初冬の白滝谷で茸バター炒めを食す旅

渓谷の名称
白滝谷
山域(ピーク)
鈴鹿(ハト峰)
渓谷の概要
鈴鹿中部のハト峰より西走して神崎川へと流れ込む白滝谷は特に困難な場所も無く気楽な谷歩きに最適だ 中流部に白滝、赤ナメと言った見所も配置され初めて沢に入る人にとっても思い出に残る谷となるであろう
コースタイム
【朝明ヒュッテ】 09:30(ハト峰直下は急登)
【ハト峰峠】 10:20(ヒロ沢道を下る)
【天狗滝】 11:45(神崎川沿いの登山道を行く)
【白滝谷出合い】 12:15(ここから入渓)
【ハト峰】 15:10(展望良好)
【朝明ヒュッテ】 16:25(山道コースと林道コースがある)
ポイント
【★★(沢1級)】 特に困難な場所は無く気楽な谷歩きを楽しめる、見所は中流部に懸かる白滝と赤ナメの美景
下 山
【★(登山道あり)】 下山はハト峰から朝明への登山道を伝うがどのルートもよく整備されており迷う心配は無い
装 備
フェルト靴とシュリンゲ数本あれば十分
お勧め度
★★
フリクション度
良好
参加者
あき / 亀
所要時間
約6時間
天候
曇りのち晴れ
遡行日時
2004/12/07
地形図
御在所山
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
名神高速(京都南⇒栗東):1000円 ヘルシーパル湯の山温泉:525円


【今日は火曜日ド平日】 「山に連れてってほしい〜」と言うあきに「どこ行きたい?」と尋ねると「紅葉、滝、水、展望のどれか1つが見たい」との答え どれか1つなんて謙虚な事言わずどうせなら全部見とこうや!とチョイスしたのが鈴鹿の朝明から天狗滝を経て白滝谷と行く定番コース、ただずっと登山道では面白く無いので白滝谷の部分を遡行しようともくろんだ、前日に比良や伊吹は初冠雪との便りがあり鈴鹿はどうか?と思案したがとにかく行ってみなきゃ始まらない! 初冬の鈴鹿は2人にどんな景色を見せてくれるのか!?

朝5時過ぎに家を出てあきを迎えに行く、玄関では早朝にも関わらず愛犬リキが元気にお見送り(^^; 栗東より1号線を東走して鈴鹿を目指すが甲賀付近で長〜い渋滞(T_T) よく考えれば今日は火曜日ド平日、通勤ラッシュと言う訳だ・・・ これで30分以上ロスしてしまったがなんとか市街地を抜けて鈴鹿スカイラインを登って行く どうやら雪は無いようで一安心、朝明ヒュッテの駐車場には予定より少し遅れて9時過ぎの到着となった

【朝明ヒュッテ(9:30)⇒ハト峰峠(10:20)】 今日はお気楽谷歩きの予定なんで何時ものハーネスやビナやらのじゃらじゃらしたものは一切無し!スリング数本とメットをザックにほり込んで歩き出す 天気はどんよりしているが晴れコンビの力を信じてハト峰峠を目指す 最近はハイクでも沢靴を履く事が多いのだが今日も谷沿い道では抜群の軽快さを見せる ハト峰峠には小1時間で到着、何時もは登山者で賑わうこの場所も今日は静かなもんだ 暫し休憩の後ヒロ沢道を神崎川へ向って降りていく


縄だるみ堰堤の説明を読む ハト峰峠で霜をつつく

【ハト峰峠(10:20)⇒天狗滝(11:45)⇒白滝谷出合い(12:15)】 ヒロ沢道に入るとすぐにハト峰湿原を通るのだがここは登山道というよりただの沢(^^; こりゃずぶ濡れとあきも沢靴に履き替える やや不明瞭な箇所もあったが道はすぐに歩き易くなり左下にヒロ沢の流れを見ながら下って行くと白いゴーロとエメラルドの水が美しい神崎川に到着、この人気スポットも今日は誰も居らず明るい渓相を独占 夏場ならここから泳いで・・・と言いたいところだが今は12月、白滝谷出合いまでは登山道を進む 途中に懸かる天狗滝は今日も豪快で神秘的な釜を沸き立たせている ゆっくり見ていたい景色だがやや時間が押し気味なので「来年は泳いで来ようネ」と約束して進みだす


ヒロ沢出合いもひっそりと・・・ 何度見ても豪快な天狗滝

【本日のメインは茸のバター炒め】 白滝谷出合い着は12時過ぎとなった この頃から青空となり秋を思わせる高い空にすじ雲が浮かぶ絶好の日和となる ここで昼食となるのだがメニューは今日のメインイベントでもある茸のバター炒めだ 舞茸、しめじ、えのきにベーコンを炒め塩コショウで味付ける 更にはビールにキャベツ炒めに手作りパンプキンチーズケーキも飛び出して大満足! いつも沢では行動食しか食べない私だがこの日は満腹であった(^^ゞ


茸のバター炒めに舌鼓 青空と陽射しが心地よい

【白滝谷出合い(12:15)⇒ハト峰(15:10)】 満腹になってまったりしてしまったが13時過ぎに出発、ここから登山道を離れて白滝谷に入った 最初は平凡なゴーロだがすぐに小滝と釜を連続させるようになる と言っても通過困難な場所は無く快適だ そして十分な陽射しがあるためか水が冷たくない!膝くらいまでなら全然平気である 当初12月と言う事もあって水に入るのを心配していたあきも「意外〜寒くない〜」と驚いている様子だ やがて両岸が立ち始め廊下に入って行くが谷中は平凡で膝くらいの徒渉とへつりを交えて楽しく進んで行く


意外!濡れても冷たく無い!! 廊下とエメラルドの釜が絶妙

やがて前方左に急峻なルンゼを見ると谷は右に折れてその詰まりに2段8M滝を落とす 以前来た時は滝身をシャワーで直登したのだがいくら陽射しが暖かいとはいえこの時期の全身シャワーは避けたいもので右岸の枯棚を登り越えた(^^; この2段8Mを中心とした辺りが白滝谷の核心部で5Mまでの滝と釜を連ねているので初めて沢を体験する人ならその美しさに虜になってしまうかも知れない!?


2段8M滝周辺は谷の核心部で 手軽に沢の楽しさを満喫出来る

小滝を越え2段5Mと快調に進んで行くと両岸開けて丸石のゴーロとなる やがて前方に白布を流したような15M斜瀑、これが白滝で左岸に登山道が見える 白滝はホールド、スタンス豊富でどこでも自由に登っていけるのだがあきはこの場所は気に入ったようで「綺麗ですね〜」と立ち止まり景色を焼き付ける


白滝はホールド豊富な自由登攀 美しい渓相にあきも大満足

【冬の谷も魅力的〜】 白滝より上は明るく穏やかな渓相が続いて登山道が谷に沿うようになる 左岸に植林小屋を見て進むと谷幅一杯にナメが広がる 本来は赤茶けた岩床のナメなのだが木漏れ日がふりそそぎ全体が金色に輝いてなんとも美しい情景を見せる これが「赤ナメ」と呼ばれるナメで神崎川周辺では最大規模のナメだそうだ 私はこの場所にな何度か訪れているがこんなに綺麗に見えたのは初めてであった やはり夏季は木々が葉を茂らせるので十分な木漏れ日が岩床まで届かないのであろう! という事はこの明るさとキラキラ感が冬場に沢を訪れる最大の魅力と言ってよいだろう

この赤ナメのちょうど真ん中辺りで登山道が横切って右岸へと転じている ここから流れは細くなって白砂の河原とナメを繰り返しその間に小釜を作るといった感じなのだがこの落ち着いた感じもなかなか良い


鈴鹿最大級の赤ナメに酔う 白砂の河原と小釜の配置も良い

やがて深い釜を持った溝状2M滝を巻き越えるとすっかり源流の赴きとなりもう一度登山道が谷を横切っている ここから先は全くの小川なので遡行は終了して左岸の登山道を進む、といってもほぼ谷沿い道なので流れの側を行くのだが(^^; 落葉の林と青空のコントラストを楽しみながら歩き最後小尾根に乗れば急斜面も無く稜線に飛び出した


木漏れ日で谷中金色に輝く 落葉林と青空のコントラスト

【ハト峰(15:10)⇒朝明ヒュッテ(16:25)】 稜線を左に取れば僅かでハト峰のピークだ 花崗岩の白肌に展望と青空が映える 冬の陽射しは傾くのが早く15時を過ぎると真横から僕らを照らす だがこれがかえって良い雰囲気でしかもポカポカ暖かい ずっと見ていたい景色だがそうも言ってられず行きしな登ったハト峰峠からの登山道を足早に降りて駐車場へと戻った


ハト峰のピークでハイポーズ! まるで初秋のような高い空

【やはり鈴鹿は良い山ですね!】 駐車場に戻る頃にはすっかり日も傾き肌寒い(太陽の偉大さがよく分る(^^;) 閑散とした駐車場を後にして湯の山温泉へ、ヘルシーパル湯の山で疲れを癒して帰阪の徒に付くが鈴鹿スカイラインからの夜景がこれまた綺麗で最後まで大満足のお徳山行であった(o^v^o)

今回冬場でしかも平日という事もあっていつもなら賑わう人気ルートにも関わらず静かな山旅を満喫出来た あきも大満足だったようで「簡単沢なのに見所満載でとっても楽しかったです 鈴鹿の水大好き〜」と言ってくれた 私としても本来なら仕事でげんなりしているはずの平日なのに山で遊べて大満足! 次の休みもまた山で遊べたらよいですね(^_^)v



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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