2004年の沢初めは鈴鹿の大岩谷から

渓谷の名称
大岩谷
山域(ピーク)
鈴鹿(入道ヶ岳)
渓谷の概要
鈴鹿南部、小岐須渓谷の上流部にあたる大岩谷は鈴鹿らしい明るい谷である。中流部の白滝やナメ、小滝の競演に心が和む。 ただ源流域は分岐が複雑で忠実に本谷を遡るなら正確なルートファインディングが要求される
コースタイム
【大石橋】 10:00(途中までは林道歩き)
【紺屋谷二股】 10:35(見落とし易い)
【白滝】 10:50(通常は左岸を巻く)
【二股】 11:20(二股⇒イワクラ尾根間は分岐多数)
【イワクラ尾根】 12:45(花崗岩の痩せ尾根を歩く)
【重ね岩】 13:10(アップダウンの激しい登山道)
【入道ヶ岳】 13:40(360度の大展望)
【大石橋】 15:30(下山は池ヶ谷道を利用)
ポイント
【★★(沢1級)】 特に問題となる箇所は無いと思うが源流部は幾つもに枝分かれする、スッキリ抜けるにはルートファインディングが重要である
下 山
【★★(登山道あり)】 稜線に出てからは終始登山道なので迷う心配は無い、入道ヶ岳からの大展望が沢の疲れを癒してくれる事だろう
装 備
フェルト靴必携、その他は特に必要としないだろう
お勧め度
★★
参加人数
3人
所要時間
約5時間
天候
快晴
遡行日時
2004/03/28
地形図
伊船
写真室
作成中
遡行図
その他情報
フリクション情報:良好 ヒル情報:見なかった *時期的にヒルを見なかったが入道ヶ岳から下山に使う池ノ谷登山道は夏期多い事で有名、さつき温泉:500円


【プロローグ】 2004年3月28日(日)快晴のもと今年も沢シーズンの幕開けとなった メンバーは去年の沢初めと同様ひな子さんとなっちゃんと私。 大阪を7時に出発して一路鈴鹿へと向う 行き先は小岐須渓谷上流部に位置する大岩谷、絶好の行楽日和のもとどんな沢旅になるのかこうご期待。

【大石橋(10:00)⇒紺屋谷出合い(10:35)】 大岩谷の入り口に当たる大石橋には10時に到着、準備を整えさらに少し進んだ場所からダート道に入る 林道は一旦ケヤキ谷を渡ってから大岩谷に沿うように奥へと続くが10分も歩くと終点となり遡行開始、目の前の堰堤は簡単に右を巻く


最初は林道歩きから 入渓して直ぐの堰堤は右巻き

暫く歩くと目の前に2M滝、明るい渓相とエメラルドグリーンの釜に心が和む 左から超えるとそのまま美しいナメに繋いでいて嫌が上にも期待が膨らんでくる そこから暫くはゴーロの飛び石伝いだがまだ身体が沢モードになっていないのかフェルトのフリクションが信用出来ず全身に余計な力が入ってぎこちない(^^ゞ


最初の滝に心が和む 久々の沢の感触にウキウキ気分

2条に分かれた2Mを簡単に超えると前方には美しい5M斜瀑が登場! 木漏れ日の中煌くように流れる気品ある滝でこの滝は必見だろう 傾斜が緩いのでシャワー覚悟ならどこでも自由に登れるがまだ3月 全身濡れるのは嫌なので私とひな子さんは左側の水流の無い場所を登る 寒さに強い?なっちゃんは水流中の直登にトライ!・・・ が途中で滑ってドボン!!全身ずぶ濡れとなった(^^;


美しい5M滝 この直後なっちゃんドボン!

【紺屋谷出合い(10:35)⇒白滝(10:50)】 また暫く河原があって紺屋谷との2股になるが樹林が茂っている為か見落とし易いので注意が必要だ 川床が黒い岩に覆われて暗い感じのする5M滝が見えてきたら既に紺屋谷の分岐を過ぎているので覚えておこう この5M滝は左右どちらでも登れるが今回は右からへつって越えた


暗い感じのする5M滝 左岸をへつりでこなす

5M滝を越えると直ぐに2股、右から入るのが松ノ木谷であろう 左の谷を進む 渓相はまた花崗岩の明るい谷へと戻り6M滝が目の前に、そしてその奥に優美に落ちる大滝が望まれる これが噂の白滝40Mであろう 6M滝を右から巻いて白滝の下に降り立った


白布を垂らしたように優美な白滝 白滝上はナメや小滝が連続

【白滝(10:50)⇒二股(11:20)】 白滝はその名に違わぬ優美な滝で珠玉のように流れ落ちる水の情景は飽きる事がない さて白滝の突破だが花崗岩独特のフリクションが効きそうな階段状で直登も可能かもしれないが今回は足慣らしだしシャワーは必至なので右を巻きにかかる 踏み後は交錯している部分もあるが良く踏まれている

白滝の落ち口から次の二股までがこの谷の一番よいところ 小規模ながらナメと小滝の競演だ この辺りでちょっと嫌な事に遭遇したがサイト日記に記したのと遡行記録とは無関係なので割愛する 形のよい10M斜瀑を右から巻くと二股は目の前で右の谷を進む


この辺りが大岩谷の核心部だ 7M斜瀑を快適に登る

【二股(11:20)⇒イワクラ尾根(12:45)】 二股を過ぎると谷が浅くなり支谷が複雑に入り組んだ地形となる 二股を右に入ってすぐにまた二股・・・ 嫌、またすぐに分岐するので3股と言うべきか?(地形図620M付近) どれが本谷か区別が難しいが一番水量が多いと判断して真ん中の谷を進む 暫く歩くと藪や倒木が出始め少し荒れた感じになり斜瀑6Mを超えるとまた分岐・・・右に進路を取る もう水量も殆ど無くなり既に源流の赴きだ 遡行図では目立った支谷しか書いていないがこの辺り見分けの付かない支谷だらけでもうどれがどれだか分からない 取り合えず進路を北に取って進んで行く


谷は浅くなり複雑な地形となる 既に源流の赴きだ・・・

やがてガレ状になって谷が終わるので右の尾根に巻き登ると古ぼけた赤テープ 何時のものだか想像も出来ないくらいの年代物だがテープを追って登って行く かなりの急傾斜で苦しい登り、しかもブッシュが行く手を阻む 以前サイトで調べた情報では本谷を忠実に詰めると藪無しでイワクラ尾根に抜けるとある事からどこかで本谷を外してしまったらしい(^^; でもまあ赤テープもあることだし方向的にもそのうちイワクラ出るだろうとズンズン登って行くと標高850M付近でイワクラ尾根に飛び出した(あーしんど〜)

【イワクラ尾根(12:45)⇒入道ヶ岳(13:40)】 後はイワクラ尾根を入道ヶ岳に向って歩くのみ・・・なのだがこの尾根は鶏冠のようでアップダウンが激しく苦しい(T_T) 仏岩、重ね岩を越えてザレた鞍部に降り立つと後は入道までの一登り ここで面白いのは鞍部から岩質がガラッと変わる事だ ここまでは花崗岩主体のザレザレ登山道なのだが入道への登りに入ると石灰質の落ち着いた登りとなる 小さな社を過ぎると一面に草原が広がり入道ヶ岳のピークはもうすぐだ ここで遅い昼食と360度の大展望を楽しんだ


快晴の空と仏岩の奇形 草原の広がる入道ヶ岳

【入道ヶ岳(13:40)⇒大石橋(15:30)】 時間も2時前だしのんびり下れば良いのだが実は私達には時間が無い と言うのもこの後に椿岩でフリークライミングをしたいのだ(^^ゞ 池ヶ谷道をズンズン下って大石橋の駐車地点に戻ったのが15時半・・・岩場に着いたのが16時であった

これではハードルートは触れない(^^; 今回の成果はひな子さんの「マタニティ5.9」のオンサイトと私となっちゃんの「棠記飯店5.10b」オンサイトのみ この2本を登り終えたら17時も過ぎていて足早に岩場を後にした


棠記飯店5.10bを登る私 同じく棠記飯店5.10bのなっちゃん

最後はお決まりのさつき温泉で疲れを癒し帰阪の徒についた

【エピローグ】 今回絶好の行楽日和のなか沢初めからクライミングまで一日に二度美味しい山行となった。 ひな子さんなっちゃんお疲れ様でした!今年の沢シーズンもよろしくお願いします。m(__)m



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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