圧巻! 不動滝100M登攀!!

渓谷の名称
矢原川左俣
遡行日時
2001/09/02
ルート概要
坂本集落(9:00)⇒中俣出合い(9:30)⇒不動下滝前(10:10)⇒不動下滝落ち口(12:10)⇒不動上滝(13:30)⇒仙鶏尾根(14:00)⇒野登山林道(15:00)⇒鶏足表参道分岐(15:20)⇒坂本集落(16:00)
渓谷の概要
矢原川左俣は鈴鹿最大の不動滝100Mを懸ける事で有名だ 実際その迫力は素晴らしく花崗岩のナメ床とスラブ壁が美しい景観を見せている
参加者
亀@管理人 / オールドクライマーさん
所要時間
約7時間
天候
晴れのち曇り
遡行グレード
★★★★★(沢4級)
お勧め度
★★★
写真室
無し
簡易マップ
作成中
備考
阪神高速:700円 西名阪(松原⇒天理):800円 さつき温泉:500円
地形図:伊船1/25000


心配していた天気も持ちそうだ・・・と言うか鈴鹿付近は晴天だ 6時に大阪を出たのだが渋滞も無く8時前にはオールドクライマーさんとの待ち合わせ場所でもあるJR亀山駅に着いてしまった 早く着いたしちょっと荷物整理でもするかと思ってたら なんとオールドクライマーさんはもう来ていた ビックリ!!
じっとしていても仕方がないので早速行動する事にする 今回のターゲットは矢原川左俣の不動滝100M! さてどうなる事かこうご期待!

まずは車での移動、坂本集落まで行きそこから少し矢原川沿いの林道入るのだが道が狭い上に荒れている 結局500M程入ったところで駐車する


林道の路側帯に駐車する 遠く不動滝が望まれる

まずは林道歩きだ、5分も歩くと対岸に不動滝が優美な姿を現しその付近で小さい支谷を渡ると炭焼き小屋の後があり細い支尾根が下っている トポには中俣まで歩くと書いてあるが支尾根には踏み後があるのでその尾根を下る事にする 薄暗い植林道を5分も下ると本谷との出合いだ、ここで沢準備を整える


踏み後を辿って支尾根を下る 本谷の美しい流れが出迎える

本谷の美しい流れを暫く進むとまずは10M堰堤だ 左岸を簡単に巻いてさらに進むが両岸は植林であまり味気が無い 少し谷も荒れてきて暗くなってくると右俣と中俣が出合っている 中俣が本流だろうか?水量は一番多いが今回は左俣なので左の荒れた細い谷に入る 本当にこれでいいのかな〜と思うくらいの狭く貧相な谷だが取り合えず遡ること10分 遡行図にもある5M滝が登場する これで間違い無い事が判り少し安心といった感じになった さて5M滝だが中央を直登する事にするがホールドもあって見かけよりよりは簡単だ そこからまた平凡に戻って暗い渓中を遡ると前方が突然開け広くなった斜面を30Mくらいの斜滝が落ちている これが不動滝下の30Mだろう直登も出来そうだがこの後の事を考え右岸の樹林帯を残置トラロープを伝って越える


5M滝はホールド豊富で簡単 30M斜滝は右岸を登る

登り切るとメインディシュ不動下滝100Mの登場だ 傾斜は緩めだが遥か上方からゆっくりとS字にねじれながら落ちている それよりも今まで暗かった渓中が明るく開けた花崗岩のスラブ壁が広がるこの変化に驚かされるだろう
さあ登攀開始だまず傾斜の緩い10M程をフリーで登り最初の屈曲点でザイルを出し準備をする


圧倒的な不動下滝100M 不動下滝の上部は垂壁だ

今回もここからの3ピッチ登攀は詳細を書いていく事にしよう

1P30M: まずオールドクライマーさんがトップ、滝身の右から取り付き5M程登ったところからスパイダーマンチックにスラブに張り付いて15M程登ったところで残置のリングボルトにランニングを取る、その上は立っていて苦しいみたいだ どうやら先人は人工で突破しているらしい ナチュラルでは難しいらしく振り子トラバースで左壁に移って立ち木にセルフを取る
続いて僕、始めは簡単に登るが途中から北山公園を彷彿とさせるつるつるのスラブだ ごぼう気味に越えランニングを残して僕も振り子で左壁に移る そこからさらに10M程登るのだがリード状態なので落ちれない、慎重に立ち木まで登ってセルフを取る
続いて残してきたランニングの回収だ、オールドクライマーさんが懸垂で降りて回収、ザイルを固定してもう一度振り子で戻って完了 これで1P

2P30M: ここからもスラブが続く かなり細かい上にランニングが取れないらしくオールドクライマーさんも慎重に登っている 結局30Mほど騙し騙し登ってもう一度ピッチを切る 僕も登るがうーん細かい!まるで小赤壁のような細かいチップと草付を拾いながら登る これで2P


3ピッチ目は傾斜もキツク手強い 落ち口からのスーパーショット

3P40M: さあ最後のピッチ、ここは斜面も垂壁に近く一番手強そうだ オールドクライマーさんが行く、しかし中間の垂壁で考え込んでいる 後で聞いた話だが残置リングはあるのだが腐っていてとても体重をかけれたもんじゃない ナッツを埋め込むようなリスもなく思案していたそうだ こんな躊躇しているオールドクライマーさんは初めてみた! クライムダウンも苦しいみたいで暫く考えた後「左の立ち木にジャンプするんでお願いします」と言ってジャンプした 「うおー」って感じだったが無事に移れてホットした その後は壁と立ち木の間を直上して落ち口に立った
さあ次は僕だ 外傾したスラブを騙し騙し登るが中間の垂壁部分がつるつるでランニングの回収が怖い それでもなんとか回収して後は立ち木を拾いながら落ち口に到着した

振り返ると今までの景色と一変して遠くまで山並みが見渡せ 最高の気分になり無事に完登出来た事を称えあって握手を交わした ここで昼食とする


絶妙のバランスで乗る大岩 不動上滝が登場する

この先は一旦平流になるが大岩の横を越えるとまた傾斜がキツクなり滝場となると 不動上滝の登場だ 下の20Mは簡単に登り30M直瀑の下に出ると両岸に祠があり先人の苦労に思いを馳せる ここは左から来ている登山道を伝ってあっさりと上流へ 上流は水量も少なくなり小滝が連続するが途中難しそうな滝もあるが登って見ると意外とあっさりしていて全て直登可能で楽しく遡って行ける やがて明瞭な二股を右に入り暫く行くと水も切れ最後は藪の無い斜面をずんずん登って仙鶏尾根へ飛び出して終了となる 尾根からは周囲の山並みが見渡せ心地良いフィニッシュとなった


一見難しそうな5M滝だが 藪無しで仙鶏尾根に出て終了

さて下山だが仙鶏尾根を右に取り痩せた尾根を進む、野登山手前で直接車へ降りる道に入る予定だったが植林のせいか踏み後を見出せず無理するのも嫌だったので結局林道まで出てしまった 後は林道を下り鶏足表参道の標識を下って坂本集落に戻る

最後はお決まりの「さつき温泉」で汗を流して帰路に着いた どうもお疲れ様でした






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