鈴鹿らしさを満喫出来る石谷川快適水遊び

渓谷の名称
石谷川
山域(ピーク)
鈴鹿
渓谷の概要
鈴鹿南部の仙ヶ岳から流れる石谷川は鈴鹿特有の明るい花崗岩の谷だ 水量も豊富で美しく深い釜と滝が連続する渓相は名渓と呼べるに相応しいだろう 技術的にも困難な場所はなく沢の入門にも向いている ただ増水しやすい谷なので雨中の遡行には注意が必要だろう
コースタイム
【大堰堤】 09:40(車は堰堤の1K程手前に駐車)
【七つ釜の廊下】 11:50(美しい花崗岩の岩肌)
【白雲の滝】 12:40(右から残置を便りに登る)
【遡行打ち切り点】 14:30(5M滝手前で左岸登山道へ)
【大堰堤】 15:30(登山道と林道の楽な下山)
ポイント
【★★(沢2級)】 特にポイントとなる箇所は無く技量に合わせて登るも巻くもお好み次第、七つ釜の廊下は美しく見所のひとつだろう、巻かずに突破を狙いたい
下 山
【★(登山道あり)】 下山は谷沿いに続く登山道を伝う、道標もしっかりしているので迷う心配は無い
装 備
フェルト靴等の一般遡行装備必携、通常ロープは必要としないが滝の突破に拘るならやはり持参しておきたいところだ
お勧め度
★★★★
参加人数
4人
所要時間
約6時間
天候
曇り
遡行日時
2004/09/11
地形図
伊船
写真室
作成中
遡行図
その他情報
フリクション情報:良好 ヒル情報:下山路で見た さつき温泉:500円


【プロローグ】 数週間前のCRUXで「9月12日は鈴鹿の椿岩に行こう」と言う話になった。 もちろんクライマーな私としては願っても無い話なのだがやはりこの時期まだ沢も捨て難い(^^; そこで考え出したのが11日(土)に鈴鹿の沢を登って小岐須に幕営、12日(日)に椿岩でクライミングと言う複合コラボレーション企画だった 週末2日をたっぷり使ったこの企画どうなることやらこうご期待!

11日、6時にJR大阪でなっちゃんと合流、茨木でみるくさんとあっきーを乗せて近畿自動車道を南下する 意外と交通量が多かったが無難に進んで石谷川沿いの林道へ入り舗装の切れる辺りで駐車したのが9時 準備を整え9時半出発となった そう言えば私は先週も鈴鹿でこの時は蛭の襲撃を受けて難儀したのを思い出す(^^; 今日も同じ鈴鹿だが今回花崗岩主体の谷なので幾分は少ないか? もやっとした曇り空の下大堰堤への林道を歩く

【大堰堤(9:40)⇒七つ釜の廊下(11:50)】 大堰堤から谷に降りるとそこは時代劇にでも使えそうな広い河原、砂地の浅瀬を進んで行くと樹林が迫って岩床の流れに変わる ここからが石谷川遡行の始まりだ すぐに鈴鹿独特のエメラルドの釜と小滝が出迎えてくれる 気温はそれほど高くないがあっきーは早速とばかりに釜に入ってじゃぶじゃぶ(^_^)


大堰堤の河原を進む すぐに小滝を釜を連続させる

暫く進むと薄暗い廊下の奥に2段12M滝、これが頂礼井戸の滝と呼ばれる滝で深い釜と一枚岩抉って流れる様が美しい 通常は右岸の巻き道を利用して簡単に巻けるが今日は出発が遅かった事もあり仙ヶ岳まで詰めるのは無理と判断していたので登れそうな滝は積極的に登ってみることにする どうやって突破しようか弱点を探すと左岸壁にやや傾斜の緩い場所がありそこをターゲットに絞る まずは釜を泳いで滝左岸に取り付く あっきーは水泳経験者だけあって流石にスムーズだ、みるくさんも上手い、なっちゃんは・・・バシャバシャしているがあまり進まないようだ(^^; 遠めで見ているとまるで水面に落ちた昆虫にようである(^^; それでもなんとか辿り着いて登りにかかる しっかりしたホールドがあって簡単な登りだったが後続はロープで確保した


薄暗い頂礼井戸の滝 釜を泳いで左岸壁に取り付く

滝の上は花崗岩が浸食された川床がウネウネとうねって面白い景色を見せる 一旦谷は開けて明るい渓相に小滝を釜が適度に配置され気分も上々だ 底まで見える美しい釜を見る度に「わーっ綺麗〜」「きゃー凄い〜」と言って立ち止まる


明るい渓相に釜と小滝が続く どこを切り取っても絵になる空間

やがて谷幅がやや狭くなると美しい釜を持った7M滝が現れる 滝と釜と緑と凄くバランスの取れた滝でこの谷でも屈指の美しい場所だろう あっきーはここでも泳ぎまり 流れに逆らって壁にタッチしに行こうとするが押し戻される(^^; ひとしきり泳いで滝の突破だがこの滝はツルツルで登れそうも無い・・・ 仕方なく右岸のトラロープからへつり気味の越えた


美しい釜の7M滝で記念撮影 泳ぎを楽しむあっきー

ここからやや単調になるが渓相は美しく飽きはこないだろう 水遊びをしながらの快適遡行が続く 左にカンサ谷を分けて暫く進むと左手に丸い大岩(@_@) こんな巨大な石いったいどうやってこの場に落ち着いたんだろう? ここで一旦降りてきていた登山道が再び右岸へ登っていくと谷は廊下状へと変わっていく


水遊びを楽しみながら快適遡行 なっちゃんがどこにいるか判る?

その先で前方極度に狭まって小滝とCS5M滝で行く手を阻むがここが七つ釜の廊下と呼ばれる場所だ 以前来た時は恐ろしいくらいの深淵であったが今回は胸から首くらいの徒渉で抜けられるようだ この変化に谷は日々変わっているのだなと驚かされる


七つ釜の廊下が行く手を阻む 以前は巻いたが今回は突っ込む

【七つ釜の廊下(11:50)⇒白雲の滝(12:40)】 さて突破だが左右どちらかを巻くのが通常ルートのようだが今回は廊下の中に入って見ることにした まずは釜を泳いで小滝を強引に登ると目の前には大きなCS(チョックストーン)を持つ5M滝が懸かる 側壁は鏡のように磨かれ全く取り付く島も無い 仕方なく左岸のテラスに出てそこからは立ち木を掴んで強引に登ると左岸の巻き道に合流する(ちなみに右岸は登山道を使って巻く事が出来る)

ここから谷はまた穏やかになり堰堤があって興ざめする 堰堤は右から小さく巻いて暫く進むと左岸に営林署の小屋を見てこの谷一番の見せ場でもある「白雲の滝」に辿り着く 高さは10M、釜は浅いがなかなかの迫力だ


突然堰堤が現れ興ざめする 白雲の滝は一番の見せ場

【白雲の滝(12:40)⇒遡行打ち切り点(14:30)】 この滝も左岸を簡単に巻く事が出来るのだが今回は直登する事に ルートは滝の右で「く」の字に登って行く 下から見るとリングボルトとハーケンが打ってあるのでラインニングには不自由しない 早速ロープをセットして登りに掛かる 出だしと最後のバランスがやや悪いがそれほど難しい登りではない 滝上の立ち木にロープを固定して後続にはFIXで登ってもらう まずはあっきー、最初は緊張の表情見られたが最後は笑顔も見え余裕の表情を浮かべ楽しそうだ 続いてみるくさん、みるくさんも順調に登るが落ち口へのトラバースでかなり緊張しているようだ それでも最後はゴボウ気味で登り切った 最後は末端確保に変えてなっちゃんが登る 流石は囲炉裏でも1、2を争う女性クライマーだけあって確保も要らないようなスムーズな登りで突破 滝上からは景色も良く登攀の労を癒してくれる(*^_^*)


みるくさんの登りを上から激写 初めての確保に真剣な表情

ここからまた谷は穏やかになり水量も減ってくる ゴーロの中を進んで行くと谷を通せんぼするかのようにCS3Mとツルツル4Mの2連滝で行き詰まる この滝はCSの左手を突破するがCSへの乗り込みがツルツルで勇気を試される場所だろう 登ったらすぐにツルツルの4M滝が待っている ここも流芯左手の凹角を登るが細かく緊張するところだ 右手カンテ上にガバがあるので見落とさないように 後続はシュリンゲかゴボウで登ってもらおうと思ってロープを垂らすがなつ師匠に落ちたら岩の上だからちゃんと確保して下さいと怒られる(手抜きしてごめんなさいm(__)m >なつ師匠)


ツルツル4M滝は左凹角を 5M滝前で左岸の登山道に上がる

【遡行打ち切り点(14:30)⇒大堰堤(15:30)】 全員無事に登り切ったところで時間が14時半となりそろそろタイムリミットとなった すぐに現れる5M滝の手前から左岸のシダ藪を登ると登山道に出て遡行を打ち切った 下山はそのまま登山道を下ると営林署の小屋を経て大堰堤までは林道が導いてくれる

余談だが登山道の下りであっきーが露岩に滑って骨盤を強打(T_T) 暫くオブジェと化して声も出せないようで私も一瞬ヤバイと思ったがなんとか歩けるとの事で胸を撫で下ろした(後日診察の結果骨には異常なしとの事で一安心でる)


下山は林道が大堰堤まで導く 小岐須での宴会!この後恐怖が(^^;

【恐怖の小宴会(^^;】 さていつもなら後は温泉と帰阪を残すのみなのだが明日は小岐須の椿岩でのクライミングである いつもの「さつき温泉」に入ったあと鈴鹿市内のジャスコに宴会食料を買出しに行く この店がまた巨大で店舗の端から端が見えない程だ(@_@) 機会があればここもじっくり探検したい(^^;

アルコールとその他もろもろの準備も整い小岐須のキャンプ場に着いたのが21時、駐車場の端っこに陣取ってブルーシートを広げて宴会スタート(*^_^*) いつもながら至福の時間だ 美味しい刺身やら豆腐やら餃子を食べビールも呑んでほろ酔い気分になった頃私の左手にに何かが止まった? 最初虫かと思って払いのけるとザックの上でなにやらウネウネと動き出す(^^; 「ゲッ蛭やんか」(@_@) いくらなんでも整備されたキャンプ場の駐車場にまで要るとは思わなかったがその後もみるくさんの首筋や靴下に張り付いていてどうやら木の上から降ってくるようだ 夜なのにヒルの雨は予想外でほろ酔い気分も吹っ飛んで車中に避難(^^; 豪華な大宴会のはずが一転して恐怖の小宴会になってしまった(^^;

【椿岩への序章】 翌朝7時に助役さんからの電話で目が覚める 大阪は土砂降りだそうであるがこっちは昨日から一滴の降水も無い 「大丈夫登れます」と伝えてもう一度寝る(^^; やっと起きだしたのが8時、昨日の蛭パニックで焼けなった食材を焼いて食べていると助役さん達日帰りクライミングチームがやって来た(^^; 慌てて片付けをしてクライミングモードに変身! てな事で椿岩に行ってきま〜す。



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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