雨予報も晴れにしてしまう晴れコンビの真価! 緑濃き小田原川本谷遡行

渓谷の名称
小田原川本谷
山域(ピーク)
播磨(暁晴山)
ルート概要
林道終点(10:15)⇒黒岩滝(12:10)⇒水止堰堤(13:30)⇒林道終点(14:25)
渓谷の概要
観光客で賑わう峰山高原の暁晴山を源に持つ小田原川本谷は苔の緑が美しい谷だ 途中に水止堰堤があり水の一部を太田池に流しているため下流部の水流は少ない 水質がイマイチなのがいただけないが特に悪場も無く初心者にも快適な遡行が出来るだろう
装備
一般遡行装備必携、ロープ等は特に必要としない 今回は黒岩滝直登でロープを使用したが通常は簡単に巻く事が可能
参加者
えーさん / 亀@管理人
所要時間
約4時間
天候
曇り時々晴れ
遡行日時
2003/09/13
地形図
長谷
遡行難度
★★☆☆☆(沢1級)
下降難度
お勧め度
★★ 【苔の緑は美しいが清流では無い】
写真室
無し
遡行図
備考・その他
中国自動車道(中国池田⇒福崎):2050円 雪彦温泉:600円


【大阪(7:00)⇒小田原川本谷出合い(10:15)】 前日台風の接近で直前までやきもきしたが必ず晴れるはずとの信念で決行する事にする(実は前夜の打ち合わせではかなりめげてた) それでも当初予定していた奈良県の沢は天候の回復が微妙なためもっと身近でと言うことになり急遽ピックアップして峰山高原の小田原川本谷へ行く事となった

朝7時自宅を出て7時半にえーさんと落ち合い中国自動車道を経て一路福崎を目指す 連休初日のためか早朝にも関わらずもう渋滞が始まっている それでも三田付近からは流れもスムーズになった 312号から峰山高原へ道に入りの車道が大きく曲がり返す場所から右の細い林道に入り鉄橋の手前で駐車した 時間は10時、天候もまずまずだ


早速の準備!沢の新スタイル? 入渓するとすぐに堰堤が出る

【小田原川本谷出合い(10:15)⇒黒岩滝(12:10)】 早速準備の取り掛かる この9月13日と言う日は「阪神タイガースXデー」の可能性があったので新スタイル?で遡行して釜にダイブするつもりであったが連日の連敗で足踏み状態、この日もまだM2止まりだったので取りあえず撮影するだけに止めておいた(^^; さて出発、本谷に懸かる鉄橋を渡ってすぐに入渓するが少し荒れた感じだ 少し歩くとすぐに大きな堰堤にぶつかって右を簡単に巻く 堰堤上は河原でこの頃から陽射しだ出てかなり暑い早く浸かりたいところだが峰山高原の観光施設が影響しているのか意外と?水質が悪くちょっと「泳ぐぜ〜」と言う気にはならない(涙) それでも苔蒸した岩の緑は美しくそれがせめてもの救いだろう


苔むす緑の中を遡上する 暑いので岩間に懸かる滝でシャワー

暫く進むと岩間に懸かる小滝が次々現れ楽しい雰囲気になってくる 時には直登して時にはシャワーを浴びて突破する 泳ぐのは少し躊躇うが腿くらいまでどんどん浸かって行くとそれなりに暑さも忘れ清涼感が増してくる


清涼感も増して自然と笑顔も増える 時にはシャワーで突破を試みるも・・・

次に出合うは珠玉のように煌めく幅広5M滝、ここは瀑身にそって直登できそうだ 真ん中の岩より取り付いて直上すると水の冷たさが心地よい 入渓当初は「じじくさいな〜」と思ったがこれはこれで中々楽しい 続いて一際大きい釜を持った小滝、水が綺麗なら当然泳ぎだが濁って底まで見えない釜はなんだか気味悪く右からへつる 「こんなとこで泳ぐと底から足をクイッとされそう〜」とえーさん


幅広5M滝を快適に直上する えーさんも負けじと頑張る

さらに左岸が少し迫って5M滝、この手前で小休止する 目の前の5M滝も深く濁った釜を持っている 左側は簡単に巻けるが右からへつってシャワーで登りきる(えーさんは巻く(^^;) この谷は滝は小さいが釜は不釣合いに大きく見応えがある

大岩の台地状を快適に越えると左岸より登山道が接近して3M直瀑を懸ける ここも深く大きい釜で登山道下は垂直に立っている ここでの会話を少し・・・

え:「亀さんここも泳げますよ〜」
亀:「・・・嫌だ」
え:「じゃあ右へつれますよ〜」
亀:「えーさんも付いて来るなら行くで!」
え:「そりゃもちろん行きますよ〜」
(実は手前の5Mでも同じ会話になりへつって振り向いたら巻いてやがった(-_-#)
亀:「じゃあ逃げられないようにロープで連結をっと・・・」
え:「あっでも私カメラ係りですから〜」
(こやつめ・・・)

まあ取り合えずへつりにチャレンジ! ちょうど腿辺りにアンダーフレークがありそれを使ってへつるがフットホールドが不十分 足下は底の見えない濁った釜でこんなとこ落ちたくない でも落ちるって程でもなくなんとか滝身に取り付いて直登する(えーさんは当然左を巻いた) その上で谷は若干明るくなり細長い淵を持つ2条4M滝、釜は一見深そうだが目を凝らしてみると浅い部分が有りそこを伝って右側の瀑身を行く 落ち口への一歩はちょっと段が高いがマントルから強引に登った


登山道下の垂壁をヘつって直登 2条4Mも快適シャワーで登る

2条4M滝の上も美しい階段状滝が続く 比較的明るく開けた場所もあり左岸から大きめの支谷が入る 前方にはこの谷一番の黒岩滝10Mが深い釜に流れを落としている ここは絶好の休憩ポイントだろう 時間も12時を過ぎたのでお昼タイムとする


緑濃い中を階段状の滝が続く この谷最大の黒岩滝下で昼食

【黒岩滝(12:10)⇒水止堰堤(13:30)】 お昼を食べながら黒岩滝の突破について暫し考える 一見した所ルートは3つ、左岸のルンゼを登るか中央の階段状の岩稜を登るか瀑身直登をするかである 左岸のルンゼは簡単、中央岩稜は階段状でこれも問題無さそう・・・ 残るは瀑身直登、これは行けそうがだやってみないと判らないと言う感じだ で、結局選択したのは瀑身直登だった


右岸より黒岩滝に取り付く 上部は傾斜も落ち階段状で快適だ

ここで初めてロープを出して確保してもらいながら右岸より取り付く 中段部をハイステップで乗り込むと小さいテラス状上にちょうどナッツが入りそうな縦リスが走っている

亀:「ここでランニング取っていいかな〜?」
え:「???」
亀:「ただランニング入れるとここ登ってもらわなあかんけど」
え:「えー(-_-;) 」(なんか凄く困った表情だった)
亀:「・・・うーんやっぱフリーソロで登るわ〜」
(まあ実際のところ中段部の乗り込み以外は問題無いんで必要なかったんやけどね)

3分の2ほど登ると傾斜が落ち最後は階段状になって見た目よりは楽に落ち口へ立つ事が出来た ここで一度確保解除してもらって中央岩稜上の立ち木に再びロープをセット、えーさんには中央岩稜をTR(トップロープ)で登ってもらう ちょうど登り始めの時に中高年?4人組みの登山者がやってきてなにやらお話している様子(滝上からは聞こえない) その後羨望の眼差しを一身に集め登攀開始、でも意外と楽に登れる様子でちょっとヤラセ写真も入れながら余裕で登ってきた(こんな簡単なら瀑身直登させとくんやった〜 残念)


余裕の表情で黒岩滝を登る 水止堰堤で遡行を打ち切った

【水止堰堤(13:30)⇒林道終点(14:25)】 黒岩滝を過ぎると目に見えて稜線が低くなって滝らしい滝はもう終わりかなと思ってたらまだまだ3Mくらいの滝が続く 滝自体は快適に登れるが藪が被さるようになりそれを避けるのに神経を使った(棘も含まれていて痛い) やがてナメ床が多くなりどこからともなく車の音が・・・ 左の斜面を見ると山を削ってなにやら大掛かりか工事をしている 前方には人工物、水止堰堤だ もう水も殆ど無くなっていたのでここで遡行を打ち切って水路沿いの登山道に上がった 後はよく踏まれた学習路を緩やかに下れば1時間もかからず元の出合いに辿り着く


下山の学習路も快適な道だった 最大の核心部?これが伝説の運転だ

さあ後は温泉に行くだけだが この辺りに土地感が無くどこに行けば温泉にありつけるか判らない スーパーコンピューターを搭載した元ジモピー曰く「あるにはあるんですがね〜場所はすっかり忘れた」との事だったので私の記憶の中にあった雪彦温泉まで足を伸ばす 一度福崎まで戻るので結構時間がかかったがその苦労に報いるよいお湯であった 温泉の休憩室で野球を見るとタイガースがリードしている(でも結局9対7で負けた) そして今回最大の核心部、数々の武勇伝?を持つ伝説のドライバーによる運転で帰路につく、慣れぬ車で猫を被ったのであろうか?「魂が抜けるほど」と噂になっていた強引な突破も無くどちらかというとスムーズで安定した運転であった(今度から交代よろしく〜)

最後はサイゼリアで夕飯を食べて解散となりました お疲れ様でした。

編集後記: いつもは水の美しさをテーマに構成しているのですが今回は人を主役にして作ってみました その結果遡行記録としては少々見づらいものかもしれませんがご容赦を〜。

そして2003年9月15日、午後7時33分に阪神タイガースの18年ぶり優勝が決定しました。 おめでと〜!めっちゃ嬉しいぞ!!v(^_^)v






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