水と戯れ行場を巡る前鬼川

渓谷の名称
前鬼川
遡行日時
2001/07/22
ルート概要
前鬼林道車止め(7:00)⇒10M滝(7:40)⇒箱状廊下滝(8:40)⇒垢離取場(9:10)⇒三重滝上段(11:00)垢離取場(12:00)⇒前鬼宿坊(13:30)⇒駐車場(14:30)
渓谷の概要
釈迦ケ岳周辺の水を集め流れる前鬼川は水量豊富で下流部に名瀑不動七重滝を懸ける 一般の遡行対象となるのは黒谷出合いから上部だがさして困難の場所もなく美しい流れの中をゆったりと遡行できる美渓である
参加者
亀@管理人 / てるさん / Taqさん / 矢問さん / BAKUさん / たこやきさん / こたこさん(たこやきさんのご子息)
所要時間
約7時間
天候
晴れ
遡行グレード
★★☆☆☆(沢2級)
お勧め度
★★★★
写真室
無し
簡易マップ
作成中
備考
阪神高速:700円 西名阪:400円 下北山温泉:500円
地形図:釈迦ケ岳1/25000


暑い!今年の夏は暑い! 暑い時は涼しい沢がいい! という訳で今回は前鬼川です

朝3時半にてるさんと合流して前鬼を目指すがさすがにこの時間に起きるとまだ目が覚めきらない てるさん運転の横で意識朦朧としていたので道中の記憶があまり無い 6時ジャストにみんなとの待ち合わせの前鬼林道車止めに着くのだが今回僕は「囲炉裏」での初沢になるので挨拶をして沢支度を整える

さあ出発! 林道を少し下って本流と黒谷が出合った場所で谷中に降下する 踏み後もしっかり付いていて容易な下降だ


みんな集まって沢支度 黒谷との出合いへ下降する

黒谷を徒渉して前鬼本流に降り立つと水の色がなんとも美しい! 今までにも何度か写真を見て知ってはいたが白い岩肌とコバルトブルーの水流がなんとも言えず実際見るとしばし感動で言葉が出ないほどだ
この日照り続きにも関わらず本流にはそれなりの水量があり 水流沿いを右に左に交わしながら10分も進むと左に大岩の張り出した美しいナメに出くわす


大岩の張り出すナメ 美しい水流の中を進む

ここは大岩の下を潜り水流に浸かりながら進むのだが水は思ったより冷たく早朝なので体がジンジンしてくる それでもこの水の色を見ていると浸からずにはいられないのは沢屋の性かはたまた子供なだけなのか? まあどっちにしてもそれくらい綺麗な場所と言うことだ 時の経つのを忘れしばらく進むと谷は右に折れ岩溝の奥に10Mの美瀑が轟音と共に落下している ここがこの谷のメインイベントで最も美しい場所だ 目の覚めるような澄んだ水と轟音と飛沫があたりを包み自然の素晴らしさと偉大さを感じる場所だと思う


超美景の10M滝 10M滝上部の徒渉点

さてこの滝の突破だが右の樹林帯を簡単に巻く事ができるし傾斜の緩い部分を直登することもできる(今回はてるさんのみ直登ルートを選択) 滝の上はこれまた素晴らしい谷幅一杯に流れるナメが続いている このナメ自体は傾斜も緩くどこでも歩けるのだが10M滝の上で右岸に徒渉する箇所があり水量の多い時は確保した方が無難だろう


谷幅一杯のナメ 左壁を登ってトラバース

ここから先はまた白い岩の点在するゴーロ帯になるのだが流れはあくまでも美しく飽きさせない 時間もまだ早いしゆっくり休憩を取りながら進んで行くのだが久しぶりに観光気分での沢登りだ、のーんびりと景色を楽しみながらあるいていくと少し両壁が立って広い釜と小滝がいく手を塞いだ ここは左壁の緩くなったところを登ってトラバースする「こたこさん」には念のためてるさんがスリングを出した

さらに10分ほど進むと谷がだいぶ狭くなってきて前方の左岸いたるところから水流が落ちている「Taq」さんが「あれ全部湧き水なんですよ」と言った 近くに行ってみるとなるほど!湧き水だ!下の箱状プールに簾のように落ちている ここが第2の見せ場だろう雰囲気のいい場所だ


美しいドーナツ状の釜 6M斜瀑は直登する

この後もずーっと美しい流れが続き流水プールのようなドーナツ状の釜を越え6M斜瀑を簡単に直登すると「垢離取場」と呼ばれる場所に着く ここも斜瀑とプールがあり綺麗な場所だ 今までものんびりだったがここで大休憩を取りみんな暑くなってきた体を冷やすために水泳大会になる 潜ったり飛び込んだり童心に帰って楽しんだ


垢離取場のプールで泳ぐ 三重滝中段の千手滝50M

ひとしきり遊んだ後、これからどうする?って事になりこのまま遡上しても平凡だから「三重滝を見に行こう」って事になった これが今回のちょっぴり辛いアクセントになる 垢離取場から左岸の登山道に上がり下流方向に進みながら高度を上げていく どれ位上がったか?本流がだんだんと眼下になって行く そして水音が聞こえて来ると今度は急降下だ今にも落ちそうな朽ちた木橋をどんどん下ると三重滝中段の千手滝50M前に出る周囲を岩壁に囲まれ迫力の場所だ 三重滝は奥駈修行の行場にもなっている場所で3段150Mくらい、下から不動滝50M、千手滝50M、馬頭滝45Mと続く

しばし休憩の後千手滝の右壁に取り付いて登る 中段くらいにある水行場までは楽に行けるがここからが渋い! まず幅50センチくらいのテラスをトラバース(下は垂直で底は見えない)それが終わると鎖がぶら下がる岩壁になる 完全に鎖に頼っての登りになるので信用できずかなり怖い みんなからは「えーこれ登るの〜」っと声があがる なんとか越えると今度は下りのトラバース、次は木の根を掴んで登りとまさになんでもありだ へとへとになったころようやく馬頭滝の前にたどり着く・・・ 滝を見る余裕はどこにもなくただ座り込むだけになってしまった


馬頭滝45M 再び垢離取場で昼食

馬頭滝を過ぎるとようやく普通の登山道になりなだらかに下って垢離取場に戻ってくる 体がヒートアップしそうだったので取り合えず水に浸かって体温を下げる 時間を見るとちょうど12時だったのでここでもう一度大休憩!昼食タイムを取る 余談だがてるさんはここに地形図を残置してきた うーん太っ腹!

あとは左斜面に来ている登山道を伝って駐車場へと向う 途中の前鬼宿坊でビールを飲んで休憩、宿の主人と話すが垢離取場は三重滝修行に向う行者が現世の垢を洗い清める場所との事、そんな場所で泳いだり飛び込んだり・・・ひょっとして僕たちって罰当たりなのかも? 宿坊からは良く整備された道を30分で駐車場へ到着する

駐車場で後片付けをしていると今回は僕の靴に「蛭子さん」が着いていた「あー今回は俺か〜」とか言ってるとなんとてるさんは「蛭子さん」と赤い(熱い)キスをしているではないか! それもかなり長時間キスしていたらしくズボンは真っ赤、足には小指大に成長した「蛭子さん」がいる・・・ が今回は「矢問さん」発案?のディート成分スプレーであえなく退治されてしまいました

ラストはお決まり下北山温泉「きなりの湯」で汗を流して帰路についた






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