晴れコンビ伝説の幕開け? 梅雨明けのツメカリ谷遡行

渓谷の名称
ツメカリ谷
山域(ピーク)
鈴鹿(猫岳)
ルート概要
取水堰堤(7:20)⇒ツメカリ谷出合い(9:10)⇒核心5M直瀑(9:40)⇒階段状10M滝(11:10)⇒標高780M付近(12:15)⇒白滝谷道(13:10)⇒白滝(13:30)⇒神崎川出合い(14:15)⇒ツメカリ谷出合い(14:50)⇒取水堰堤(16:30)
渓谷の概要
ツメカリ谷は神崎川右岸に入る支流では赤坂谷に次いで大きい谷である 源流部の地形が複雑なためかあまりメジャーな谷では無いが下流部ではゴルジュ、中流部では美しい滝が連続して楽しませてくれる出色の谷であろう
装備
沢靴、ハーネス、ヘルメット等の一般遡行装備必携、泳ぐ箇所があるのでライフジャケットがあると安心する、またパーティの力量によってはザイルを必要とする箇所もある
参加者
BAKUさん / GORYUさん / ゲキさん / いるかさん / 高橋さん / えーさん / 亀@管理人
所要時間
約9時間
天候
晴れ時々曇り
遡行日時
2003/07/27(前夜発)
地形図
御在所山
遡行難度
★★☆☆☆(沢2級)
下降難度
★★★
お勧め度
★★★★ 【盛夏、水と戯れるのに最適だ】
写真室
無し
遡行図
備考・その他
名神高速(茨木⇒八日市):2350円 近江温泉:700円


【大阪(19:30)⇒幕営地(22:30)】 7月26日待ちに待った梅雨明け宣言が出された 平年より一週間遅い梅雨明けだ 例年大阪はカンカン照りの猛暑・・・のはずだが爽やかな北風が吹きまるで秋の装いだ 今回の神崎川⇒ツメカリ谷のコースは終日泳ぎまくる真夏向きのコースなのでちょっと心配だがそんな事を言っても仕方ない それより今回は悪天コンビを解消して晴天コンビとなった?えーさんと私の晴れ伝説の始まり遡行なのである(^^;

前夜19時半に大阪をスタート、別ルートのBAKUさん号とは八日市での待ち合わせだ 途中名神高速から見える琵琶湖花火を観賞しながら9時40分BAKUさん号と合流 食材をを購入して幕営地の取水堰堤には22時半の到着、早速の宴会が始まった 今回、宴会の主役はゲキさん! $)”#&な話題にテント内は騒然?となりアヤシイ夜は更けていった(笑)

【取水堰堤(7:20)⇒ツメカリ谷出合い(9:10)】 朝は6時起床、雲は多いものの青空も見えるまずまずの天候だがやはり気温が低い(涙) 朝食と片付けを済ませ7時20分出発となった まずは取水堰堤左岸の梯子を伝って神崎本流へと下りる 6月末に来た時とは水量が多く河原は殆ど無かったが今日は平流のようでこれなら順調に進めそうだ


まずは林道から取水堰堤へ 今日は平流、足取りも軽い

本流を進むと10分も経たないうちに最初の瀞場となるが適度にホールドがありへつり抜けられる 続いて豪快な迫力で落ちる4M斜瀑は左岸の岩棚を登って越える 両岸が迫り渓谷美が際立ってくると前方には白い壁が立ちはだかり美しい流れは深い釜と瀑流となって行く手を遮る ここが最初の見せ場S字状廊下だ まず左岸から泳いで突破を試みるが流れが強くて失敗、今度は右岸に転じて泳ぎ渡り激流をジャンプ一番で飛び越える 後続にはザイルを張って越えてもらった


S字状廊下は最も美しい場所だ 楽しい場所が続く

ここからはへつりや徒渉の連続となり飽きさせない 右岸、左岸と流れの弱い場所を選んで進み 大きな瀞場を二度泳いで越えると谷は広がりツメカリ谷の出合いとなる ここまで泳ぎの連続で身体も冷えてくる頃で一段落つくには持って来いの場所だろう


激流をへつりで越えて行く この瀞場を抜けるとツメカリ谷だ

【ツメカリ谷出合い(9:10)⇒核心5M直瀑(9:40)】 さてここからが今回のメインであるツメカリ谷遡行だ この谷は源流付近が複雑な地形で迷いやすい為かあまりメジャーでは無く報告や遡行図はあまり見かけないがそれだけに未知との遭遇に期待が膨らむところだろう 聞けば平凡は出合いからは想像もつかないほど変化にとんだ楽しい遡行が待っているという ツメカリ谷に入るとすぐに両岸が迫ってきてV字状の廊下帯に入って行く 滝は小滝が中心だがそれぞれに立派な釜を持っていてエメラルドグリーンの水が木々の緑を映し出し美しい 幾つか小滝を越えると2M滝と深い釜のに出くわす、右岸に渡って下さいと言わんばかりの流木、私がまず最初に渡り後はお約束で流木を揺らす(笑) だれか一人くらいは落とそうとマジで揺らしたが誰も落ちなくてちょっとがっかりであった


ツメカリ谷に入ると小滝が連続 お約束で流木を揺らすが・・・

流木の釜を過ぎると谷は袋小路となり右から5Mの直瀑を落としている 廊下状の暗い場所だが深い釜の中心部だけ日が当りなんとも幻想的な光景だ この5Mがツメカリ谷の核心部で釜を泳ぎ滝身左に取り付いてシャワーを浴びながら突破すると言うものだが左岸を巻く事も出来る、しかし当然直登したほうが楽しいのは言うまでも無い BAKUさんがトップで突破して後続を引き上げた


釜の中心だけ日が射し幻想的だ 激流と戦うゲキさん(シャレ)

【核心5M直瀑(9:40)⇒階段状10M滝(11:10)】 5M滝を越すと今までの狭い廊下状の谷が一転して広く明るい渓相となる 周辺の山並みもそれほど高く無くワイドに広がった空と美しい滝群が出迎えてくれるこの谷のクライマックスだ まずは4Mの斜瀑を皮切りに美しい簾状の6M滝、その上はナメが連続するがそのどれもが容易に突破できるので初心者でも有頂天になれる場所だろう


明るい渓相みんなで甲羅干し 簾状6M滝は右岸を登る

明るい谷はなおも続き二股に到着すると右股に荒れた感じの4M滝、これが本流なので直登する この辺りから階段状の滝が連続するようになり鶏冠のような岩の間を落ちる多段10M滝、ワイドな階段状10M滝と続きほんと素晴らしい光景に時間も忘れて夢中になる やがて再び二股、ここも右股が本流なので右に入るとすぐに5Mの直瀑が飛沫となって勢いよく落ちている この滝は中段に丁度一人が通れるバンドがあり瀑身を裏から眺められる「裏見の滝」だ 暫く泳ぎも無かったのでようやく衣服も乾き始めていたのだがこのバントを抜けるには当然シャワーとなる 秋のような爽やかな気温の今日・・・ちょっと躊躇したが折角こんな場所があるのに遊ばない手は無いって事で全員裏見を体験したのであった


階段状10M滝は独特の美しさだ 裏見の滝を走り抜ける

【階段状10M滝(11:10)⇒標高780M付近(12:15)】 この後谷は平凡になり水量も目に見えて少なくなってくる 日本庭園のようなナメと小滝をこなし暫く進むと再び暗い樹林帯の中を遡るようになる 傾斜もかなり落ちて源流の趣きだ そろそろ今回一番未知の部分でもある右支尾根乗り越しをどこで決断するか!?ここはサポート隊の腕の見せ所だ 高度計と地形図を睨み慎重に周りの風景と照らし合わせる 高度計は780M付近(誤差10M位)、右手からの小さい支谷を越したところですぐ二股、右は小さい流れのある支谷で本流はやや左(北側)に折れる 尾根も高く無く乗り越すならここしか無いと判断して右の支谷に入る


日本庭園のような流れを進む この場所で右の支谷へ入った

【標高780M付近(12:15)⇒神崎川出合い(14:15)】 右支谷へ入って50Mほど進んだ所で右斜面に赤テープと微かな踏み後を発見、ここから谷を離れて踏み後伝いに尾根に乗り上がると前方にはどこかの谷の源流らしき窪みが・・・ この源流をアマゴ谷源流と錯覚しやすいが間違いだ!この源流を下ると元のツメカリ谷に戻ってしまう 尾根から源流を越えて次の尾根に乗り上がると一瞬視界が開けて鈴鹿の山並みが見える場所に着きここが支尾根の鞍部だろう この尾根にはテープと微かな踏み後が通っているがどこに向ってるのか定かでは無かったのであまり当てにせず植林で藪の薄い場所を選んで南に向って急斜面を下りる 最後アマゴ谷源流に下りる直前で笹薮を掻き分けたがそれほど苦労する事もなく無事白滝谷の出合いへ辿り着いた 後は整備された白滝谷道をずんずん下り途中の白滝前で遅い昼食、再び神崎川本流へと戻ってきた


ここが支尾根の鞍部だろう 白滝谷の白滝前で遅い昼食

【神崎川出合い(14:15)⇒取水堰堤(16:30)】 さてもうひと踏ん張り!神崎川を取水堰堤に向けて降渓する ツメカリ谷の出合いまでは変化の無いゴーロだがそろそろメンバーの疲労も濃くなってきていて足取りが重く意外と時間が掛かる やっとの思いでツメカリ谷出合いまで戻るもここからもうひと泳ぎの時間が待っている 各自水中メガネや浮き輪、ゴム製の帽子(上からヘルメット被るので何の意味があるかよく判らないが・・・)まで用意してる人もいて準備は完璧だ??


水の緑にド派手な服が映える? 泳げ泳げ、もうひと踏ん張り!

さて、行きしに泳いだりへつったりした場所を忠実に戻る訳だが意外と苦戦する 普通一度歩いた道(沢)は早く感じるものなのだがなんとも長く感じる時間であった ヘロヘロになりながら前方に取水堰堤が見えやっと安心! 林道に戻ってメンバーと硬い握手を交わし遡行の成功を喜びあった(^_^)v

今回気温は低かったものの久しぶりの終日晴れ遡行となった 思えば今年に入って私とえーさんが行く予定にした沢はことごとく雨か曇りであった 今まで悪天候だった分これからはバシバシ晴れる事を期待したい

夜に私用のあるBAKUさんとは駐車地点で別れ 残りの一行は近江温泉へ向う まるで露天風呂のような開放感!? 前回はスリガラスで見えなかったが今日は窓全開で駐車場から見え放題〜でかなり怪しい状況だ(^^; 次回からは双眼鏡必須か?(謎) 取りあえず汗を流して帰路についた

参加者の皆さんお疲れ様でした。






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