10月の奥ノ深谷は十九ノ巻き?

渓谷の名称
奥ノ深谷
遡行日時
2000/10/14
ルート概要
駐車場(9:45)⇒奥ノ深谷出合い(9:50)⇒40M滝(10:30)⇒6M斜爆(12:00)⇒遡行終了点(13:00)⇒駐車場(13:50)
渓谷の概要
裏比良、明王谷の本谷と目される奥ノ深谷は別名「十九ノ滝」と呼ばれ短い間にいくつもの連爆を懸ける その一つ一つは独立していて品があり比良一の人気を誇る沢のメッカである
参加者
亀@管理人 / よるのちょうさん / トッポさん
所要時間
約4時間
天候
曇りのち晴れ
遡行グレード
★★☆☆☆(沢2級)
お勧め度
★★★★
写真室
無し
簡易マップ
作成中
備考
名神高速(吹田⇒京都東):1300円 湖西道路(坂本北⇒真野):410円 てんくう温泉:600円
地形図:花背・比良山1/25000


前日に寒冷前線が近畿地方を通過して一気に秋の深まりを感じたこの日 「今年の締めくくりに今年最高の沢へ行こう!」と言う事で比良の奥ノ深谷へ行く事になった

朝7時30分に何時もの場所(大阪駅)で2人と落ち合い これまた今年よく通ったルートで滋賀県の坊村を目指す 今日は11クライマー「トッポさん」のサポートもあり心強い、交通量は少し多いものの大きな渋滞もなくスムーズに坊村に到着、7月に来た時は車止めがあり林道に入れなかったが今日は無いのでそのまま出合いまで乗り入れる事にするが途中に雨かこの間の地震でか判らないが崩落した個所が何箇所かあり慎重に進む事10分くらいで出合いに到着、これで40分くらいのアプローチを短縮できた

身支度を整え出合いに架かる橋のたもとから沢身に下りると直に美しい釜を持った小滝が現れる ここからはもう連爆に継ぐ連爆で時の経つのを忘れ遡って行ける


身支度を整え出発 直に小滝が迎えてくれる

出てくる小滝を快調に超え7M滝と4M溝状滝を高巻くが巻き道はしっかりしていて安全だ 続く2段8Mは大岩の右壁をフリーソロ(2級くらい)上部のホールドが丸く持ちにくいが慎重に探せば適度にホールドがあり抜けられる


快調に遡って行く 2段8Mをフリーで登る

この後、谷は明るく開け右へ曲がって4段40Mを迎える これがこの谷の圧巻で階段状の岩場を豪快に落ちている 登り方だが、下の2段は右面を簡単に登っていける 3段目も右の急なバンドを上がるが4段目の手前で幅2〜3Mくらいの深い釜(緑色で底は見えない)に阻まれ詰まってしまう 3Mくらいだし「泳ぐか・・・」とトライするも腿上くらいまで浸かると身体がジンジンしてくる 夏場なら大はしゃぎで通過するんだろうけどこの日の水はそんな気も起こらない程に冷たい 「飛びついて壁に張り付くか?」とか色々考えるも結局答えが見つからず次回の再チャレンジを誓い2段目上まで戻って左岸を高巻くことにする


大滝を見つめる 飛びついて張り付くか?

4段目の上部で沢身に戻るとまたすぐに10Mくらいの直爆になるがこれも結局手が出ず左岸を巻き壁の立った次の7M斜爆ともども巻いて沢中に戻る この後も滝が続くが暫くは適当にかわしながら進んで行くと8Mの美しい直爆に行き当たる この滝は両壁が高くとても登れそうに無い遡行図には右の高巻きとあるが右壁にルートを発見出来ず左壁を高巻く事にする この高巻きは木の根を頼りに岩壁をかなり上がってからバンドをトラバースして落ち口に出るが高度感がありはっきり言って怖い 今までのしっかりした巻き道を考えると別のルートがあるのかもしれない


美しい小滝を越えて 8M美爆を望む

厳しい高巻きを超えてホッとするのも束の間 今度は6M斜爆が行く手を阻む滝身自体は傾斜が緩く登れそうだが広く深い釜が横たわっている この谷は全体的に深い釜を持った滝が多くこの時期は釜の突破がネックになってくる(単なる根性無しとも言う)泳げば簡単に取りつけそうだが寒い・・・ 「ここも巻くか・・・」何だかさっきから巻いてばかりだがこの冷たさでは根性が出ない「ここは十九ノ巻きだ〜」と言いながら左壁を高巻く


6M斜爆は美しい 高巻きから見る谷中

斜爆の上部は深い廊下になっていて降りる事は出来ずその上の9M滝、2段12M滝も一緒に巻くと両岸の尾根が低くなってきて核心部を抜けた事が伺える ここまでホント連爆で はっきり言ってどれがどの滝か遡行図を見ていても分からないくらいだ 実際の谷中と合わない文章もあるかも知れない

9M滝の上部からは一変穏やかになった渓谷を小滝や美しい釜を眺めながらのんびりと遡って行くと程なく右から登山道がよって来て遡行を終了する


核心が終わり快適に遡る 透き通った美しい釜

下山は登山道を40分程下るともとの出合いに到着する で、何時もの「てんくう温泉」へ立ち寄って疲れを癒す 今日は空いていてこれなら十分納得出来る価値ある600円だった






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