快晴のもと表六甲ハチノス谷で滝登り

渓谷の名称
ハチノス谷
山域(ピーク)
六甲(長峰山)
渓谷の概要
六甲の西南部に位置する長峰山(天狗塚)に突き上げるハチノス谷は無名ながら20M級の大滝2本を小滝で繋ぐ滝の多い谷だ 谷名の由来は「蜂の巣」とも谷の入り口付近にある「ハーチス気象観測所」のハーチスが鈍ったものとも言われている。
コースタイム
【杣谷堰堤】 9:25(長峰墓地の道を登る)
【ハーチス気象観測所跡】 9:45(下部工事中なので迂回道を利用)
【2段15M滝上】 10:55(直登、巻くなら右から)
【3段20M滝上】 12:25(直登断念、右から大巻き)
【長峰山(天狗塚)】 13:00(見晴らし良好)
【杣谷堰堤】 14:15(ハチノス谷の右岸尾根を下る)
装備
滝を登るなら一般遡行装備とロープ必携、20M滝は登攀具も必要だ。 全ての悪場を巻くなら水量にもよるが登山靴でも可能。
参加者
不知火さん / なつさん / 亀@管理人
所要時間
約4時間半
天候
快晴
遡行日時
2004/04/17
地形図
神戸首都
遡行難度
★★☆☆☆(沢2級)
下降難度
お勧め度
★ 【手軽に滝登りを楽しめる】
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
入谷地点は堰堤工事の影響で今後変わる可能性ありで事前確認を要す


【プロローグ】 沢の足慣らし第2弾に遅出でも行けるお手軽遡行を考えていたところ六甲山を網羅し尽くした不知火さんより隠れた名谷ハチノス谷の存在を知り今回ガイドに向かえて遡行する事となった

朝8時なっちゃんと落ち合い神戸を目指す 護国神社前で不知火さんと合流して杣谷堰堤下の小広場(水場のある場所)に駐車した。

【杣谷堰堤(9:25)⇒ハーチス気象観測所跡(9:45)】 以前は駐車地点から杣谷沿いに入谷する事も可能であったそうだが現在ハチノス谷入り口付近が堰堤工事中で入れないため長峰墓地へ向って歩き出す 墓地内を通り抜け北端の尾根(ハチノス尾根)から左の山腹を巻くように踏み跡を巡る。最初の枯谷を通り越して更に一段下がった谷がハチノス谷で降り立った場所に以前ハーチス気象観測所と呼ばれた小屋跡がある ここで入渓準備を整え遡行開始・・・と言っても水は殆ど無し(^^;


長峰墓地から長峰山を望む ハーチス気象観測所跡から遡行

【ハーチス気象観測所跡(9:45)⇒15M滝上(10:55)】 最初は少々荒れた感じのするが谷中を歩き始めるとすぐに斜瀑が現れる まずは小手調べとばかりに直登するが水流が少ないためか滑っていて登り難い(^^; それでも快調にクリアして行く


滑っていて意外と登り難い 連続する小滝を超えて行く

4M、4M、3Mと超えて暫く進むと前方に立派な滝(2段15M)が姿を見せる 中段にCS気味の出っ張りがあり右岸は垂直の岩壁でやや険悪そうな予感・・・ ルートについてよく観察すると滝身右にハーケンと古いシュリンゲが見える まあ取り合えずハーケンの場所まで行ってみようと登りだすが下部の5Mは簡単、見た目よりしっかりした残置ハーケンからランニングを取り中段の出っ張りを越えると小さなテラスと岩溝の奥にハング気味のCS5M滝・・・ こいつを続けて登ってしまうと取り付きが見えなくなって上からの確保がし難いと判断してこの小テラスでピッチを切りTR状態にしてなっちゃん、不知火さんと登ってもらうがそこはCRUXで鍛えた2人だけに余裕の突破であった

2人に立ち木からセルフを取ってもらい続いて上段5M滝にトライ なんと途中に立派なハンガーボルトが打ってある(@_@) これは安心とばかりに快適に乗り越えた。 落ち口にしっかりした立ち木があったので今度はFIXで登ってもらったがプルージックの引き上げ作業が入る分登り難そうであった(これも練習!ガンバ!!)


2段15Mをリードする私 上段5Mを登る不知火さん

【15M滝上(10:55)⇒20M滝上(12:25)】 滝上はほっと一息だがすぐにスラブ状3M滝、2、3歩登るがツルツルヌメヌメで嫌らしい(T_T) まあ無理して突っ込めば大丈夫そうなのだが2人とも右に巻いているので挫折して私も巻く(^^; 続いてSC5M滝 一見悪そうだが突っ込むと左壁にホールドがあって容易に越えられた 谷は狭くなり暫くはU字状の斜面と小滝を繰り返す(もうこの辺りからお湿り程度の水流だ)


SC5M滝は左壁にホールド有り 六甲特有?U字状の谷中

やがて左から小さいルンゼを入れると前方に迫力の3段20M滝が広がる 下段、中段は垂直で上段はオーバーハングして天空から水滴を雨のように落としている 今まで谷が狭かった分この光景は迫力に満ちたものであった

で突破だが事前の調べでは2段目までは突破の報告がある 不知火さん情報では最後のハング滝も登った人がいるみたいだ・・・ こう聞いては登らずにはいられない悲しい性で意を決して左からトラバース気味に取り付くが脆くてぬめって結構悪い(^^; 下段をクリアした時点でピッチを切って確保点を探すがここは滝のど真ん中・・・ハーケンでも打たない限り支点は作れないし何より登攀具を車に残置してきた(^^ゞ 左岸に寄って立ち木を探すも細くて怪しい小枝ばかりで信用性ゼロである それでもなんとか細い木数箇所から分散して支点を作った(ふ〜)

さてどう登ってもらうかだがルートがトラバースだったので上からの確保は落ちた場合振り子になって危険を伴うのでここはFIXしてゴボウで登ってもらう事とした まずはなっちゃん一歩登ってホールドが剥がれた(^^; 仕方無いので必殺プルージックとアブミによるFIX登攀を提案するも2人ともやったこと無いそうでボツ・・・ 更に場所を少し変えて不知火さんもトライしたが一歩登ってホールドが崩れ落ちる(^^;

そんなこんなで30分ほど時間を掛けたが結局撤退して懸垂下降で戻り左岸から小ルンゼに入って大きく巻き越えた 今度来る機会があれば登攀具持参で再トライしたい


3段20M滝下段の登攀 右の小ルンゼを巻き上がる

【20M滝上(12:25)⇒長峰山(13:00)】 この20M滝を突破でこの谷の核心部は終わり 谷も小さく水も枯れてあとはU字の枯谷をどんどん登って高度を稼ぐ 途中の二股は左が本谷のようだが不知火さん情報では詰めが藪との事で右股に入って急登喘いで詰める登ると長峰山の少し東より南に延びるハチノス尾根に飛び出した あとは良く踏まれた登山道を暫しで長峰山(天狗塚)に到着した


左が本谷だがここで右股に入る かなりの急登で息が切れる

【長峰山(13:00)⇒杣谷堰堤(14:15)】 長峰山山頂は360度の大展望が楽しめるが石の上はかなり暑く濡れた靴下もすぐ乾く程だ 昼食と暫しの談笑ののちハチノス谷右岸の尾根道を伝って杣谷堰堤へと下った。


大展望が楽しめる長峰山 無事杣谷堰堤へと帰り着いた

【エピローグ】 今回六甲マスター不知火さんのガイドで隠れた名谷ハチノス谷を遡行したが登り応えのある滝もあって結構楽しめた 惜しむらくは水量が殆ど無かった事だがここ数日晴天続きであったので仕方の無いところか・・・ 次回チャレンジの折は水量豊富な時期と登攀具持参で望みたい

不知火さん、なっちゃん充実の一日をありがとうございましたた。m(__)m






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