瀑流戦隊サワレンジャー アバレ赤坂谷へ行く

渓谷の名称
赤坂谷
山域(ピーク)
鈴鹿(釈迦ヶ岳)
ルート概要
取水堰堤駐車地点(6:50)⇒赤坂谷出合い(7:20)⇒核心部6M斜瀑(9:00)⇒仙道への二股(10:40)⇒仙古谷二股(11:15)⇒遡行打ち切り点(12:25)⇒仙道への二股(13:45)⇒赤坂谷出合い(14:20)⇒取水堰堤駐車地点(14:50)
渓谷の概要
神崎川の支流である赤坂谷は本流と同じく太い水流と美しい花崗岩の岩肌が続き鈴鹿山系で最も美しい沢の一つと言われている、実際出合いから2キロの間は深い淵と滝の連続で遡る者を酔いしれさせる
装備
一般遡行装備とザイル必携、泳ぎの不得意な人はライフジャケットの携行が望ましい 今回は増水のため通常ルートが取れずナッツ類を使用した
参加者
GORYUさん / BAKUさん / ひでまるさん / いるかさん / ゲキさん / ぽちゃんさん / モリキミさん / 亀@管理人
所要時間
約8時間
天候
曇りのち晴れ
遡行日時
2003/06/29(前夜発)
地形図
御在所山
遡行難度
★★★☆☆(沢3級)
下降難度
★★
お勧め度
★★★★☆ 【鈴鹿の美渓で超お勧め】
写真室
無し
遡行図
備考・その他
名神高速(吹田⇒八日市):2450円 近江温泉:700円


【大阪(20:00)⇒幕営地点(22:30)】 雨雨降れ降れ母さんが♪〜 それにしても今年の梅雨はよく雨が降る 今日も一日土砂降りだった 明日は久々の梅雨の中休みが予想されていて晴れ予報 と言う訳で今回はBAKUさん主催の「囲炉裏初心者沢登り」のサポート役として自身2回目の鈴鹿赤坂谷を遡行する事になった

JR大阪と名神桂川PAでみんなと合流 今回は全くの沢初心者2人を含む男性3人、女性5人の8人パーティだ 毎度のごとくワイワイ喋りながら運転しているとあっという間に入渓点である神崎川取水堰堤付近の林道に到着して幕営の準備に取り掛かった 天候は小雨、ここ数日は殆ど雨だったはずで神崎川の流れが轟々と鳴り響き気味が悪い 気にしてもしょうがないので何時ものごとく宴会に突入! ゲキさんとモリキミさんよりレストランを思わせるような立派なサラダとアスパラベーコンをご馳走頂き宴の夜は更けていった

【取水堰堤(6:50)⇒赤坂谷出合い(7:20)】 当日6時起床、天気は曇り、雨の心配は無さそうだ、準備を整え6時50分の出発となった(うーんスムーズでいい感じ!) まずは林道から取水堰堤を目指して神崎川に下ると・・・やはり凄い水量だ、この神崎川は何度か訪れているがこんな増水しているのは初めてで普段は河原になっている場所も谷幅一杯に流れがある 今回は初心者対象という事もあって水量次第では中止も考えていたがそれでも濁流とはなっていなかったので決行して赤坂谷出合いまで行くことにした 太い流れを右に左に交わして巨岩の重なる河原を越えると右岸から支谷が入りここが赤坂谷との出合いだ 対岸に林道の高架橋が見えるのでよい目印となる


まずは林道から取水堰堤に降りる 明らかに増水していて凄い水量だ

【赤坂谷出合い(7:20)⇒核心部6M斜瀑(9:00)】 想像した通り赤坂谷も凄い水量で以前来た時より3割は確実に多い ここで簡単な沢の歩き方等をレクチャーして入谷する 激流と巨岩の間を5分ほど進むと最初の2M斜瀑が深い釜を従えて登場する 両岸は高い岸壁で当然泳ぐしかないのでまずは小手調べに右側を泳いで突破 ザイルを張って続いてもらう 釜泳ぎが初めての人もいるので如何か?と思ったがみんな怖がる事もなくすいすい泳いであっさりと突破した


最初の2M斜瀑で小手調べ 釜泳ぎ初体験?のいるかさん

さあここからは泳ぎの連続だ すぐに二条の4Mが立ちはだかる ここも釜が深いが今度は激流となっていて普通の泳ぎじゃ流されてしまう 最初のトライではあえなく流されてスタート地点に戻ってしまったが右壁の水中ホールドを探りながら再度突っ込んで突破 ここもザイル確保して引っ張り激流飛び込みを楽しんでもらった(汗)


激流に挑むぽちゃん これぞ沢遊びの醍醐味ですね!

続いては5M直瀑が凄い勢いで落ちる 噴出した水流がナメ状の岩に当り真っ白になって深い釜へと流れ込み凄い光景だ ここも普通の泳ぎじゃ追い返され右壁に張り付きながら突破して滝身右の凹角を登って越えた この5Mを過ぎると幾分大人しくなるがそれでも激流が続いて随所にアクセントをつけて最高に楽しい遡行を提供してくれる


真っ白な釜に飛び込んで泳ぐ 必死で踏ん張るひでまるさん

【核心部6M斜瀑(9:00)⇒仙道への二股(10:40)】 幾つか小滝が続いたあと再び両岸が迫って一際大きな釜に瀑音を轟かせて6M斜瀑が落ちここからがこの谷の核心部だ 一息入れてチャレンジ開始だ 以前来た時は真っ直ぐ釜を泳いだが水流が渦を巻いているので右岸端からへつり気味に泳いで近づき階段状になった瀑身左を登る その上は岩棚状になっており10Mの直瀑が豪快に落下している 「日帰り沢登り」のガイドでは簾状と書いてあるが今日は1本の太い直瀑が轟々と落ちていてとてもじゃないが接近できない


核心部を前に1本立てる 瀑身左を登るモリキミさん

ここで敗退かと一瞬思ったが今来た谷を引き返すのは更に困難なので他に突破出来そうなルートを探す 周囲を見渡すとテラスから被り気味の左壁を2M程登るとしっかりした立ち木がありここを支点にして樹林帯に逃げられそうだ もうこれに掛けるしかなく細いクラックに7番と5番ナッツを突っ込むがあまり効いていないようで登ろう身体を上げるとすぐに外れてしまう(涙) 何度かセットしなおして根性を決めて登る 乗り込みがハイスッテプになったがしっかりしたホールドがあり立ち木に辿り着きランニングを取って一安心 更に少し左寄りに登って安全圏に逃げ込んだ 後続にはTR状態にして登ってもらったがこの核心部の突破に1時間半も費やしてしまった


簾状10Mは1本の直瀑化してる 核心部から上流は美しい流れが続く

【仙道への二股(10:40)⇒仙古谷二股(11:15)】 核心部を越えると右岸から急な支谷が入るがこれが仙道へと通じる支谷だ まだ先に進むので本谷を進んで行くのだが下流とは一転した穏やかな流れと木々の緑が美しい 時にはへつり時には浸かって快適な遡行となる やがて周囲が開けると仙古谷との二股だ この辺りからは明るいゴーロが続いていて豪壮な下流からは想像できない変わりようだ 正確にはここからが赤坂谷となる


快適な遡行に時間を忘れるだろう 赤坂谷に入ると明るいゴーロが続く

【仙古谷二股(11:15)⇒遡行打ち切り点(12:25)】 時間もお昼に近づき薄っすらと日も射して暖かくなってきたのでここで昼食を取る 20分くらいの短い時間であったが他愛も無い話に花が咲いた さてお腹も膨れて午後の部スタートだ 暫くは単調なゴーロ歩きだがだんだんと両岸が迫ってきてまた谷の傾斜が上がってくる だが今度は下流部のような廊下状では無く明るくナメの連続するこの谷一番の見せ場となる しかも難所などもなくどこでも自由に歩けるから堪えられない


第2の見せ場はナメが中心 滑り落ちる水が美しい

一通り小滝を交わして行くと山並みの低くなって源流が近くなってきた事を予感させる 時間を見ると12時半前、このコースは途中まで谷中を引き返す必要があることとメンバーの疲労度から判断してここで時間切れとしもと来た谷を引き返す事にした


どこまでも続く明るいナメ群 ここで時間切れとなり引き返す

【遡行打ち切り点(12:25)⇒仙道への二股(13:45)】 降りは核心部上の二股まで戻る事になるのだが途中の釜や淵で泳いだり飛び込んだりしての楽しい遡行でみんなの顔からも緊張の表情が解け自然と笑顔が多くなってくる その笑顔を見ていると今回この企画に参加してよかったと思う

【仙道への二股(13:45)⇒赤坂谷出合い(14:20)】 二股に戻ったらここから小滝の連なる右岸の支谷に入り50Mほど登ると仙道が出てくるのだが取り付きが不明瞭なので若干注意が必要だ 周りに注意しながら登ると赤や黄色のテープがあるのでそれと分かるのだが小滝登りに夢中になっていると見落しがちとなるので周りの木々を確認しながら登ると良いだろう


童心に帰って水遊びを楽しむ 仙道が出合いまで導いてくれる

【赤坂谷出合い(14:20)⇒取水堰堤駐車地点(14:50)】 この仙道はぴったり神崎川との出合いまで導いてくれるのだが途中不明瞭な箇所や倒木で歩きづらい場所もあるので分岐やテープに注意して進もう 炭焼き後を過ぎ神崎川までくればもう一息、あとは取水堰堤まで単調な河原を戻る 朝より水量がだいぶと大人しくなっていた

駐車地点に戻ってからの1コマ、沢装備を解いているとひでまるさんが「キャー」と大声を上げた みなで振り返るとひでまるさんのスパッツに蛭が張り付いている たしか神崎川の右岸谷には蛭は殆どいないと聞いていたし実際前回の遡行では見なかったのだが今回は雨が多いせいか生息していたようでやはり鈴鹿はどこにいても蛭とは顔を合わすようだ よく見ると私のスパッツにも3匹、他のみんなも2〜3匹お持ち帰りしていたがBAKUさんだけには付いていなかった なぜBAKUさんだけが逃れたのか?、「先頭の人には付かない」という説や「BAKUさんの血は美味しくない」とかいろんな説が飛び交ったが真相は分からず終いであった

帰りは八日市を少し北に上がったところにある近江温泉で汗を流して帰阪した 今回の赤坂谷は水量も多く水好きの私にとってはほんと最高の沢でした 初沢だった方には少々アグレッシブだったかもしれませんがこの経験があれば2級程度の沢ならどこでも楽勝に感じることでしょう また機会があればみんなで遊びましょう

最後になりましたが楽しい企画をしてくださったBAKUさん始め今回参加してくださった皆さんにほんとにお疲れ様でした そして楽しい一時をありがとうございました。






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