小野子東谷は半日で遊べるお手軽爽快沢フィールド

渓谷の名称
小野子東谷
山域(ピーク)
芦生(901M)
渓谷の概要
芦生の登山基地でもある須後から最も入渓しやすい谷の一つである小野子東谷は快適な沢フィールドである 25M大滝を始め中流域に美しい滝を連続させ遡行者を楽しませてくれるし上流域に入れば芦生らしい潤いある森を見ながらの遡行となり渓相の変化が楽しめる
コースタイム
【須後】 08:10(導水道を伝って小野子谷へ)
【小野子東谷出合い】 08:45(須後から約30分くらい)
【2股】 09:40(滝が連続して素晴らしい景色)
【奥の2股】 10:45(15M滝は左直登だが悪い)
【901Mピーク】 11:30(大木に901と彫られている)
【672Mピーク】 12:30(ここより急斜面の下り)
【須後】 13:10(今日はトロッコ軌道無し)
ポイント
【★★(沢2級)】 悪場は簡単に巻けるので特にポイントとなる箇所は無いが芦生界隈の谷は全体的に滑り易いので滝登攀する際にはスリップに注意したい 見所は中流部の連瀑帯で中々の迫力だ
下 山
【★★★(要読図力)】 下山は901Mピークから南西に延びる尾根を下る 道は無いので地形図とコンパスを駆使して的確に尾根を拾って頂きたい 芦生の山は尾根読みも楽しみの一つ
装 備
フェルト靴等の一般遡行装備必携、15M滝を登るならロープが必要
お勧め度
★★★
フリクション度
滑り易い
参加者
PO / 亀
所要時間
約5時間
天候
晴れ
遡行日時
2004/10/24
地形図
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
美山文化村河鹿荘温泉:500円


【今週も懲りずに芦生へ】 10月も終盤になって週末の晴れが続くようになった(^_^) となれば沢行かずしてどこに行くのか!今までの雨週末を取り返すべく今週も沢へ出向く事になった 今回は急遽決めた沢旅という事もあり無理なく遅出の早帰りをモットーに選択したのは芦生(須後)から30分で入渓できる小野子東谷! はてさて今回はどんな景色を見せてくれるのか!?

朝6時にJH茨木で落ち合いPOちゃん号で芦生を目指す 今回はスーパープアーな私の願いもあってオール地道でのアプローチだ(^^; 亀岡から国道9号、県道19号を経由して須後着が8時前(うーん地道でも意外と速い) 気温は4度と冷え込んでいるが陽射しは暖かく心地よい 早速入渓準備を整える

【須後(8:10)⇒小野子東谷出合い(8:45)】 歩き始めは8時過ぎ、今日は毎度のトロッコ軌道には乗らず橋の手前で車止めのある林道に入る 暫く歩くとまだ緑の葉を付けた杉の大木が林道を塞ぐ 先の台風での被害だろうか? それにしても紅葉よ言うより落葉が目に付く・・・台風と一緒に秋も通りすぎていったのか?? 林道はすぐに終点となり道水路沿いに進むと小野子谷出合いで小さな堰堤を越えたところから入渓する


さあ出発!今日も晴天だ 朝日に輝く由良川の流れ

小野子東谷出合いまでは豊かな水量と緑に包まれての遡行となるがやはり芦生の森は雰囲気抜群で都会で疲れた?心を癒してくれる(^^; 15分も進めば2股となりこの右股が今回のフィールドである小野子東谷だ

【小野子東谷出合い(8:45)⇒2股(9:40)】 小野子東谷に入って暫くはナメがあるくらいで平凡だが両岸が狭まりだすと3M斜瀑を皮切りに小滝が連続するようになって興が乗ってくる


艶やかな森が今日も迎えてくれる 小滝が出ると興も乗ってくる

どんどん直登して快適に進むとCS(チョックストーン)と言うより大岩の奥に水が落ちる面白い形状の滝がありその左を流木に沿って登る 前方左岸に高さ30Mくらいの岩壁を見ると谷は左に折れて大滝25Mが上空から滑るように落ちていて袋小路状となっている 下流部に懸かる滝とあって水量も豊富で見応えある滝だ ここで暫し滝見と洒落込む


大岩の後ろに水が落ちる滝 25M大滝は見応えあり

さて25M滝の突破だが左岸は高い壁で論外(^^; 右岸は傾斜が緩く充分巻けそうだ 細い踏み後(獣道?)を見つけ登って行くと上手い具合に落ち口へと導かれた(^_^)v 上流を見上げると白布を垂らしたような斜瀑が連続して続き嬉しくなってくる 2M、7Mと続く斜瀑を快適の登ると幅広3M滝、その向こうには延々と滝が続いているのが見える 実は幅広3M滝の上で2股となっていて滝が連続して見えているのは左股の方である 今回遡行するのは901Mに直接突き上げる右股だが左股も面白そうなので機会があれば是非入渓してみたい


連続する斜瀑を快適に登る 幅広3M滝を越えると2股

【2股(9:40)⇒奥の2股(10:45)】 左股は連瀑だが右股は細い淵の後に小滝が連なっている 小滝を越えて谷がやや左に振ると急に傾斜が増して流木の横たわる5M斜瀑からまたも斜瀑攻めとなる 5M、4Mと続く斜瀑を快調に越え6M直瀑の前に、この滝は直登可能だがシャワーは避けられない 流石にこの時期は勘弁と右岸を巻き上がる すると目の前に2条15M滝が威圧するがの如く立ちはだかる(@_@)


どんどん登れて楽しい場所だ 流木5M滝からの斜瀑攻め

事前に調べた報告によるとこの15M滝を最後に穏やかになるとの事であったが実は2条15M直、6M直、幅広10M直と傾斜の強い滝が3つ連続するこの谷の核心部だ 15M滝の突破は2条の左から登り始めるが全身シャワーで冷たい(^^; 下から見る限りで上部は簡単そうに見えたのだが抜け口がボロボロのズルズルで嫌らしい(T_T) しかもまともなランナーが取れずやや緊張する場面だ それでもなんとか登り切りPOちゃんを確保、続く6M直は左岸を小さく巻くがこれは簡単、そして最後は幅広10M直瀑、ここは右岸に張り巡らした岩肌のバントをジグザグに登るのだが高度感があるので初心者がいるパーティではロープを出したほうが無難だろう・・・ 登り切ると今までの連瀑が嘘のように小川となる


圧巻の2条15M滝は左から登る 抜け口に幅広10M滝が待ち構える

【奥の2股(10:45)⇒901Mピーク(11:30)】 小川を暫く進むと奥の2股(地形図740M付近)ここで休憩を取る 本谷は川床の低い左股だと思うが右股に入る 細流となりもう源流かと思っていたがまた傾斜が増して滝が連続しているのが見える しかも滝の区切りが殆ど無く遠目で見ると一本の長瀑に見えてしまう この滝場自体はホールド豊富なのだが傾斜が強いうえによく滑るのでスリップダウンには注意したい


奥の2股で地図を読むPOちゃん 最後の連瀑帯を慎重に越える

やがて水も切れ溝状の谷には倒木が詰まり歩き難くなってくる もうピークも近いと右の尾根に進路を取り5分も急登するとひょっこり台地状の場所に出た さてここはどこだろう?と付近を見渡すとすぐ横の大木に901と彫られている どうやらぴったり901Mピークに出たようだ(完璧v)


901と彫られた大木 芦生ならでは風景

【901Mピーク(11:30)⇒672Mピーク(12:30)⇒須後(13:10)】 さて後は下山を残すのみなのだが実はこのピークには登山道が無い なので南西に伸びる尾根を適当に巡って元来た小野子谷出合いに出る寸法だ コンパスで方位を定めて尾根状の場所を降りていく訳なのだが小さい起伏や支尾根が多く地図を的確に読み取る力が必要だろう 今回は天候にも恵まれていたのでさほど困難な読みでは無かったが悪天候時は苦労するかもしれない 複雑な尾根筋も標高750M付近からは明瞭な尾根となって導いてくれる 672Mピークからは西北西よりの尾根に入り急斜面を下って行くとドンピシャで小野子谷の堰堤横に飛び出した。


落ち着いた佇まいの尾根を下る 今日も一日楽しく遊べました

【珍しく明るい時間での帰阪】 帰りは満員でごったがえす美山の温泉に浸かり17時、明るいうちの帰阪となった

今回は行き帰りの運転にロープボッカまでしてくれたPOちゃん、ほんとにありがとうございました 昨日のような快適遡行を楽しめるともう今シーズン終わりなんて言わずにまだもうちょい沢遊びがしたい気分になりますネ(^^; うーん次はどこ行こうかな?(^_^)v



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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