多いので沢中以上に注意が必要?(^^;
装 備
フェルト靴等の一般遡行装備とロープ必携、ランニング及び終了点にハンガータイプのプロテクションが完備されているのでクイックドローを持参した方がスムーズだし安心出来る
水濡れ度
濡れたくない
フリクション度
苔が滑り易い
参加者
あき / 亀
所要時間
約2時間半
天候
快晴
遡行日時
2005/05/03
地形図
西宮・宝塚
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
芦屋ゲート横有料駐車場:500円 万博温泉おゆば:700円


【プロローグ】 GWも今日から中盤、あまりにも天気が良かったので急遽沢に行く事になった、と言っても決めたのが当日の9時前では遠方に行ける筈も無く六甲辺りしか無理・・・(^^; その六甲でどの谷をチョイスするかも悩んだが短くてそれなりに遊べて涼しい場所という事で芦屋川になった

この芦屋川は周知の通り谷沿いをドライブウェイが走り、また谷は幾つもの堰堤で分断されとても沢遊びなんて出来そうもない場所に見えるのだがその核心部に大滝を秘め滝登攀的な部分でなら楽しめる要素が残っていると言う、実は昨年何度か訪れる計画を立てていたのだが天候やら体調の不良で先延ばしとなり今日に至っていたのである

今回も一緒に遊んでくれるあきと朝(昼?(^^;)11時半に大阪駅で合流して芦屋を目指すが2号線も43号線も大渋滞(>_<) 駐車地点である芦屋ゲートまでなんと2時間も掛かってしまった(T_T)

【芦屋ゲート(14:00)⇒入渓点(集材所付近)(14:25)】 芦屋ゲートの料金所で駐車料金(500円)を払い準備をするが周囲は観光ドライブとバーベキューの方々ばかりで超浮いた存在(^^;周囲から怪しい目で見られる このゲートが遡行終了点となるので入渓点までまずは車道をテクテクと下って行くが交通量が多く気を使う 車道が右岸に渡り幾つかのヘアピンカーブを越えて再び左岸へと転じると右側に集材所の広場と堰堤がありそこが入渓点となる 堰堤上の河原へはガードレールの切れ目から斜面を適当に降りた


芦屋ゲート付近、青空が心地よい 芦屋川はここからスタート

【入渓点(集材所付近)(14:25)⇒芦屋大滝下(15:05)】 ここで装備のチェックをしているとなんとハーケンを忘れた事に気付く(T_T)「ま、まあ取り合えず行けるとこまで(^^;」って事で歩き出す 暫く河原のゴーロを進むと谷は左に折れて最初の滝が見えてくる 浮華の滝と呼ばれ大きな釜とCSを持ち中々の滝である、泳いで中央突破が自然なラインだと思うし楽しそなのだが目の前の釜は黒く澱んでいてとてもじゃないが泳ぐ気にはなれない(^^; という事であっさり”左岸をへつり登る”に決定、念のためロープを出す 登り的には簡単なのだがぬめっていてフリクションはあまり良くない 滝上の残置ハンガーでセカンドを確保、あきも余裕で登ってきた


浮華の滝は左岸をへつり登った 滝上から見ると中々壮観

橋の下を潜って進むとそれなりに渓谷っぽくなってくるが水質の悪さはいかんともし難くちょっと臭い(^^ゞ 谷中は概ねゴーロなのだが緑色の苔(藻?)が付いた場所はよく滑るので不用意に飛び乗ったりするとツルッと行きそうだ 車道が最初のヘアピンカーブで登っていく付近から両岸が立ち大岩の間をすり抜けるがこの辺りは中々の渓相だ やがて前方に芦屋大滝(弁天滝とか色々な呼び名があるそうだがこの報告では芦屋大滝で書きます)が見えてくる 2段で落差20M、上段は巨大なCSが幾重にも重なり迫力がある


こんな渓流っぽい場所もある 芦屋大滝が眼前に迫る

【芦屋大滝下(15:05)⇒芦屋大滝上(15:45)】 さて突破だが下段(約6M)は左の階段状を簡単に登る、上段(約15M)が核心で幾つかのルートがあるようだが前述した水質なのでシャワーになるルートは避け左岸側壁から巨大CSを潜って落ち口に抜けるルートを選択、見上げると幾つかのハンガーボルトが見える

ロープを結んで登攀開始、ぬめった凹角を3M程登りハンガーにクリップ、乾いた側壁に出て2本目のクリップ、一段登って巨大CS下に潜りこんだところにハンガーとリングが並べて打ってある、これ以上登ると下から見えないのとロープの流れも考えてここでピッチを切り後続確保、出だしのぬめった部分にやや苦戦したようだが楽々登ってくる(流石〜)

続いて2ピッチ目は巨大CSを潜って裏側から登り最後はその潜ったCS上を歩いて落口へ抜ける やや窮屈だがホールドはしっかりしているし中間のリングボルトからランニングも取れるので特に問題は無いだろう 滝上にはチェーン付きの立派な終了点があり確保も容易だ(小赤壁より格段に良い終了点だ(^^;) 確保態勢に入り下にコールすると「亀さ〜ん、スリング落としてますよ〜」との声、取れるとの事で回収してもらうが実はこのスリング(デイジー)昨年ツキ谷でも落として数ヶ月後キンゴさんに回収してもらったと言う由緒ある家出娘デイジー(^^; 気付いて回収してくれてありがと〜m(__)m 気を取り直して再度確保態勢に、やはりステミング系の窮屈ムーブは得意なようで楽々突破、たぶん私より上手かった?(^^;


上に見えるCSを潜って越える 1P目トライ中!ガンバ!!

登り終えた感想だがこのルートはイベントの講習で使われているそうで終了点やランニング及びコンディションも実によく整備されている 整備に労を費やされた方々に感謝したいm(__)m 技術的には岩登りの3級程度だと思うがハンガーボルトの安心感もありフリー的なムーブを使えるので困難さを感じる事は無かった ただナチュラルやハーケンでの登攀ならまた違った感じだったかもしれない


滝上は明るくよい感じだが すぐに巨大堰堤が登場

【芦屋大滝上(15:45)⇒芦屋ゲート(16:40)】 滝上で暫し休息して上流を目指すが眼前は巨大堰堤・・・ だが真ん中が格子状でその隙間を抜けて行ける 車道が離れて水質に目をつむれば緑濃い渓谷の雰囲気を満喫出来るようになる 溝状釜のある1M滝をへつり階段状の小滝を越えると再び車道が寄ってきて潜り抜ける やや傾斜が増し岩間小滝を登ると大釜を持った1M滝と連段滝が見える 明るく岩肌もすっきりしていてこの谷で一番美しい場所では無いだろうか? ここも本来なら泳ぎたくなる場所だろうが当然巻き進む 抜け口に傾斜の緩い石組堰堤があり直登するがヌルヌルで気持ち悪い(^^;


釜を持った3連滝は美しいが 浸かりたくないのでへつる(^^;

ここから先はすっかり小川状となり淡々と進む 時計を見るともう16時半だ・・・このまま進んでもゲート下に見えていた巨大堰堤に突き当たるのは必定だったので適当な場所から車道に出ると芦屋ゲートと芦屋カントリークラブへの分岐がある地点から50M程下流だった そのまま車道を歩いて今日の沢遊びは終了となった

【エピローグ】 突然決まった遡行であったが昨年から宿題の芦屋大滝を無事登れて満足の1日であった ロープを結んでの登攀はトップとビレイヤーの共同作業であり2人の勲章だと思う 清冽で深山幽谷といった今まで一緒に遊んだ沢とはかけ離れた渓にも関わらず楽しんでそしてビレイしてくれたあきに感謝m(__)m 

最後は一目散に温泉を目指し消臭して解散となった(^^; お疲れ様。



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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