祝しんさん沢デビュー! 今回もやっぱり巻いた明王谷から奥ノ深谷遡行

渓谷の名称
明王谷・奥ノ深谷
山域(ピーク)
比良(八雲ヶ原)
渓谷の概要
安曇川へと注ぐ明王谷の本谷と目される奥ノ深谷は別名「十九ノ滝」と呼ばれ短い間にいくつもの連爆を懸ける その一つ一つは独立していて気品があり比良一の人気を誇る沢のメッカである
コースタイム
【坊村駐車場】 08:45(駐車場横から遡行開始)
【三ノ滝下】 10:45(一旦林道へと上がる)
【奥ノ深谷出合い】 11:05(適当な場所から入渓)
【4段40M滝上】 12:10(滝連続で豪快)
【2段4M滝下】 13:40(美しいゴルジュを進む)
【登山道交差地点】 14:50(木橋を見て遡行終了)
【坊村駐車場】 16:25(長い林道歩き)
装備
一般遡行装備必携、水量次第だが初心者を含むパーティならロープも必要だろう
参加者
助役さん / しんさん / あいかわさん / ひいちゃん / PIKKUさん / まるいさん / 亀@管理人
所要時間
約8時間
天候
晴れ時々曇り
遡行日時
2004/05/23
地形図
花背・比良山
遡行難度
★★☆☆☆(沢2級)
下降難度
お勧め度
★★★★ 【手軽に本流遡行を楽しめる】
写真室
無し
遡行図
備考・その他
名神高速(吹田⇒京都東):1300円 湖西道路:410円 てんくう温泉:600円 朽木村「へん朽」の鯖寿司は美味!(1本1600円)


【プロローグ】 助役さんよりしんさん沢デビューのサポートを頼まれて自身2度目の奥ノ深谷遡行となった。 と言っても今回は下部の明王谷から入るのでまた新鮮な気持ちで臨む事が出来る。 実際長雨後で増水した渓谷は以前と違う顔を見せ実に充実した遡行を提供してくれた。

朝6時45分JR大阪を出発、名神、湖西道路と経由して坊村の駐車場へ、ここであいかわさんと合流して準備を整える 今回は沢デビューのしんさん他初めてご一緒する方も居られるのでまずは助役さんによる簡単な沢講習を行なってからの入渓となった。

【坊村駐車場(8:45)⇒三ノ滝下(10:45)】 奥ノ深谷を遡行する場合、通常は林道を登り白滝谷との分岐あたりから入渓する事が多いが今回は私の我がままを聞いてもらって下部の明王谷から遡行するべく駐車場横よりすぐに遡行を開始した しかし長く続いていた長雨の影響で谷は増水しており普段より2、3割り増しは間違いなく最初からへつりっぱなしの遡行となる(^^; 大きな淵を2つほどやり過ごすと2M程の滝が登場、瀑流となって白くたぎり迫力満点だ ここはあっさり右を通過して堰堤の前に出る


水量が多く最初から難渋する 瀑流の2M滝も迫力満点

この堰堤は右を巻くが明瞭な踏み後は無く藪中の巻き、巻き終わると河原状で一息となる 暫く河原が続いたあとまた両岸が迫り大きな釜と5M滝が姿を現す これが二ノ滝だろう ここも右を巻く、滝上は細い淵が20M程続き泳がなければ谷中の突破は難しい まだ5月で泳ぐ気にもなれないので淵の浅いところを右岸へ渡り巻き越えた


瀑音轟く二ノ滝5M 淵を右岸に渡り巻き越える

更に進むと谷は左に折れて上空から水飛沫を撒き散らす 三ノ滝の登場である 大きな釜一面を白く沸き立たせ凄い迫力だ 泳いで左岸を登るコースもあるがこの水量では釜の泳ぎにリスクが伴うし入渓してから既に2時間近くたっていて時間が押している・・・ 相談の結果ここで一旦林道へと上がり奥ノ深谷出合いより改めて入渓する事にし左岸の踏み後を登った

【三ノ滝下(10:45)⇒40M滝上(12:10)】 林道を15分程歩き奥ノ深谷が白滝谷を分ける辺りで再び入渓、すぐに小滝が現れて渓谷らしくなってくる 飛び石伝いに遡行し最初の6M滝は右岸を通過


三ノ滝を見ながら林道へと上がる 再び入渓して仕切りなおしだ

小滝が続くが水量が多く水を避けるのに右往左往、大きく美しい釜を持った滝は左岸をへつって越えた この辺りになると初沢のしんさん始めみんな調子が上がってきて連携がよくなって来る 2段8Mは右のガリーを直登するが若干ホールドが丸いので念には念を入れてシュリンゲで確保、ややてこずった人もいたが無事通過出来た


さあ僕の腕を掴んで!としんさん 美しい釜をへつって越える

2段8Mを越えると谷は広がり右に折れる、そこには山肌を段々に落ちる4段40M滝の雄姿、高さ水量、幅共に申し分なくいつ見ても豪快で美しい滝だ この滝から上部の核心部ゴルジュ帯を「十九ノ滝」と呼びその名の通り絶え間なく続く渓谷美に酔いしれること請け合いだろう さて話を戻して4段40Mの突破だが2段目までは右の露岩を快適に登って行ける 3段目は階段状を登るは傾斜が強く若干注意が必要だ 4段目がこの滝突破の核心で細く深い釜を一瞬だが泳がなければ突破出来ない・・・ この日の釜はまるで洗濯機状態で浸かるには勇気がいるが助役さんが飛び込んで突破、後続はシュリンゲに助けられて通過した それにしてもこの滝で全員ずぶ濡れになった(T_T) まだ5月、流石にじっとしていると震えがくる(^^; もう昼も過ぎているだがとても昼食を取る気にはなれず寒さが収まるまでもう少し進む事にした


いつ見ても見事な4段40M滝 洗濯機状態の釜を泳いで突破

【40M滝上(12:10)⇒2段4M下(13:40)】 続く10M滝は直登も可能だがこの水量ではとても手が出ず右を巻きついでに次の7Mも巻いた その上は美しい4M斜瀑が丸く美しい釜に注ぎ込み奥ノ深谷でも最も美しい場所の一つだろう 左を快適に越える 更に谷は右に折れて狭まり斜瀑の奥に美しい8M滝を落とす ここは手が出ず右岸を巻き登るが滝頭へのトラバースが悪くパーティの力量によっては確保を怠らないようにしたい この巻きも助役さんがロープを引いて突破した


4M斜瀑は美しい場所だ この辺りが核心部で滝が連続する

巻き終わると谷は幾分穏やかになるがすぐにまた両岸が立って大きな釜と8M斜瀑が流れも込む 滝身の横に残置シュリンゲが見えるが釜を泳ぐのが嫌でここも右岸を高巻いた(^^; そう言えば以前来た時も殆どの滝を巻いたが今回も巻きまくりでどうやら奥ノ深谷の直登には縁が無いらしい(T_T)


激流を避けて進む 8M斜瀑は泳ぐのが嫌で右岸巻き

【2段4M下(13:40)⇒登山道交差地点(14:50)】 この巻きを終えると核心部はほぼ終わりのんびりムードが漂う 美しい釜を持った末広がりの2段4M滝は左を簡単に巻く事が出来るが核心部を越えて少し気持ち的にも余裕が出来て右岸をトラバースで越えることにする ロープを出してまずは助役さんが突破してFIXにする 後続はまずPIKKUさんから、流石外岩でもバリバリだけあってスムーズに突破、続いてはひいちゃんのトライ、が中間部の岩の出っ張りが超えられず苦労している なんだか苦しそうだな〜大丈夫かな?と思った瞬間手が離れて宙ぶらりんになる(@_@) FIXにセットしたプルージックが効いているので下まで落ちる事は無いがテンションが掛かりプルージックがロックしてしまったようだ そしてなんとひいちゃんはプルージックを解除し始めた(@_@) そ、それはまずい! 慌てて助役さんが緊急出動、適切なアドバイスで事無きを得た(^^;

更にまるいさん、しんさん、あいかわさんと続くがCRUXで練習している面子だけにみな問題無く通過した


ひいちゃん危機一髪(^^; 穏やかな渓相に心が和む

ここから先は谷の傾斜も緩み美しい釜と小滝を見ながらの観光系遡行となる 40M滝からここまで殆ど息付く間が無かったのですっかり昼食の事を忘れていたがこの辺りで急に思い出し(腹が鳴った)暫しのランチタイムとなった 昼食後は5Mナメから始まる連瀑帯からだが両岸は低く左岸の踏み後を快適に通過、あとは小滝とナメが交互に現れる程度で前方に木橋を見て登山道の交差地点と知る 今日はここでお終いと遡行を切り上げた


ナメと小滝で水遊び(^^; 下山は良く踏まれた登山道

【登山道交差地点(14:50)⇒坊村駐車場(16:25)】 下山はよく踏まれた牛コバへの登山道を下るのみ ツヅラ折れの道を快適に下ると林道に出て沢装備を解く あとは長い林道を談笑しながら麓に戻った。

【エピローグ】 遡行後アフターは比良界隈ではお決まりのてんくう温泉と国道沿いで美味いと評判の「へん朽」で鯖寿司を買って帰阪した。

今回予想以上に(予想はしてたが)水量が多く観光沢にはちょっと厳しい面もあったと思うが無事遡行を終える事が出来てほっとしている やはり沢は水量次第で別物になるという事を改めて実感した 沢デビューのしんさんも今までの縦走登山に無い楽しさと厳しさを実感されたことだろう。

隊長の助役さん、沢デビューのしんさん、今回始めて沢をご一緒させてもらったPIKKUさん、ひいちゃん、あいかわさん、今年初沢のまるいさん、みなさんお疲れ様でした また機会があれば行きましょうネ(^_^)v






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