清冽な水流は何度見ても感動の嵐! 前鬼川本流遡行

渓谷の名称
前鬼川
山域(ピーク)
大峰(釈迦ヶ岳)
ルート概要
林道終点(7:05)⇒本流出合い(7:20)⇒10M滝(8:00)⇒箱状廊下(9:40)⇒水垢雛場(10:20)⇒三重滝(11:25)⇒水垢雛場(12:00)⇒前鬼宿坊(13:30)⇒林道終点(14:05)
渓谷の概要
釈迦ケ岳周辺の水を集め流れる前鬼川は水量豊富で下流部に名瀑不動七重滝を懸ける 一般の遡行対象となるのは黒谷出合いから上部だがさして困難の場所もなく美しい流れの中をゆったりと遡行できる美渓である
装備
フェルト靴等の一般遡行装備必携、10M滝上の徒渉はロープFIXで万全を期したい
参加者
助役さん / 佐野さん / 不知火さん / SUMIEさん / まるいさん / いるかさん / 高橋さん / えーさん / なつさん / 亀@管理人
所要時間
約7時間
天候
曇り時々晴
遡行日時
2003/08/31(前夜発)
地形図
釈迦ヶ岳
遡行難度
★★☆☆☆(沢1級)
下降難度
お勧め度
★★★★☆ 【水の美しさは絶品だ】
写真室
無し
遡行図
備考・その他
近畿自動車道(摂津北⇒松原):500円 西名阪自動車道(松原⇒柏原):400円 上北山温泉:500円


【大阪(19:00)⇒下北山村(23:00)】 8月最後の週末は思いっきり水と戯れようと思っていたが一日前までは完全な雨予報、直前になって若干回復傾向で「とりあえず現地まで」と言う事になった

19時に我が家を出発 北千里、茨木を経由して一路大峰方面を目指す 今宵の宿は下北山村のJRコンビに前だ 国道169号の拡張工事もほぼ終了していてスムーズに進み23時頃到着、小雨くらいは覚悟していただ星が出ている!こりゃ明日も期待が持てそうだ 早速設営して宴会となった 今回は牛タンサラダを作ったのだがこれが好評で今後定番となるのかもしれない 尽きぬ話題に花が咲いて1時半の就寝となった

【下北山村(23:00)⇒前鬼林道終点(7:00)】 朝5時半起床6時20分出発して前鬼林道の終点を目指す、今回はここで助役さん率いる大阪北組みと佐野さん率いる大阪南組みとの合流で全員入れると10人の大所帯だ 定刻通り7時に到着して早速遡行を開始する


定刻通り7時遡行開始となった このブルーの水は前鬼独特の色だ

【前鬼林道終点(7:00)⇒10M滝(8:00)】 まずは林道を100Mほど戻り傾斜の緩い斜面を選んで河原に降りる 下りた場所は黒谷で前鬼本流へは更に50Mほど降ることになる 前鬼本流に降り立つとすぐに美しい淵が現れ見るものを釘付けにするだろう そう前鬼の魅力はなんと言ってもこの神秘的な青い水と結晶の細かい白い石にある 流れる水流と岩とのコントラストに見惚れながらゆっくりスタート 時折出てくる大岩をボルダーチックに越えたり淵の側壁をへつったりしながら進んでいく 右岸に大岩の鎮座するナメは岩の下を潜り抜け快適な遡行は続く


大きな石はボルダーチックに突破 大岩の鎮座するナメは右岸を越える

やがて谷が袋小路状となり右に曲がって豪快な2段10M滝のお出ましだ この滝は豪快な水流と底まで青く透き通った深い釜を持ちこの谷最初で最高の見せ場となる いやそれ以上にこの滝は無名だが関西でも最も美しい滝の一つであろう ここで暫しの撮影タイムとなる


10M滝で記念撮影1 10M滝で記念撮影2

【10M滝(8:00)⇒箱状廊下(9:40)】 ひとしきり戯れて出発、まずは10M滝の左岸を巻く この巻きはしっかりしているが大事を取って助役さんがシュリンゲを連結してサポート 10M滝の上は左岸が伝えず滝上直ぐで右岸に徒渉する この徒渉は一見簡単そうだがスリップすると10M滝下まで持っていかれる可能性が高い 徒渉手前でいるかさんが滑って一瞬ひやっとしたがなつちゃん捨て身?のサポートで事なきを得た ここは慎重を期してロープFIXで切り抜ける

そして徒渉が終わるとすぐにまた見せ場で100Mを越えるナメが現れる 谷幅一杯に流れるこのナメは何度見ても壮観で絶好の撮影スポットだろう


10M滝上の徒渉は慎重に 谷幅一杯のナメはまさに壮観だ

ナメを過ぎると大岩の露岩が多くなり今度は絶好のお昼ねポイントが現れる ここでまた小休止 照りつける陽射しの中みな思い思いの場所に寝そべったりしている この露岩の右端には深い釜があり高橋さんがへつりにチャレンジするがかなり苦労しているようだ 見ていると私もうずうずしてきてチャレンジする・・・ 結果は見事成功(*^_^*)! 高橋さんの後に意気揚揚と突っ込んで落ちると面目が立たなかっただけに無事成功できてホッとした(^^;

20分ほど寝そべった後再び出発する 途中岩間に懸かる5M滝は直接の突破が難しいので右岸の階段状岩場に沿って登るが若干注意が必要な場所だ 更に進むとドーナツ状の釜を持った6M滝があり自然の妙を楽しめる ここも右岸を登って越える


どこまでも美しい渓中を進む 左岸より大量の湧き水が流入

【箱状廊下(9:40)⇒垢離取場(10:20)】 やがて前方左岸より幾重にも重なった滝が支谷となって入るがこれがなんと全て湧き水で俗に「箱状廊下」と呼ばれる場所だ 深い緑に青い釜と幾重にも流れる湧き水が絶妙のコントラストを醸し出すこの谷で最も美しい場所だ ちょうど行者が滝行をするような場所がありみんなで水行をする 特に助役さんとなつちゃんは頭から冷たい湧き水をかぶり楽しそう(謎)


苔と湧き水の流れが美しい 水行?を行う助役さん

この湧き水地帯を過ぎると垢離取場はもうすぐだ ここから先は湧き水の流入が無くなるため水の色は緑色となる 2段8M滝の右を登りきるとそこが垢離取場だ 「垢離取場」とは前鬼の行場巡りをする修験者が俗世の垢を落とし清める場所の事で毎年7月の奥駈修行の時には厳しい行をおこなう姿が見られる


みんな楽しそうにはしゃぐ 垢離取場はもうすぐだ

【垢離取場(10:20)⇒三重滝(11:25)⇒垢離取場(12:00)】 さてそんな神聖な場所だがここで大休止となり恒例の水泳大会になる 浸かるもの泳ぐもの飛び込むものそれぞれが童心に帰ってはしゃぎまくる これが沢登り!大人の水遊びの醍醐味だ

大休止の後まだ時間があるので支谷(滝ヶ谷)懸かる三重滝を見学に行く事にする この三重滝は下から「不動滝」「千手滝」「馬頭滝」と連なる3段150Mの大滝だ 中段の千手滝手前までは一般の登山道で行けるが周遊して馬頭滝まで行くには鎖場や高度感のあるトラバースが必要になる 今回は千手滝だけを見て垢離取場へと引き返した


垢離取場は水泳大会の定番地だ 優雅に落ちる千手滝を見上げる

【垢離取場(12:00)⇒前鬼宿坊(13:00)⇒駐車地点(14:05)】 垢離取場で再び大休止の後少し上流ある大プールで更に泳ぎまくる これから待つ下山路と称するキツイ登りに備えるために身体を冷やすのだ 充分に身体を冷却してさあ出発 先ほど泳がなかった人達は汗をだらだら流してもがいているが泳ぎまくった助役さんや高橋さんや私は少し汗ばむ程度で前鬼宿坊へと辿り着いた ここで最後の休憩を取ってビールを呑む(美味い!!) 後は緩やかな降りをずんずん歩けば30分程で林道終点の駐車地点に戻り着き今回の遡行無事を湛えみなと握手を交わした

余談だが前鬼宿坊から林道終点までの登山道は蛭の宝庫で誰か餌食になるか?と若干期待したが今回は誰も被害に遭わなかった 女性陣は蛭を見たことが無い人も多くたっぷり血を吸ってまるまる太った蛭を見せてあげたかったがちょっと残念・・・(^^; 最後はお決まり上北山温泉で汗を流し大阪北組み南組みとはここで解散 20時過ぎの帰阪となった みなさんお疲れさまでした。(^_^)v






- Copyright (c) 2000-2008 SawaNavi All rights reserved -
Produce by KAME