新緑と幻想の靄に煙る妙見谷

渓谷の名称
妙見谷
遡行日時
2002/05/05
ルート概要
登山口駐車場(7:40)⇒妙見谷出合い(8:00)⇒妙見滝(8:40)⇒ガレ場(9:45)⇒登山口駐車場(10:50)
渓谷の概要
大阪府の最高峰である金剛山より流れ出るこの谷は付近では唯一の沢コースとして親しまれている 谷全体を通してU字状が続き谷沿いに登山道もある 連続する滝群は大抵間単に登る事ができるので初心者や沢登り体験にはもってこいだろう また源流部のブナ林の美しさも格別だ
参加者
亀@管理人
所要時間
約3時間
天候
曇り
遡行グレード
★★☆☆☆(沢1級)
お勧め度
★★
写真室
無し
簡易マップ
備考
登山口駐車場:600円
地形図:御所・五条1/25000


2002年の初遡行にと手軽なところを物色していて見つけた金剛山の妙見谷 そして今回はもう一つ目的があった、新規購入のサワーシューズのこけら落としになる予定だったがなんか急に勿体なくなって旧靴(サワートレッカー)の遡行納めにする事となった

朝6時半に大阪を出発するGWとあって早朝にも関わらず車が多い 309号をひたすら南下して金剛山の登山口に着いたのは8時前であった どこに駐車しようか少し迷ったが府道沿いの一番ロープウェー側に止め妙見谷の出合いである妙見橋を目指して歩きだす 10分程で出合いに到着 黒い鉄柵のところから林道に入る


駐車場付近からの妙見谷 この鉄柵より谷道へ入る

この林道は一般車は通行止めで歩き易い 作業用のモノレールを見送り幾つかの堰堤を望みながら奥へと進み林道が登山道となる辺りで右岸に堰堤を見ればそこから河原におりて沢支度を整える 久しぶりに履く沢靴はなんだか少し硬くなったようでなかなか入らない 「なんせ1年ほったらかしだったからな〜」等とぼやきながらそれでも強引に履き深呼吸をしてさあスタートだ 前方にもう滝音が聞こえている


最初の5M滑滝 ゴルジュ状奥に懸かる5M滝

歩きだすとすぐに2段5Mの滑滝だ、下段を簡単に登り上段は右を小さく絡むとその奥でゴルジュ状となって左に折れ5Mの飛瀑を懸けている この滝は水流が岩肌を伝わず完全に飛び出した変わった滝でゴルジュ入り口から見るとさながら壊れた蛇口のようで面白い さてこの滝だがシャワー覚悟なら簡単に登れそうだがなんせ前記したような水流だ ここは左岸のガレたルンゼを小さく巻いて滝上に出る そこからも小滝がひっきりなしに現れその全てを直登できるので爽快だ 暫く進むと渓相が開け10Mくらいの直瀑が姿を現すがこれが妙見滝だろう


小滝が連続して爽快だ 丹精な妙見滝

妙見滝周辺は植林のため薄暗いがスーっと一直線に落ちる流れは美しく登山者の憩いの場所となっている この滝は右身に直登ルートが取れるがこれは登攀具が必要で不用意に取り付いてはいけない 滝の右を小さくからんであっさり落ち口へと抜けるとここからはU字状の泥壁が続く それでも流れは白っぽい花崗岩が所々に飛沫を上げ飽きる事無く進んで行ける 3Mくらいの斜滝を幾つか越えるとまた両岸が迫ってきて5Mくらいの直瀑が連続する場所にでる この滝場は一見難しそうだが左右に残置ロープがありどちらをチョイスしても簡単で大差ない滝身左を登り続く5Mは右をシャワー気味に直登する この滝場を越えた辺りから谷が傾斜を増し幾分窮屈に感じられてくる


5M直瀑は左右に残置あり 小滝とナメが連続する

やがて植林が少なくなりブナの木が目立つようになってくると谷も源流の趣である 水も殆ど無くなり両岸の岩肌がボロボロと崩れて谷を埋めている 周囲は靄がかかっていてなにやら幻想的な風景だ ガラガラと崩れていくガレ谷をどんどん登ると2俣にでる ここで左に進路を取ってガレを詰めると20分ほどで山頂に出るのだが私の場合ピークにはこだわっていないのと水が切れるとどうも歩く気がしない・・・ 暫く休憩しながらどうしようか考えていたが他にも行きたい場所があったのでここで遡行を打ち切りする事にした


ガレが谷を埋めるようになる ガレを詰めると山頂に出る

下山はそのまま沢を下降して1時間程で元の出合いに辿り着いた この谷は終始小滝の連続で初心者や沢体験には持って来いの場所だろう その分、何度か遡行経験のある方には物足らなく感じるかもしれない 私の場合もちょっと物足らない感じであったがまあ今年初なので沢の感触を思い出すのには丁度よかったのではないだろうか






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