梅雨の中休み 快晴の石谷川を遡る

渓谷の名称
石谷川
遡行日時
2002/06/15
ルート概要
大堰堤(9:20)⇒頂礼井戸の滝(9:50)⇒七つ釜(10:50)⇒白雲の滝(11:20)⇒二股(13:00)⇒白谷堰堤(13:30)⇒大堰堤(15:00)
渓谷の概要
鈴鹿南部の仙ヶ岳から流れる石谷川は鈴鹿特有の明るい花崗岩の谷だ 水量も豊富で美しく深い釜と滝が連続する渓相は名渓と呼べるに相応しいだろう 技術的にも困難な場所はなく沢の入門にも向いている ただ増水しやすい谷なので雨中の遡行には注意が必要だろう
参加者
亀@管理人 / ひまわりさん
所要時間
約5時間半
天候
晴れ
遡行グレード
★★☆☆☆(沢1級+)
お勧め度
★★★★
写真室
無し
簡易マップ
備考
阪神高速:700円 西名阪(松原⇒天理)800円 さつき温泉:500円
地形図:伊船1/25000


梅雨入り宣言が出された今週 天気を心配したが直前で晴れ予報に変わった やはり日頃の行いの賜物か(笑) 今回は沢は2回目と言うひまわりさんとの初遡行だ 朝6時にJR大阪で落ち合い鈴鹿の石谷川を目指す事になった

道中すこしトラブルに見舞われた(内容は内緒!)が9時過ぎに石谷川沿いの林道脇に車を止め歩き出す すぐに大きな堰堤が現れこれだ石谷大堰堤だ 下は広い河原、付近の景色は絶景とあって絶好のキャンプ地となっている 早速河原に降り遡行準備を整える さあ出発だ今回はどんな冒険が待ち受けているのだろう


林道脇に車を止める 大堰堤下からみる景色

歩き出すと最初は砂地状で歩き難いがすぐに花崗岩独特の深い緑色の釜が現れ右に左にトラバースし時には浸かり楽しく遡行出来るようになる 15分も進むと両岸が立ちだし見事な2段滝(頂礼井戸の滝 12M)が現れる 深い緑の水をたたえ清涼感溢れる場所だ ここは左に懸かる残置ロープを伝ってトラバースする


花崗岩独特の渓相になる 頂礼井戸の滝 12M

この滝を越えた辺りからがこの滝の本番で谷相はあくまでも明るく美しい流れが随所に深い釜や淵を作っている 天気も良く気温も高いので迷う事無く釜に入り積極的に浸かって行くとやがて大きめの岩が目立つようになり突き当たりに7Mの直瀑を懸けている ここも左を巻くとすぐにしっかりした登山道にでてそれを伝って滝上にでる


明るい釜と淵が連続 積極的に浸かって行こう!

7M滝を越えるとますます明るくなって気分がいい所である ちょうどカメラの電池が切れたのでこの辺りで休憩しようと言う事になったのだが 暫く休んでいるとひまわりさんが「この手袋に蠢いているのはなんですか〜?」と言うので見てみると「げっ!!」鈴鹿の名物さんが何匹もくっついてるじゃ〜ありませんか!! ひまわりさんは「キャー」とか言いながら素手でぶちぶちとちぎっている「うーん末恐ろしい人だ・・・」 そして脱いで乾かしていた僕の手袋にも・・・ 幸いまだ小さかったのと発見が早かった事もあって被害は無かったが ここは花崗岩の谷で蛭はいないと思っていたのだが一体どこで付いたんだろう?と考えながら先の不安がよぎって来る 実際はこの後見なかったが・・・


ゴルジュに懸かる7M滝 がんがん行きますぜ〜!

気を取り直して再び歩き出す ここから先も美しい釜と小滝が続くが暫く行くと見事なスラブ壁に深い釜が現れこれが七つ釜のゴルジュだ この釜は驚くほどの深さで横たわっておりこの谷でも一番美しい場所だろう この釜を泳いだとしても先はつるつるで谷沿いの突破は難しそうだ しかし付近には巻き道も巻けそうな場所も見当たらない ここはひとつザイルを出して左の泥壁を登ってみる事にする 先ほどの蛭が気になったが10Mほど直上すると案外楽に登山道に出た


七つ釜のゴルジュ 左の泥壁をザイルで登る

七つ釜の上は幾分平凡になりすぐに堰堤にぶち当たる このは右を巻いてさらに進むと茸谷との分岐 右の本谷を取るとゴーロの先にこれまた美しい白雲の滝15Mが見えてくる ここ谷最大の滝で落差は15M、釜は深くないが形のバランスは良く一息つくのにはいい場所だろう 直登は滝身右を比較的簡単に登れそうだが残置は下部にリングが一本あるだけで後は無さそうだったので直登を断念する この滝へは登山道が降りてきているのでそれを伝って越える


堰堤は右を巻く 白雲の滝 直登は右から

白雲の滝から上は若干窮屈な谷になってくるが まだまだ谷中は小滝が続き面白い 壁の低い廊下帯を越えると次は4Mくらいの連瀑となる 最初の滝4Mは左をへつり次の4M下に立つがつるつるで難しそうだ ガイドブックには巻くように書いてあるが 花崗岩でフリクションも良く若干スローパー系のホールドがありそうだったので直登を試みる事にした 釜を渡り滝身左に取り付いてスメアリングを駆使して超える 今回この谷の核心部となったが楽しい場所であった さて後続のひまわりさんだが沢2回目とは思えない軽やかな足取りでここまで登ってきた この4Mも最後はスリングを出したが見事なフットワークで登り改めてセンスの高さを窺い知る事となった


まだまだ小滝が続きます 4M上段は左スラブを直上

ここから先は5Mの直瀑があるがここは手が出そうにないので右の草付を大きく巻き登山道にでる その上の3Mも流木が詰まっていやらしいので一緒に巻いた さてこの上はすぐに御所谷が連瀑となって出合っているのだが右の白谷を取る 水量が殆どなくなり小川のような河原とゴーロが延々と続いて暑くなってくる 正直ここから上は遡行という点では面白いとは言えないだろう 丘に上がった河童のように汗をかきかき登っていくと石積みの堰堤!もう越える気力もなくここで遡行を打ち切りとした


5M直瀑は手が出ず右巻き 堰堤前で遡行を打ち切った

下山は登山道を1時間下って大堰堤前へと辿り着いた 沢2回目のひまわりさんも大満足だったそうでタフだし足取りも軽くこれからの沢行に大きな期待がもてそうだ どうもお疲れ様でした 最後はお決まりのさつき温泉に入って大阪に戻った






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