快晴のゲロク谷右股遡行はほんのり秋色快適遡行

渓谷の名称
ゲロク谷右股
山域(ピーク)
芦生(911M)
渓谷の概要
芦生では最も沢登りが楽しめると言うゲロク谷は小野村割岳から911Mへと東西に伸びる尾根より北走してカズラ谷を経て由良川に流れ込む 谷の規模は小さいが稜線直下まで滝が続きシャワーを交えての快適遡行を約束してくれるだろう
コースタイム
【須後】 07:40(毎度のトロッコ軌道)
【カズラ谷出合い】 09:10(ここから入渓する)
【ゲロク谷出合い】 09:30(2股まで小滝連続)
【ゲロク谷2股】 10:45(出合い8M滝は直登で)
【3段15M滝上】 11:50(殆ど直登で快適)
【911Mピーク】 12:50(忠実に詰めると911Mに出る)
【赤崎中尾根分岐】 13:30(稜線では位置確認をしっかりと)
【赤崎東谷出合い】 14:40(最後は急な下り)
【須後】 15:25(労した身体には辛いトロッコ軌道)
ポイント
【★★(沢2級)】 ポイントは二股手前の10M滝と右股入り口の7M滝、前者は右岸から巻き登り尾根を50Mほど進んで懸垂下降で戻る、降りた谷は左股なので少し戻れば右股出合い、入り口7Mは直登だがシャワーは必至、巨木の生い茂る芦生の森に包まれて癒されること間違い無し
下 山
【★★★(要読図力)】 下山は赤崎中尾根を下る、尾根には細い踏み後が続いているが迷い易い部分もあるので読図力が要求される
装 備
フェルト靴等の一般遡行装備及びロープ必携
お勧め度
★★★
フリクション度
滑り易い
参加者
PO / もりきみさん / 亀
所要時間
約8時間
天候
快晴
遡行日時
2004/10/16
地形図
久多・中
写真室
作成中
遡行図
備考・その他
名神高速(茨木⇒大山崎):650円 船岡温泉:350円


【秋の沢を求めて芦生へ】 猛暑だった夏もようやく終わりめっきり涼しくなった此の頃、今週はこの秋初めてとの週末晴れ予報に紅葉はまだか?と芦生ゲロク谷右股を遡行する事にした

朝5時に茨木でPOちゃんと待ち合わせる、当初POちゃん、もりきみさんの3人で遡行する予定であったが前日にBAKUさんから連絡があり別山行で芦生に行くがコスト面を考えて車だけご一緒させて下さいとの事 ここでBAKUさん、みるくさんとも合流して京都でもりきみさんを拾って芦生を目指す

周山街道を快適に飛ばして須後には7時過ぎに到着、快晴の陽射しがまぶしく今日の好天を約束してくれる 今日は行動予想が8時間とやや長いので急いで準備を整え7時半過ぎの出発となった

【須後(7:40)⇒カズラ谷出合い(9:10)⇒ゲロク谷出合い(9:30)】 集落の外れより左岸に渡り森林軌道をテクテク進む 左下に見える由良川本流がキラキラと輝いて美しいが秋が来てないので秋色にはもう少しといったところ(^^ゞ 灰野、赤崎谷出合い、小ヨモギ作業所跡と進んでカズラ谷出合いには9時過ぎの到着となりここから遡行開始となる


朝日を浴びて出発! 小ヨモギ作業所跡付近を行く

カズラ谷に入ると豊富な水量と緑の絨毯、今日も癒しの森は優しく迎えてくれた(^_^)v カズラ谷は古い山道が残っているという話であったが風水害で流れてしまったのかのっけから水の中をジャブジャブと進んむ 流石に10月も半ばになると水も冷たく感じられ身体が温まるまでは指がジンジンとしてくる 谷中はこれといった滝も無く緑の中を20分の遡行で左岸から支谷が入り込みこれが今日のお題であるゲロク谷だ ここでカズラ谷を登る予定のBAKUさん、みるくさんとは別行動となり須後での再会を誓ってゲロク谷に進路を取る


癒しの森が今日も迎えてくれた 20分ほど歩くとゲロク谷出合い

【ゲロク谷出合い(9:30)⇒ゲロク谷2股(10:45)】 谷に入って暫くすると小滝やナメが出始めて興が乗ってくる 岩肌は黒く滑りやすいがホールド自体は豊富なので直登に次ぐ直登で登って行く やがて両岸の傾斜が増してくると廊下状になり4M、3Mと続くのだが中にはバランスの必要な滝もあって面白い やがて目の前に2条10M滝が立ちはだかる 狭い空間にパッと開けたように現れ迫力がある


中にはバランスの要る滝も 2条10Mは迫力がある

2条の左には流木があり直登も可能そうだが事前の情報でもかなり時間を食うそうなのでここは右岸を巻き上がる(次に機会があればチャレンジしてみたい) 出だしの傾斜が急なので念のためロープを引いて登ったがそれほど難しくは無い 小尾根に乗って谷中を覗くと2条10Mの上に8M滝が続いている これも事前情報で直登は厳しいとの事だったのでそのまま小尾根を進んで傾斜の緩くなったところから40Mロープをダブル2ピッチの懸垂下降で谷に戻った 戻った谷は左股で谷を50Mほど戻ると右股との分岐で8M滝が飛沫を上げて落ちている


2ピッチの懸垂で谷に戻る 右股出合いの8M滝は直登可能

【ゲロク谷2股(10:45)⇒3段15M滝上(11:50)】 8M滝はホールド豊富で直登可能だがシャワーは必至(^^; 水が冷たいので決意が揺らぐところだが草付きを登るよりはと意を決して取り付いた 続く4Mは頭からシャワーなので左に逃げ立ち木にFIXして後続を待つ 2番手のもりきみさんはシャワーを嫌ってか右に逃げようとするが右はツルツル(^^; シャワーで登るよう指示して突破! ラストのPOちゃんは余裕で登って先を目指す この辺りから森は一層深さを増して落ち葉が木漏れ日に反射して輝きながら落ちる景色はまさに別天地である


8M滝を登るもりきみさん これぞ芦生と言う風景が続く

巨木と苔に彩られた谷は小滝をふんだんに懸けその殆どを直登して行けるから面白いことこの上ないところだ やがて一際大きな3段15M滝に行き当たる この滝もホールドが豊富で快適に直登出来るがやや高度感があるので後続にはロープを出して確保した 滝上はまだ連瀑が続いていて6M、2M、2Mと嬉しい悲鳴(^^; 左手上方に巨木を見てその下で休息を取る


3段15M滝も快適に直登 小滝が続き嬉しい悲鳴(^^;

【3段15M滝上(11:50)⇒911Mピーク(12:50)】 一方その頃別行動のBAKUさんチームはカズラ谷から小野村割岳への支谷を間違え急峻なルンゼに悪戦苦闘だったそうであるがそうとは知らないゲロク谷チームは巨木に抱かれてのんびりした後遡行を開始、すぐに流木の刺さる6M滝を迎える やや滑り易い場所であったが流木をホールドにして突破、谷はミニゴルジュとなって3M前後の滝を連続させるが問題になる箇所は無く快適に高度を上げる やがて水量も目に見えて少なくなり明瞭な2股を右に取ると水も切れて登山道のような掘割道となる この辺りになると両岸の尾根が下がってきてどこでも斜面に上がれるが最後まで忠実に詰めると911Mから北に派生する尾根に乗っかった 一見この尾根が主尾根に見え北進したくなるところだが911Mピークは南に進路を取り2分の程の位置である


小滝群を快適に直登していく 水が切れると溝状の谷になる

【911Mピーク(12:50)⇒赤崎中尾根分岐(13:30)⇒赤崎東谷出合い(14:40)】 911Mピークのある主尾根に登ると急に風が通って寒いと感じるくらいだ 本当はここでもゆっくり休憩を取ってBAKUさんチームを待つ予定であったがあまりに寒いので先を急ぐ事に ちょうど出発しようとした時に犬連れのおじさんがやってきて「後ろに沢登りの男女2人がいるけど連れか?」と聞いてきる どうやらBAKUさんチームも無事主尾根に乗っているようだ すぐ後ろに迫っているとの事だったので追いつかれまいとダッシュする(^^; 主尾根の薄い踏み後を西へ辿り黒く焼けた杉のある辺りから北に派生する尾根をテープと踏み後に導かれて下ると赤崎東谷との出合いに降り立った(今回も諸事情により尾根道の詳細は控えています。ご了承下さいm(__)m)


凄く澄んだ青空が美しい 何年この地を見てきたのだろう

【赤崎東谷出合い(14:40)⇒須後(15:25)】 赤崎東谷出合いからは朝来たトロッコ道をテクテク歩けば40分で須後の駐車場に辿り着いた さて後はBAKUさんチームの帰りを待つだけだ 911M付近でそれほど差が無いとの事だったのですぐに戻ってくるかと思ったが30分ほど待っても来ないので熊にでも襲われたのか?と心配になったがまあそのうち戻ってくるやろと車中で寝ていたらチリンチリンと鈴の音、16時30分BAKUさんチームも無事下山して芦生の山を後にした

【京都観光付き?温泉グルメ】 で、後は恒例の温泉なのだが芦生と言えば美山の河鹿荘が定番であるが今日は趣向を変えてもりきみさんお勧めの京都船岡にある船岡温泉へ この温泉は昔の旅館を改造したものだそうでレトロな雰囲気と素朴な下町風情が絶品で私的にもお気に入りの温泉となった また京都市の北部に位置するので比良山系からの帰りにも利用出来今後活用する事も増えることだろう(もりきみさん教えて頂いてありがと〜)


今日は一日快晴でした(^_^) 下町風情満点の船岡温泉

お風呂に入った後はこれまたもりきみさんお勧めのラーメン屋「いいちょう」へ 普段なら行列必至らしいがタイミングよく座れてラッキー! 味も満足で沢⇒観光⇒グルメと盛り沢山の一日を満喫して帰阪となった 同行して頂いたみなさん今日も楽しい一日をありがとうございました〜。



*遡行難度や下山難度のグレード目安、サイトの観覧方法については「初めてお越しの方へ」をご覧下さい。



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